配信日:2011年12月27日
「新商品開発・ヒントビット」第66号
・・・‥‥…商品開発の「小さな・小さなヒント=ヒントビット」…………‥・・
◆65◆ マツモト・新商品開発ヒントビット
○△66 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
64▲▼ 毎月第2・第4火曜日発行
・・・‥‥………………… by Japan Orientation ……………………‥・・・
12月27日(火)
2011年最後の「マツモト・ヒントビット」です。
今年は、溜まった澱(おり)がぼよぼよと浮かんできたような感じがしています。長年の溜まった澱を見つめ直し、人間と自然の回路を回復して、澄んだ清らかな社会にしていきたいと思っています。
【伝言】
◆第115回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2012年2月9日(木)スタートです。
トータル・マーケティングの視点から、商品開発を実践的に深く学ぶ『場』です。利益を生み出す新商品、ニーズ開発、商品コンセプト開発、テスト手法、ネーミング・パッケージング、導入プランづくり、導入後のフォロー。商品開発の全てが学べる6日間36時間のセミナーです。
★新商品開発ヒントビット第66号
今回は、原研哉さんの「日本のデザイン」(岩波新書)から15のヒントを頂きました。
1.日本人の感性資源
繊細、丁寧、緻密、簡潔。日本独創で世界に発信したいですね。
2.これからのクルマ
賢い小ささ クールな日用品としてのクルマへ。
3.電気自動車は
ガソリン車は「行く」という能動性、電気自動車は「スムーズに移動する」。
4.クルマは情報ツール
クルマは移動するツールだけではなく、情報ツールとしてのコミュニケーション性へ。
5.未来のクルマ
性能のよいクルマを手にすれば、自然の中で暮らし、クルマの中で仕事までする人が登場してくる。
6.デザインとは
デザインとは、モノを介して暮らしや環境の本質を考える生活の思想。
7.合理主義とは
合理主義とはモノと機能との関係の最短距離化。モノは機能だけでなく愛着も。
8.日本の簡素は
シンプルとは異なる日本の簡素はエムプティー=何もない それは求心力である。
9. 持たない豊かさ
持たない豊かさ、何もないという簡潔さこそ、高い精神性や豊かなイマジネーションを育む温床。
10.日本の家の輸出
日本の家を輸出する 靴を脱ぐことによって身体と環境との新たな対話性を生み出す。
11.縦から横へ
縦から横へ、集合知のネットワークを。
12.観光−文化の遺伝子
旅館の魅力を再認識する。
13.関係性へのデリカシーが重要になる
関係性へのデリカシーが重要になる、「オープンネス」「シェアリング」に対する感受性を高める。。
14.自然の触発力
石、紙の触発力、白さ、張りそして華奢、センスウェアを磨く。
15.それを魅力的に味わうか
漆器にしても陶磁器にしても、問題の本質はいかに魅力的なものを生み出すかではなく、それを魅力的に味わうかが重要。