1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・ヒントビット」

新商品開発15のヒント!(6/25)

配信日:2019年6月25日

「新商品開発・ヒントビット」第229号

・・・‥‥…商品開発の「小さな・小さなヒント=ヒントビット」…………‥・・
100○◆    マツモト・新商品開発ヒントビット
■229○   発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
30▼001        毎月第2・第4火曜日発行
・・・‥‥………………… by Japan Orientation ……………………‥・・・

2019年6月25日(火)
 コンサルタントの道
コンサルティングの仕事で、事務所を運営して行けるようになって45年になります。
 きっかけは、私の唯一の師匠筋にあたる、コンサルタントの広野穣さん (ひろのみのる故人)から、松本さんは画家になるのか、画商になるのかを問われ、画家になることを決意。アートとロジカルと愛情が融合したすごいコンサルタントでした。私にとっては大きな出会いでした。
 最初はどうやるのかがわからず、まずは企業をノック、その時代は大手企業しかマーケティングに力を入れていれていないので、大手の企業ばかりノックし、「マーケティングのR&Dをしている事務所」「人間学をベースにマーケティングをする事務所」ですと売り込み。いろいろな考え方を提案しました。
 初めは不審がられ、2回目訪問の終わり頃に、今度昼飯をご一緒しませんかのお誘いを受け、何回か訪問していると夕飯にどうぞと誘われ、そして、今、こんなことを考えているので一緒にやりませんかと声を掛けられ、嬉しい思い出です。
 ライオン歯磨きの部長の奥正彦さん(故人)、当時は珍しかった、アメリカのMBA卒のマーケッターでした。いろいろお世話になりました。資生堂で仕事をすると父親に言ったら、なんでお前は化粧品を使っていないし、化粧品のこともよくしらないし、なんでお金をもらえるのか不思議ではなく不審がられました。

 まだいろいろのエピソードがありますが、次回で報告します。

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【伝言】
◆『わくわく商品開発をする触発―みんなで話し合う会』
今回のテーマは『商品開発を深く掘り下げ、極める』
松本勝英(日本オリエンテーション)と忽那公範(元花王)の共催
わくわくしながら触発し、商品開発、マーケティングのアイディアを得る『場』です。初めての方も半歩足を前に出してご参加ください、歓迎です。
今回のテーマは
『商品開発を深く掘り下げ、極める』
・失敗成功の分岐点は
・魅力のある商品開発
・共感を作るには
・チームをやる気にさせるには
・壁をどう超えるか
などなど、皆さんの課題解決を中心に、話し合って行きます。

日時;7月1日(月)19時から21時
場所;喫茶室ルノアール 新橋汐留駅前店 会議室(2F)
参加費;1,000円(会場費、飲み物)※食事はありません
申し込みは、6月27日(木)まで、日本オリエンテーション(以下アドレス)へご連絡下さい。
office_j@jorien.com

★商品開発ヒントビット第229号

1.AI時代の生き残り術
「自ら考える努力、継続を 意味捉える力を磨け。それは読解力と論理力です。他の人と働くのであれば、コミュニケーション能力がそれなりにあれば、どんな世の中になっても怖いものはない。この3つの基本さえできれば、機械との競争には負けない。機械は意味を理解しませんから。労働市場で引く手あまたでしょう」
新井紀子氏国立情報学研究所教授 日本経済新聞 20190617

2.鈴木敏文の名言
時代が変われば、欲しいものも変わってくる。だから、公式をつくることはない。時代にあったものを提供し続けることです。変化に敏感になる構えが必要。

3.アイコンタクト
赤ちゃんと国内でも海外でも、いつもアイコンタクトをするように心がけています、オキシトシンが分泌され温和になるのかも、犬と見つめ会うと同じように。親しみを持ったアイコンタクトが大事では。

4.リアル店舗の魅力
オンライン店舗が対応できない実店舗での体験を重視すること。具体的には、店舗の創造的なデザイン、スタッフの丁寧なアドバイス、商品・サービスのお試し体験など。丁寧なアドバイスを磨くことが大事では。

5.コマツの広告から
人間の道を作るなら動物の道も作れ。〜ドイツの森が、そうかたりかけている気がした〜アウトバーンを作るときに「アニマルブリッジ」と呼ばれる動物の橋をつくる コマツの広告から。ドイツは環境の哲学を持っていることが、このような橋を作ることにつながっているのでは。

6.カンブリア宮殿(テレビ東京)を見て
カンブリア宮殿(テレビ東京)を見ているとやる気の刺激になる
バックナンバー、地球の健康を守る!サンキュードラッグ社長平野健二、
2人合わせて164歳グリル満天星社長三宅尚典 総料理長窪田好直、
「土佐料理」名付け親土佐料理 司 社長竹内太一、
楽しくなければスーパーじゃない サミット社長竹野浩樹、
などなど、みな想いを持った経営者たちでした。

7.ベトナム
特筆すべきは消費市場の中核をなす中間層の急増だ。2030年には全世帯の49%が中間層となり、1世帯当たりの年間可処分所得が5000〜1万5000USD(約55万〜164万円)で、2018年と比べて+33.8%増加すると見込まれる。調査会社ユーロモニター(Euromonitor)による。魅力市場として進化中。

8.見えぬ駆け込み、消費不安
前回消費増税時と対照的、住宅・車、動き乏しく、一方で、駆け込みが乏しいことが消費の弱さを映すとの見方も出てきている。5月末に実施した内閣府の景気ウオッチャー調査では「連休明けから、最悪の消費状況」(北海道の商店街)などと厳しい声が出ている。日本経済新聞 20190618
消費の欲望が量から質に変わってきているのでは。

9.高齢者
14日が年金支給日に当たるため、ディスカウントストアなどにとって消費が盛り上がる。知りませんでした、14日がチャンスの日なのだ。

10.米中対立にアジア協調
マレーシア首相マハテール。同感です、アジアが結束して米中対立の解決の提案をしていくことが必要では。

11.どちらが支持を受けるか、機能ノンアルコールビール
「からだを想うオールフリー(サントリー)」、「パーフェクトフリー(キリン)」どちらが支持されるか? ワンクリア・セリング訴求の方が強いのでは。

12.なるべくストレスを与えない
低温調理は湯せんや炊飯器の保温機能を使って、比較的低い温度で加熱するというもの。肉や魚のみずみずしさを保つ。低温調理はノンストレス調理、ぬる燗もノンストレス。できるだけストレスを与えず、素材本来の力を生かす調理が必要では。
23日の日曜日に低温調理でローストビーフを作りました。

13.人間が専門化していることによって、アルゴリズムにより置きかわりやすくなっている
弁護士、医師などの仕事もアルゴリズム化されてしまうのでは。アルゴリズムが支配する社会になるのでは。「アルゴリズムが世界を支配する」クリストファー・スタイナー著を読んでみたらいかがですか。

14.缶詰のイメージが変わってきた
便利で安い缶詰から、知的節約アイテムに変わってきた。衰退商品もポジショニングを変えると再生できるよい例では。

15.頭脳資本主義
知的労働の価値が一層高まり、「頭脳資本主義」が進展する。これは松田卓也・神戸大名誉教授の言葉で、労働者の頭数でなく、その知性のレベルが企業の収益や一国の国内総生産(GDP)を決定づけるような経済を意味する。
人口減少は、教育レベルを引き上げ、研究開発を促進して「頭脳」を高めることで克服できる。クリエーションのプロを目指すことが重要になってくる。
プロになる意志と活動にトライですね。

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