配信日:2017年11月14日
「新商品開発・ヒントビット」第192号
・・・‥‥…商品開発の「小さな・小さなヒント=ヒントビット」…………‥・・
100○◆ マツモト・新商品開発ヒントビット
■192○ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
30▼001 毎月第2・第4火曜日発行
・・・‥‥………………… by Japan Orientation ……………………‥・・・
2017年11月14日(火)
27,470
私が生まれた日から今日は27,470日になります。どうにか1日1日を積み重ねてきたかな。月・年で考えないで、日にちで考えていくと、1日1日が充実してくるかも。これからも急がず慌てず、好奇心を持って積み重ねていきたいです。
ベトナム、シンガポールに行ってきます。
15、16日「143回商品開発プログラムのたて方36時間セミナー」がスタート。
19日から29日までベトナム;ダナン、ホーチミン、今回はハノイには日程から行けません、シンガポールに行ってきます。このごろホーチミンをハブにして、東南アジアに行っています。LCCを使用すると往復8,000円から15,000円で行け、便数も多いので便利で安いです。次回はカンボジア、ラオス、ミャンマー、そしてインドに行きたいと思っています。
【伝言】
◆第144回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー2018年月2月22日スタートです
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー。
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです。
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです。
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです。
★商品開発ヒントビット第192号
2001年、生活者の変化はどの方向に・どこまで来ているのか?のレポート『開発視点30』を作りました。いま読んでみてもヒントになるので取り上げました。今回は健康編です。
1.体内の純化・浄化を実感させる
過剰・過食の現代生活において身体に溜まった不純物を中から浄化したいという健康欲求が高まっている。ゆで卵のようなツルリとしたきれいな体内・身体表面が求められている。
2.社会時間から自然時間へ
人間が本来持っている体内時間・生物としての時間と社会生活での時間との間にズレが生じ、それをストレスと感じている。生き物としての時間を取り戻すための「自然環境との回路」が必要とされている。
3.COHOという理想的生活
Country Office High-tech Office
農村・田舎に居を構え農耕をする一方、ITを駆使して知的生産活動ができる。カントリーライフ&都市的ハイテクビジネスライフの良いとこ取りは、相互補完し合い、現代人のメンタルヘルスをバランスよく支える健康的理想生活。
4.質感をとらえる力を取り戻す
微妙な質感をとらえる感性力が健康を測る。「冷たさ」をどれだけ別表現できるか、という表現力や感受性が開発のポイント。視覚・嗅覚だけではない「触覚」から快さと健康感を。温度変化・微細な凹凸感・流動・ひっかかりを感じさせる商品の提案へ。
5.個島願望
現代社会においては人との関わりは喜びではなくストレスのもととなることが多くなっている。わずらわしい人間関係のない、自分だけの自由な世界・状態への欲求が高まっている。この欲求を満たすサービス・商品開発は健康産業の一端を担う。
6.ケアによるキュア
人との関わりあいなど社会環境からくるストレスを強く感じる人が増えている。現代においては植物や動物(人間以外)を世話(ケア)をすることで自分自身が癒される(キュア)。ガーデニング・ペット以外にもこの文脈をもつ商品へのニーズは今後も大きい。
7.スクイーズ産業
今の生活では「だるい」「ぐったり」など疲労ばかりで、ここちよい「へとへと感」を体感する場がない。「現代の疲労」から脱出するには「本物の心地よい疲労」を得ることが大切となる。病み付きになる疲労・かっこいい疲労など魅力ある疲労が開発のポイント。
8.人生の楽園
社会全体が成長に向かって突き進み、それに迷いもなく従ってきた。そのスピードをふとゆるめた時に見えてくる人生の多様なあり方・幸せを夫婦で見出すことができた状態。特に団塊以上の年代では人生のリストラを手助けするために夫婦の絆の確認をするため、夫婦二人で行う健康行動が求められているのでは。
9.ハンデのカジュアル化・雑貨化
従来の医療器具など弱者のハンデを隠すものにはじめじめしたイメージがあったのでは?「ハンデ」を隠す・マイナスをゼロにするために使われていたモノ・コトの価値を、カジュアル化・雑貨化することで、ライトな「美」に置き換えること。
10.Don‘t Think ! 商品
IBMの社是の「Think!」が象徴するように、体を動かすことよりも机の前で頭を使うことが多い現代はストレスが蔓延している。頭を使いすぎている日常から離れ、「何か」に没頭することが心身の健康を取り戻す。
11.「自分圏」を持つという健康
自分の趣味や思い出の品々で自分の世界・居場所を作り、心おだやかで健康的な生活をおくっている状態・生き方。そしてそれを周囲に表現するための商品は、その人と周囲を融合させる市場となるのでは。
12.ウエイト・レス
「待つ」ことがストレスになっている。日常生活のストレスはボディーブローのように効いてバカにならない。小さなストレスの解消が必要で、スムースに違和感無く進むことの気持よさが大切・・ワンアクションで服用できる薬・電化製品など。
13.減療生活
成人病から「生活習慣病」に名前が変わったことで、日々の健康維持に対する意識が高まった。日常健康生活がスタンダードになることにより、less商品が商品の新標準になるのでは?
14.民薬
氾濫する薬やサプリメントの中で、身近なものにある知恵や力を見逃しているのでは?自然にあるものや食品を利用した庶民の知恵により育まれてきた薬を大衆薬のブランドとして活用する。
15.タイムコンシューミング商品・産業へ
長寿化により定年後実に20〜30年の新たな時間が待っている。ここを有意義に過ごす為に仕事以外で何か夢中になれるものを持つことが人生を健康に生きるコツ。心を遊ばせ、自己を回復させるための商品・産業の開発・発展へ。