1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・ヒントビット」

新商品開発15のヒント!(4/25)

配信日:2017年4月25日

「新商品開発・ヒントビット」第181号

・・・‥‥…商品開発の「小さな・小さなヒント=ヒントビット」…………‥・・
100○◆    マツモト・新商品開発ヒントビット
■181○   発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
30▼001        毎月第2・第4火曜日発行
・・・‥‥………………… by Japan Orientation ……………………‥・・・

2017年4月25日(火)
直感、直観、勘
ひさかたぶりにテレビドラマを観た。TBSの「小さな巨人」、警察の内部物語。その中で気になる言葉は「勘」、「わたしの勘です」「犯罪だと勘で思う」など。
マーケティングの世界でも「直感」「直観」「勘」は、主観に基づく仮説づくりにとって大切。
直感とは「物事を瞬間的に感じ取ること」。そのための好奇心のアンテナを高くしよう。 直観とは「物事の本質をいきなり直接的に見抜くこと」。時の変化の流れを読む、断面を観る、未来から観て今を位置づける。
「勘」とは、現象から原因を探るのが知性で、さらに原理を導き出すのが理性。原理を持って次を予測することが「勘」になる。先見性とは正しい観察と鋭敏な勘を備えていることを言う。
将棋の羽生善治さんは邪念を捨てて直観に帰る、簡単に、単純に考える事の大事さを述べている。「直観には邪念の入りようがない。長く考えるというのは道に迷っている状態なんですね。『勝ちたい』とか余計な思考も入ってくる。だからいくら考えてもわからないときは最初に戻って直感にゆだねることがよくあります」。
「直感」「直観」「勘」を鍛えよう。努力をしよう。

【伝言】
第141回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー7月6日スタート
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー。
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです。
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです。
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです。

★新商品開発ヒントビット第181号

1.GEのファストワークスでは
「とりあえず小さく早くやってみる」ことを奨励。「パソコンのソフトのように、ビジネスもどんどんバージョンアップしていかなくてはいけない。いったん完璧なものを作ったら数年間はそれで大丈夫という時代ではない」というわけです。

2.Courage 勇気とは
Courage is grace under pressure.勇気とは、窮地に陥ったときにみせる気品のことである。Ernest Hemingwayアーネスト・ヘミングウェイ
修羅場でも気品を。

3.価格の戦略的適用
フオーチュン誌上位500社のような大企業が使っている技術を、上位5000社まで購入できる価格で提供する。

4.売価−コスト=利益
努力してコストを下げることによって利益が生まれる。アジア価格と競合する時代。

5.リバイバル需要
スキー、キャンプ、ボウリング 復活の兆し 朝日新聞2017.04.18
リバイバルだけでは復活しない、リバイバルプラス新しさを。リバイバル&ニュー。

6.手作り商品のウェブ販売店
国内、海外の眠っていた人材資源の復活 アメリカのエッツィ社。

7.対応する
企業にとって短期的な変動に対処する方法の一つが、長期トレンドへの対応を計画すること。

8.金正恩の髪型は
表参道で同じ髪型を見た。なんと言う髪型で、何を表現しているのか?

9.ネガティブ・マーケット・アプローチの活用を
伸びているPB商品に対して、自社ブランドのネガティブ・マーケットで狙う。自社ブランドを買わない理由の発見と、求めている効用を持ったPBの開発で、自社のトータルシェアを高める。ネガティブ・マーケット・アプローチの活用を。

10.日本オリエンテーションは
日本オリエンテーションは「世間」の外にいなければ。「非世間」と「世間」とをつなぐ役割をしたい。

11.内界
携帯電話より、個人的な、内面的な世界が外界に対して露出されている。外界という概念がなくなって、内界のみになるのではないか。人前でのキス、電車の中での飲食、化粧。

12.30代主婦感覚
独身感覚を失いたくない30代独身主婦。独身時代楽しく忙しく充実した生活をしているOLは、結婚して子供を生む余裕がない。結婚した後でも独身時代に蓄積した生活感覚を失いたくない。

13.デジタル化
デジタル化が進むと予定調和の世界を崩し、偶然の不意打ち化が起きる。ブラックスワンの時代。

14.死
死期の美学を今から見つける時代。一種の尊厳死。死を捉え直すことが、生をいきいき生きさせることでは。

15.商品開発は運動と一緒
練習すれば上達する。しかし練習不足で試合に出るから失敗する。毎日変化の気づきをメモする、コンセプトシートをたくさん書いてみる、店頭で他社の商品を評価してみる練習を。練習は試合のように、試合は練習のように。

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