1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第302号

配信日:2012年1月5日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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    ■□ 第302号 Table of Contents □■
      ◇マツモト・新商品開発ミネラル
      『アドバスターズ編集長、ウオール街占拠の仕掛人 カレ・ラースンさんインタビュー』
      『再考エネルギー 哲学者 梅原猛さん』
      『明崩壊への警告 インタビュー2012 時空を超える地理・歴史学者 ジャレド・ダイアモンドさん』
      『イザベラ・バード』
      『民主主義とは 問い返す島』

◇伝言
第115回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2012年2月9日(木)スタートです。ぜひご検討、参加を。
トータル・マーケティングの視点から、商品開発を実践的に深く学ぶ『場』です。利益を生み出す新商品、ニーズ開発、商品コンセプト開発、テスト手法、ネーミング・パッケージング、導入プランづくり、導入後のフォロー。商品開発の全てが学べる6日間36時間のセミナーです。今までに28年3000人以上の参加。

2012年1月5日(木)
2012年新しい時代の予感がします。予感の気づきを今年も発信していきます。
私は今年も、遊ぶ・学ぶ・働くに精進したいと思っています。
遊びは、国内・国外の一人旅に出かけ、知らない人たちと話をし、お酒を飲み、交換をしていきたいな。映画も、映画館で月3〜4本は楽しみたいし、ボクシングにも励みたいです。
学びは、昨年は読む本がたまっていたので新しい本は買いませんでしたが、今年はどんどん買って読むことにしたいです。企業の人たちとの学び合いの「場」もせっせとやりたいですね。「気付きから変化の本質を発見する会」「マーケティング・イノベーションを語る会」など、どしどしやりたいですね。日本オリエンテーションをオープンの「場」にしていきますので、いろいろな研究会を企てませんか。大歓迎です。
働くは、「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナーを充実させていきます。毎回、いつものように30人から40人の方が参加し、参加者の触発が得られるようにしたいです。また、マーケティングのイノベーションに磨きをかけて、企業、社会に役立つ提案をしたいですね。一歩一歩着実に歩んでいきます。今年もよろしくお願いします。

■『アドバスターズ編集長、ウオール街占拠の仕掛人 カレ・ラースンさんにインタビュー』
★気づき
 春になったら『ロビン・フッド税』の実現を目指す。『占拠』の前は『ノーバイ・デー(無買日)』『デジタル解毒デー』。世の中の間違った常識に異議を唱える雑誌『アドバスターズ』。日本に期待しているのは、『成長一辺倒なモデルの限界を世界で早く体感した国だからです。高度成長を経てバブル崩壊と20年の停滞。日本の困難を欧州や米国は遅れて経験している。今求められているのは壮大な構想力。経済成長が止まった後にどう経済を持続させられるか解を日本が見つけてくれたら。』
朝日新聞2012.1.1

★コメント
持続社会をどう設計するか、日本が精進、努力、深化させなければ。
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■『再考エネルギー 哲学者 梅原猛さん』
★気づき
 原発事故は「文明災」。自然との共存に帰ろう。文明が変わらなくてはいけない、文明を基礎づける哲学も変わらなければならない。現代の科学技術文明を基礎づけたのは17世紀のフランスの哲学、つまりデカルトですね。科学が発展すれば、人間は自然を奴隷のように支配できるという哲学が世界の哲学、人類の思想になった。原発事故は文明の災害である。哲学が今や大きく揺らいでいる。原子力は人間の力を越えるエネルギーであり、結果としては悪魔のエネルギーですね。脱原発は歴史の必然。太陽の恩恵をよりうまくいただく、それが新しい科学。自然エネルギーを安価に手に入れられるように、自然との共生と言う思想に変えなければ。日本には、動物、植物、鉱物も皆仏だ。「草木国土悉皆成仏」、日本の国土の2/3が森である。西洋文明は森の神、フンバを殺すことでした。歴史家トインビーは「17世紀になってイスラム文明に代わり、科学技術文明を生んだ西洋諸国が世界を征服し、日本のようにいち早く科学技術で近代化した国が栄えた。しかし、21世紀には非西洋諸国が科学技術文明を取り入れながら、自分の伝統原理にもとづいて新しい文明をつくるのであろう。」「過剰な消費生活を慎むべき。自然ネネルギーを利用して、『もったいない』精神で生活する。」
哲学者 梅原猛さん
朝日新聞2012.1.1

