配信日:2019年7月16日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第461号 Table of Contents 松本プラス忽那□■
◇マツモト・商品開発ミネラル
『AND化』
『これからのマーケティング』
『精神的な満足』
『これからの健康観』
『人類滅亡を防ぐため科学技術に制限を』
『消費者視点でわくわく商品開発のススメ:「上司への対応」忽那公範』
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2019年7月16日(火)
コンサルティングからセミナー
コンサルティングの経験を私なりに体系化して、セミナーに。
最初の「商品開発プログラムのたて方」セミナーは、広野穣さん、江川朗さんの応援を得て、60時間コースでスタート、二人の先輩講師が大変参考になりました。感謝です。
しかし、長すぎて、すぐに松本単独の30時間に短縮、しかし話し足りなくなり、現在の36時間に定着。
それから35年経ちました。
コンサルティングのクライアントの人から、松本さんはどうして、他の先生のように断定しないのですかと聞かれ、私は、絶対はないので、私はこう思う、皆さんはどう思いますか、のスタイルを通しました。
もう一つのスタイルは、マーケティング、経済学、心理学、哲学、宗教学、神経生理学、動物行動学、行動経済学などをもとにした「人間学」の視点で、企業の内部にいると、見られない新しい視点で、価値の創造、市場、消費者・生活者を捉えていくことを考えていました。新しい視点の提示です。
商品開発はアートとサイエンスの融合についても、仮設、検証なども大切にしました。
親子2代の受講者が3組、セミナー参加者同士の結婚が3組、3回36時間のセミナーを聞きに来てくれた人など、楽しい思い出です。
参加者のネットワークを大事にし、懇親会、その後の二次会、三次会にも参加。35年途切れることなく続けてこれたことは、リピーターを中心に3,000人以上の方々の支持が得られたことだと大変感謝をしています。
≪マツモト・商品開発ミネラル461号;アーカイブス14≫
アーカイブスです、19年前のマツモトミネラルの読み直しです。
2000年にどのような発信をしていたのか?
コメントに、追加のコメント*をつけました。
■『AND化』
★気づき
AかBのどちらかではなくAとBの両方が重要。「変化と安定」「慎重かつ大胆」「低コストで高品質」「綿密な計画と臨機応変」「創造的な自主性と徹底した管理」「未来への投資と目先の利益の追求」「価値観を大切にする理想主義と利益を追求する現実主義」
マツモトミネラル第28号(2000/11/15)
★コメント
これからの生活スタイルはANDが重要になるのでは。1週間前の新聞に、医者であると同時に弁護士である人の記事が出ていましたが魅力的な生活スタイルでは。私はマーケッターであると同時に居酒屋のおやじもおもしろいと思っています。
*機能性と情緒性の融合、OLD とNEWの融合、理性 と感性の融合、西と東の融合、テクノロジーと神秘との融合、自然と人工の融合、都市と自然の融合 、遊びと仕事の融合、男と女の融合、心と体の融合、有機的なるモノと無機的なるモノの融合、いろいろな「AND化」を考えてみてください。
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■『これからのマーケティング』
★気づき
これからはマスマーケット(マーケティング)とニッチマーケット(マーケティング)の組み合わせが重要になる。
マツモトミネラル第27号(2000/11/1)
★コメント
ニッチからイノベーションが生まれる。無駄、小さい、いかがわしいもの、などをだいじにしていきたいと思っています。
ニッチはこれからのマス・マーケットであり、マスは成熟マーケットである。
*ニッチの成功条件は、絶対的な必要性がある、製品の完成度が高い、マーケット・シェアは30%以上を。
ビッグ・ニッチ。グローバル・ニッチを狙うのも面白い。
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■『精神的な満足』
★気づき
生活の「質」が問われる。みんなで、いやし、慰め、単純な喜び、ファンタジー、ロマンス、ユーモア、ファン(遊び)などの内面的価値
マツモトミネラル第28号(2000/11/15)
★コメント
商品を開発し、売ることから、新しい経験、体験を創り出し提供することがこれからの開発では。
*ファンタジー;空想の世界と現実を合わせ鏡のようにすることで表れてくるそうした感情は、すぐれたファンタジーが呼び起こす。
人々が無意識に共有しているイメージを呼び起こすのが神話の力であり、ファンタジーの力だ。
