1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・ヒントビット」

新商品開発15のヒント!(12/13)

配信日:2016年12月13日

「新商品開発・ヒントビット」第173号

・・・‥‥…商品開発の「小さな・小さなヒント=ヒントビット」…………‥・・
100○◆    マツモト・新商品開発ヒントビット
■173○   発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
30▼001        毎月第2・第4火曜日発行
・・・‥‥………………… by Japan Orientation ……………………‥・・・

2016年12月13日(火)
年末にあたって
年末年始の新聞を熟熟読してみると、時代・市場・生活価値観の変化が見えてくる。ぜひ熟熟読をしてみてください。12月2日の日本経済新聞 第2部「次の10年 波頭の先に」もおもしろいです。
今年の反省もする良い機会です。
よくやった、おもしろいこと、楽しくやったことは何だったか。わたしは若い人たちとの触発の機会をたくさん持ったこと。企業の若手、マネージャー、役員の人、リタイアした人たち、フリーで活躍している人たちとよく話し、いろいろなアイディアを頂きました。感謝です。
反省は、好奇心が弱くなってきている。もっと社会に、世界に眼を向けて行きたい。
これからの目標は
ベトナムのスタートアップの人たちをサポートして、成長していくのを支えたい。ベトナム・マーケッターを育て、マーケティング・セミナーの講師、コンサルタントに育てる。
皆さんの2016年はいかがでしたか。2017年の目標はいかがですか。

【伝言】
第138回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー12月15日スタート
第139回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー2017年2月16日スタート
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー。
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです。
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです。
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです。

★新商品開発ヒントビット第173号

1.象のチャート
所得が増えたのは一握りの金持ちと、台頭した中国などの中間層。増えなかったのは先進国の中間層。ニューヨーク市立大学ノブランコ・ミラノビッチの分析。この先進国の中間層がグローバル化に懐疑的になり、政治批判を先鋭化させた。これからもこの流れが続くのか?新しい中流が先進国で生まれるのか?

2.ポスト・トゥルース(Post truth)
オックスフォード英語辞典の「今年の単語」に決まった。客観的な事実が世論形成にあまり力を持たず、むしろ感情や個人的心情への訴えかけの影響が大きい、という事態を指す。英国の欧州連合離脱、米大統領選挙。感情の時代なのだ、感情にコミットメントするかが重要か?

3.ぼんやりした不安
芥川龍之介の遺書、今の時代も同じではないか。

4.「で」から「が」へ
居酒屋 専門メニュー勝負、いろいろ「で」いいから、焼き鳥「が」食べたいへ。

5.カミソリの通販
米ダラー・シェーブ・クラブをユニリーバが買収。カミソリと替えのカートリッジを低価格で定期購入できるビジネスモデル。今、サポートしているベトナムでもスタートしました。

6.ヒットは
普通という一線を超えることによってヒットが生まれる。作品を作る気持ちが大事では。

7.国内市場の拡大
訪日外国人が2020年までに4000万人目標 15年の平均滞在日数が6日間とすると、4000万人÷60の人口増加になり、66万人の人口増加に値する。

8.なぜ今アニメが人気なのか
ファンタジーが求められているのか?「君の名は。」はまだ見ていないので見てみます。

9.触発空間
これからのオフィスは触発空間にしなければ。固定した空間ではなく、いろいろな人と出会い、話し、触発をする空間に。

10.リスク「損」する可能性を
人は将来に得られるかもしれない「得」よりも、今持っているものを失いたくないという「損」に囚われる動物。リスクをとってチャレンジしたい。

11.面白いことを
面白い水道の蛇口を作って売り上げ2割アップ、組織も活性化「カクダイ」。ネットで見るとそのユニークさがわかります。

12.「グローバルトレンド2030」
米政府の国家情報会議が近未来を予測したレポート。要旨の訳がネットに載っています。一つの参照になるのでは。

13.未来食堂(神保町)
未来の普通が生まれているのでは。あつらえ、ただめし、まかない、さしいれのシステムがユニーク。

14.高齢者の高齢化
今から9年後に、日本は4人に1人が75歳以上という超高齢化社会になる。高齢者が幸せに暮らすことの創造を。

15.アフリカ
「アフリカは極めて広大な大陸で、その多様性を理解することが第一歩だ。54カ国の状況は極めて異なる。ナイジェリア、南アフリカなどの大国と、小国では大きな違いがある。国際市場に輸出する天然資源を持つかどうかも、構造的に大きな違いを生む」アフリカ市場のクラスター化が必要では。ポール・コリアー氏 オックスフォード大学教授
日本経済新聞2016.12.02

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