★コメント
 日本の文明論が、世界の先端になりつつある。日本人はそれを自覚し、自然との共生をはかり、伝統をよりよく見直し、自信を持って発信をしていかなければ。
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■『明崩壊への警告 インタビュー2012 時空を超える地理・歴史学者 ジャレド・ダイアモンドさん』
★気づき
 重大な環境問題と人口の問題を抱えている国と、政治的に不安定な国はほぼ一致している。今の文明の環境・人口問題は12に分類 自然破壊、漁業資源の枯渇、種の多様性の喪失、土壌浸食、化石燃料の枯渇、水不足、光合成で得られるエネルギーの限界、科学物質汚染、外来種の被害、地球温暖化、人口増、一人当たりのエネルギーの増加。その一つでも対策に失敗すれば50年以内に現代の文明が崩壊の危機に陥る。これらの課題を解決すると思える科学技術も、予期せぬ問題を引き起こす。日本が安定した社会でありつづけたのは、沢山の雨、暖かな気候、農地の生産力や森林の復元する力が高かったことも条件。経済格差に目をつぶればアメリカは立ち行かなくなる。社会や文明が突然の天災から受ける影響は限定的。放射能の危険性と同時に二酸化炭素の危険性も考えるべき。「現実的になる」ことが重要。最善の道は持続可能な道。先進国の人々が資源やエネルギーの消費を落とす。一方、途上国の人々は消費の水準を上げる。これが「現実的」。具体的崩壊の道は、少しずつの悪化と大きな衝撃の組み合わせ。最悪なイメージは「ソマリア」化、世界全体が持続できるような努力を。
朝日新聞2012.1.3

★コメント
 シャレド・ダイアモンドさん、わかりますよね。名著「銃・病原菌・鉄」の著者です。共感です。私たちの身の回りに、崩壊の12が身近に迫っています。身近な生活から見直していくことがだいじでは。 
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■『イザベラ・バード』
★気づき
 NHKBSプレミアム 1月4日(水)明治初期、東北を旅したイギリス人女性、イザベラ・バードの「日本奥地紀行」をもとに、今の日本を振り返る「微笑みの国の物語『時代を江戸に巻き戻せば』」という番組をやっていました。イザベラ・バードは通訳一人を連れ、旅をしました。当初、日本人の外観、道徳、 生活を否定的に見ていたが、旅をする中で、日本の自然の美しさ、人々の優しさ、治安の良さ、清潔さの感銘を受け、「ここは東洋のアルカディア(理想郷)です」と称賛した。今、その美しさが衰退していく様も取り上げていました。

★コメント
 自然と共生していく、日本人の生きる知恵を見直す最後のチャンスでは。もっと自然と触れ合い、学ぶことが人間、地球再生に一歩では。
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■『民主主義とは 問い返す島』
★気づき
 多くの民主主義国が問題を解決できなくなっている。主権者が投票を重ね、政権党や指導者を変えても、格差は広がり原発の将来は決まらない。民主主義が何故壊れているのか。50年以上選挙を行わない島、瀬戸内海の西の端に浮かぶ大分県姫島村。人口2200人、漁業が主産業。「行政ワークシェアリング」40年以上前、若者の流出に悩んだ村長が「役場の給料を押さえて、その分多くの若者を雇う」。今では島民の11人に1人が村職員。村の貯金にあたる基金は22億8千万円、2010年度の一般会計予算を上回る。村長は民主的ではないという意見に「民主主義には選挙が必要だけれど、現実には選挙のための政治になっていないでしょうか。」選挙のために村長が変われば、行政ワークシェアリングは実現したか。合併を避け、予防医療を重視し、車エビ養殖を辛抱強く支えることができたのか。
朝日新聞2012.1.1

★コメント
 民主主義の根本が問い直されている。間接民主主義から直接民主主義か?間接民主主義と直接民主主義のAND化を模索していくことが解決に近づく道では。
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◆土日朝一番の映画
「エル・ブリの秘密 世界一予約の取れないレストラン」監督クレオン・ヴェツエル
レストラン「エル・ブリ」のオーナーシェフのフェラン・アドリアの新メニュー開発チーム。「料理は五感を楽しませること」に、いろいろなハイテクを使ったメニューの開発プロセス。新商品開発のヒント満載。

「無言歌」監督ワン・ビン
文革前のゴビ砂漠の収容所に、労働改造を命じられた人たちの悲劇と、苦しんでいる人の尊厳。中国の隠された歴史の物語。死んだ人間と生き残った人間。共に悲劇です。

「ステキな金縛り」監督三谷幸喜
落ち武者幽霊が裁判の証人として出廷。幽霊が見える人と見えない人のギャップがコメディーになっている。二日酔いで見たせいか、あまり笑えなかった。残念。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第302号(2012/1/5) (c) 1999Japan Orientation
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