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■『これからの健康観』
★気づき
肉体的にも感情的にも快適さへの関心が高まってくる。
「あなたの健康によい」から「これはあなたの生活にとってよい」へ。
健康の日常化、ヘルシー化、持続化、カジュアル化(即効性に対して持続性訴求を)。「身体」を作るから「人生」を作るへ。
マツモトミネラル第28号(2000/11/15)第27号(2000/11/1)
★コメント
「快便」「快食」「快眠」が重要な健康テーマでは。
これからの健康は、「健」メイン「美」サブからの「健美」から、「美」メインから「健」サブの「美健」の方が魅力があるのでは。
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■『人類滅亡を防ぐため科学技術に制限を』
★気づき
・人造病原体と知能化ロボット、人間を排斥、存在を脅かす
・能力100万倍のコンピューター、情報そのものが兵器に
・問題は構造的なもので、決して個別的なものではない
・危険な技術を防ぐ5つの原則
(朝日2000.8.28,29米サンマイクロシステムズ創設者ビル・ジョイ氏)
マツモトミネラル第26号(2000/10/14)
★コメント
米国サンマイクロシステムズ創設者ビル・ジョイ氏が言っているから興味があります。アインシュタインが核反対運動をしたことと共通性があるのでは。
*これからのイノベーションが起こるとされる分野は、DNA,AI,ロボット、電池、ブロックチェーンと言われているが、メリットのみに目が向きがちだが、デメリットにも細心の注意を図らなければいけないのでは。
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■『消費者視点でわくわく商品開発のススメ:「上司への対応」忽那公範』
上司からの信頼を得ることは、プロジェクトを推進するうえでとても重要です。
いくつかポイントがありますが、例えば、トラブルが生じて、上司から、「どうなっているんだ?」と言われることがあった場合、ありがちなのが、「わかりました」と言って、一生懸命に問題解決しよう、いろいろな部署に確認したり、データを集めたり、状況を整理した資料を作って、完璧な資料をまとめてから、数日後に、報告する人が多いと思います。
でも、そんなに頑張ったのに、遅いといわれて、こんないっぱい仕事をしたのに上司はわかってくれないと思う人が多いと思います。
完璧な仕事に時間かけるより、途中経過を早く言うことが大事です。
いい方法は、言われて1時間くらいで得られた情報を口頭でいう。そして、24時間以内に、全体の仕事の予定、流れ、この時点でわかったことを報告するのです。そうすれば、上司は、自分のことを信頼してくれます。信頼を得られれば、あとは、ちょっと時間たってから報告しても、機嫌よく聞いてくれます。同じ仕事をしていても、早く、的確な報告をすることで、がらっと印象が変わります。1つのテクニックです。
わくわく商品開発研究所 忽那公範(くつな きみのり)
https://www.wakuwakuken.com/
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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『新聞記者』
硬派の社会ドラマ、松本清張の世界を思い出す。
現政権に打撃を与える、不都合の情報を操作する、内閣官房と内閣情報調査室の官僚と、真実に情熱を持つ新聞記者との葛藤。
今の政権下で起こっている、いろいろな闇を想起させるような内容で、なまなましい。ドラマではあるが内閣官房の暗部をあぶり出した傑作では。
演技派女優シム・ウンギョンと松坂桃李が好演。
東京新聞記者・望月衣塑子の同名ベストセラーを原案。
硬派のドラマが好きな方には超オススメです。
『COLD WAR あの歌、2つの心』
映画は話題作、冷戦下ポーランド、才能のある若い歌手とピアニストの15年の恋、パリに亡命したピアニスト、パリでのジャズピアノ、クラブのカウンターで「ロック・アラウンド・ザ・クロック」に合わせて彼女が踊り狂うシーンの躍動感は圧倒的だ。
女性に振り回されたり、出会ったり離れたりの繰り返し。
映像と音楽が哀調に包まれ刺激的だった。おススメです。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第461号(2019/7/16) (c) 1999Japan Orientation
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