1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第454号

配信日:2019年4月2日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
・・‥‥…………………… by Japan Orientation ………………‥・・・

    ■□ 第454号 Table of Contents 松本プラス忽那□■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『身体感の回復』
      『幸福感』
      『男性原理と女性原理』
      『顧客購買代理人』
      『消費者の商品の7つの見方』
      『消費者視点でわくわく商品開発のススメ:「商品コンセプトがイメージ出来るモノ(試作品)を作る」忽那公範』

<伝言>
第150回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
☆既存のプログラムは150回でキリが良いのでこれで終了にしたいと思っています。
新規プログラムで再開するかは、考えていますが未定です。
今までに受講された方々、受講を勧めてくれた皆さんに感謝です、ありがとうございました。
商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーを心がけてきました。
最終150回は、2019年4月18日スタートです。


◆花王のヒットメーカーが指導する、わくわく商品開発・社内研修会
担当コーチ 忽那公範
商品開発“活性化”プログラム、短期集中で商品開発力が飛躍。
花王で次々ヒット商品を生み出した、元花王のヒットメーカーが、一体になって指導、サポートをします。
○新しく市場創造が出来る商品を提案。
○担当している商品の価値を高める。
詳細はお問い合わせください。
office_j@jorien.com

わくわく商品開発社内研修会・講師紹介(PDF 86KB)

2019年4月2日(火)
 2019年4月1日
*新元号が「令和」に決まった、どのような時代になるかは私たちの努力にかかっている。「利己的」な時代ではなく「利他的」な時代にしたい。
*働き方改革が施行。世界で仕事をして行くためには、プロになることが必要。プロになるために会社の業務とは別に、関心興味があるテーマを追求する「シャドー・ワーク」にトライすることが必要では。
*外国人労働者の受け入れ拡大、いろいろな国の人たちと個人的に友達になる、多様性は自分を拡げる。
*桜の花の下、夫婦で朝食を食べました。20年を超える我が家の花見です。朝の桜の木の下は、爽やかで澄んでいて気持ちがよかった。

≪マツモト・商品開発ミネラル454号;アーカイブス7≫
アーカイブスです、19年前のマツモトミネラルの読み直しです。
2000年にどのような発信をしていたのか?
コメントに、追加のコメント*をつけました。

■『身体感の回復』
★気づき
*生命体としての身体;誕生,呼吸、死、魂、自然との回路
*運動体としての身体;筋肉,パフォーマンス
*変容体としての身体;成長、変身
*自己回復体としての身体;ホメオスタシス、平衡、反射、自律神経、自己修復、白血球、リンパ腺、抗体
マツモトミネラル第14号2000年04月14日

★コメント
 身体感を感じる商品を開発したいと思っています。死んでいる商品は魅力がありません。
*バーチャルな社会になればなるほど、身体感を感じる生活が大事になってくる。
生命感にあふれ、躍動する運動体、変化し成長するなど、身体感の回復は面白いテーマでは。

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■『幸福感』
★気づき
*モノ持ちからヒト持ちへ
*懐かしさ
*一人一人の幸せ
*シンプル感、フツー感
*外面に対して内面
*「聖」感
*「時」のゆっくり感
マツモトミネラル第14号2000年04月14日

★コメント
 いくつかの幸せ感です。これからは幸せの時代です。
*豊かさは「モノ持ち」、どんな商品を持っているかによって豊かさを表現、幸せは「ヒト持ち」、どのような家族、友達、仲間を持っているかが幸せにつながる。
家族、仲間の関係をよりよく保つ、メンテナンスする商品は魅力になるのでは

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■『男性原理と女性原理』
★気づき
1、男性原理
「精神」の独立性が強く、固定的でかたいもの、目に見えるものを思考する能力
2、女性原理
「こころ」の融合性、流動的でやわらかいもの、目に見えないものを信じる能力、「こころ」のすみかが「愛」
3、男性的傾向性:自尊心
4、女性的傾向性:ナルチシズム
マツモトミネラル第12号2000年03月15日

