配信日:2015年6月9日
「新商品開発・ヒントビット」第143号
・・・‥‥…商品開発の「小さな・小さなヒント=ヒントビット」…………‥・・
100○◆ マツモト・新商品開発ヒントビット
■143○ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
30▼001 毎月第2・第4火曜日発行
・・・‥‥………………… by Japan Orientation ……………………‥・・・
2015年6月9日(火)
半歩前に
海外に行って、現地の人と楽しく話をするのが大好きです。何かおもしろそうな所に首を突っ込むことが大好きです。海外では、会話ができないのに、みんなが飲んでいるところに、OK?と言って入ってボディーランゲージで会話をしてごちそうになることがよくあります。国内の一人旅でも、隣席の人と話をしながら楽しんでいます。ときには名刺をもらい、その時の縁で長く続く人もいます。居酒屋では、仲間の輪がどんどん広がっていきます。外国から来ている人と友達になり、日本のいろいろを案内したり、おもしろい経験もします。
半歩前に進むと、いろいろな出会いがあります。
16日からハノイ、バンコク、ホーチミン、ダナンに一人旅です。仕事が7分、新しい出会いが3分の珍道中です。
【伝言】
◆第132回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2015年7月9日スタート。
132回は新テーマ≪新興成長国の商品開発・マーケティング≫≪ブランド戦略≫を追加、より充実したセミナーへ。
32年、3千人以上の商品企画・開発・研究の方々が学びました。
商品開発プロになるための実践練習場です。
“利益を生み出す新商品”を開発する、考え方、知恵・ノウハウを学ぶ。
好奇心に火をつけるセミナーです。
★新商品開発ヒントビット第143号
1.もののあはれ
「もののあはれを見つめる繊細な季節感。戦後の豊かさと引き替えに精神的なものを置き去りにしてきてしまった。」志村ふくみ。
2.成功体験が災いする
ソニーの平面ブラウン管「ベガ」の成功が薄型テレビに出遅れ、そこからソニーのテレビ事業は衰退した。過去の成功体験を捨てることは難しい。
3.屋台賑わいの原則 3.3坪、1対8の原則
10uの空間、店主1人、客席8席の条件が揃えば、初対面でも5分しないうちに会話が始まる。 八戸市で屋台を運営する中居雅博さん 朝日新聞2015.06.06。
4.薄暮マーケット
いまどきの夕方5時過ぎ、まだ明るく、夜に向かってドキドキワクワク時間、新しいマーケットが生まれるのでは。
5.季節感
季節によって味が変わる 新伊右衛門、もっと季節感を感じたい。
6.伝統衣装がおしゃれ
イスラムの女性のスカーフはおしゃれ、ユニクロがバングラディッシュの伝統衣装をモチーフにした婦人服が人気。
7.専門を決めてそれに集中せよ
スバルは「4輪駆動に」フォーカスした。もっとフォーカスしよう。
8.少しだけ
少しだけセンスがある。一般の人とは少しだけみるところが違う。少しだけが重要。
9.微笑
絶やさないようにしたい。ほほ笑みは人ネットワークを拡げる。
10.プロジェクトマネージャーを支える3つのP
patience(忍耐力)pride(責任感)passion(情熱)。
11.「知力」とは
コミュニケーション(伝達)とコラボレーション(協力)。今後は「脅迫」や「取引力」に代わる「説得力」が大事。
12.「論理」と「倫理」
資本主義の「論理」は「売れなければならない」。「倫理」は「売れればよいというものではない」。「論理」を超越する「倫理」的を考える。岩井克人氏。
13.喜び
便利で役立つのは当然として、生きる喜びを与えているか? 生きる喜びを提案できる商品を開発したい。押しつけではなく共感で。
14.基本は変わらない
事実に真正面から向き合い、誠実に対処する。自分がいまどんな立場にあるのか、どこに問題があるのかを真剣に追求することが必要。
15.新規事業はマーケティングだけでは成功しない
フィロソフィー、アンチテーゼ(業界を変えるのだ)などの主張がなければ成功しない。消費者の生の声に基づく支援をバックに、創業者としての想いがなければ成功しない。丸田芳郎 元花王社長 講話