★コメント
 片方だけでは人間は貧しくなる。しかし「性のらしさ」の中で分化にさらされている。「両性具有原理」の喪失が悲劇を生む。
*成長の時代は男性原理で動くが、今の成熟時代は女性原理が優位、女性マインドを取り込んだ商品が成功するのでは。

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■『顧客購買代理人』
★気づき
 商人の原点は売ることではなく消費者に変わって仕入れたり、商品を作らせること。お客さんの代理人として行動し、商品の目利きとなることがいつの時代にも大切。(林 周二氏)
マツモトミネラル第13号2000年04月01日

★コメント
 「BtoC」に対して「CtoB」の発想が重要です。Webの時代のマーケティング成功のキーワードです。
*販売促進は、企業がどう売るかの企業視点、購買促進は、消費者にとっての買いやすさを提案すること。足のサイズが左右違えば、サイズの違う靴を提案する。お客の視点から考える。

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■『消費者の商品の7つの見方』
★気づき
1、人は見たいものしか見ない、また見えない
2、観察力の違いではなく、興味関心の違いである
3、写真のように客観的に見るのではなく、主観的にしか人は見ない
4、ただし事実を指摘されれば、直ちにそのように見ることができ、またそれは固定する
5、見ることは感じることであり、人は無意識のうちに好き嫌いを瞬間的に判断する
6、どう見ていいかわからない、感じられない判断できない、数多くの感覚領域が残されている
7、そのような場合、うまく示唆されればその見方が、その人固有のものとして固定してしまう
マツモトミネラル第15号2000年05月01日

★コメント
 見たいと思わせるには、関心を持ってもらうには、態度を変容させるには、好きだと思ってもらうには、深層を刺激するには、好意を固定するには、どんなことを考えなければいけないのか。考えてみてください。
*人は無意識、第一印象で好き嫌いを判断している。なぜ好きか嫌いかと問われた答えは、後付けかもしれない。無意識、第一印象を刺激することがヒット商品を産むのでは。

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■『消費者視点でわくわく商品開発のススメ:「商品コンセプトがイメージ出来るモノ(試作品)を作る」忽那公範』
 商品のアイデアを思いついた時に、真っ先にすることは商品コンセプトを作ることだと思います。次は、技術コンセプトを作ることだと思います。新しい提案のある商品の場合、どう使うのか?どんな形なのか?といったイメージがなかなか伝わらないことがあります。商品コンセプトがイメージ出来るレベルの試作品を早く作ると商品の完成度が高まると同時に関係者がわかりやすくなって、仕事のスピードが早くなります。案外、自分でも、見たり、触ったりしているうち、どんどん考えが変わったり、膨らんできたりします。
この試作品は、それほど真面目に完成度を高めなくても構いません。ハンズ、ロフト、ホームセンター、ドラッグなどで売っている商品を買ってきて、ちょっと細工してもいいです。ただ、商品を3つくらい買ってきて、使い方はA商品、効果はB商品、使用感はC商品といった説明だと、相手に伝わりません。自分が考えているほど、相手は考えていませんし、その商品を理解しようとしません。この試作品のレベルを高めることが、実は、効率よく商品化する秘訣かもしれません。
注意点は、試作品作りに時間とお金をかけすぎないように。試作品を作ることが目標になって、仕事が遅くなります。
わくわく商品開発研究所 忽那公範(くつな きみのり)
https://www.wakuwakuken.com/

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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『バジュラントおじさんと、小さな迷子』
監督;カビール・カーン 
キャスト;サルマール・カーン、ハルシャーリー・マルホートラ インド映画。
インドとパキスタンの緊張関係の中でのドラマ。パキスタンの声がでない少女がインドで迷子になり、インド人のおじさんが、少女をパキスタンに送り届ける苦難の物語。
ヒューマン&ユーモア ホッとする映画でした、オススメです。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第454号(2019/4/2) (c) 1999Japan Orientation
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