配信日:2015年4月7日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第375号 Table of Contents □■
◇マツモト・商品開発ミネラル
『(文化の扉)はじめてのだし 食材のすべてを生かす和食の基』
『ネーミング&パッケージング』
『3つの過剰』
『生命のリズム』
『異端の美しさ感じ取る』
<伝言>
◆第132回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
7月9日スタートです。ブランド戦略、新興国の商品開発を追加予定。
◆商品開発カウンセリング
◆商品開発社内教育
2015年4月7日(火)
いまハノイに来ています。
3月22日からホーチミンで新規事業立ち上げの下調べ、順調。
プノンペンでは日本企業の進出の可能性チェック、大いに可能性有り。
アンコールワットで4日、クメール人の素晴らしさを感じました。
ビエンチャンでは、ラオスの起業家と話し合い、メコン圏、アジアを支える人材開発で共感。
ハノイでは、日本に留学後ハノイで起業している人とディスカッション。
いろいろ触発されています。
4月11日帰国後、すぐ「商品開発プログラムのたて方36時間セミナー」がスタート。
72歳、楽しく触発の探検をしています。
■『(文化の扉)はじめてのだし 食材のすべてを生かす和食の基』
★気づき
日本のだしは異色だ。フランスや中国の料理は生の肉や骨を長時間煮出す。たとえば、そのだしによって作られたソースはメーンの食材に香りを付けるために使われる。一方、日本の四つの天然素材は乾燥状態。短時間で煮て、メーンの食材の味を邪魔せずに引き立てることに徹する。なぜ、独特のだし文化が生まれたのか。
大きな役割を果たしたのが、精進料理。もともとは禅宗の僧侶の食事で、食べることも料理も修行という教えを実践するためのものだ。肉食、強い香りを放つ食材は避けるから野菜が中心。植物性の食材を食べやすくするため、だしの力で味付けしたと考えられる。
「大切なのは、生かす心です」。妙心寺の塔頭(たっちゅう)、東林院(京都市)で精進料理の教室を開く西川玄房住職は言う。野菜や海藻も「命」。「頂く以上、食材そのものの味や色を引き立て、すべてを生かしきらなければならない」と語る。食材の持ち味を楽しみ、見た目の美しさにこだわる。こうした価値観はだしの文化とともに、いまに伝わっている。(高橋昌宏)
朝日新聞2014.01.19
★コメント
素材の力を生かす発想がいいですね。素材の力、味の特徴を深く理解することから生まれてくるのでは。和食の原点、文化も伝えて行きたいですね。
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■『ネーミング&パッケージング』
★気づき
消費者が企業・商品に対して良いイメージをもつ場合、「ネーミング」が最も効果がある。ネーミング52%でトップ、2位は「キャッチコピースローガン」46%、3位は「パッケージ(形状、色、素材など)32%。シルバー層に商品を売り込む際にはネーミングがより重要。ネーミングに対して、「好ましいイメージを思い浮かばせる」50%、「親しみやすい」45%、「製品の特徴を思い浮かばせる」44%、「シンプルで発音しやすい」42%。60代では「親しみやすい」が64%ととびぬけて多い。
日本経済新聞2010.02.25
★コメント
ネーミングは欲しい買いたいのフックになり、リピートするためのキーになり、他の商品との差別化を明確にする。もっと力を入れたいですね。本を読んでいたり、新聞を読んでいたり、人と話している時にネーミングのヒントがたくさんあります。魅力的で独自なネーミングバンクを作ってみたらいかがですか。
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■『3つの過剰』
★気づき
世界には「3つの過剰」というリスクがある。“米国の過剰消費、中国の過剰投資、欧州の過剰流動性”。米国は大幅な経常赤字を出しながら世界経済を支えているが、所得収支も赤字に転落した。中国も高すぎる成長率を引き締められていない。今後もこうした不均衡が一時的に市場を脅かすことはあるだろう。
日本経済研究センター 主任研究員 市川信幸氏
日本経済新聞2007.03.09
★コメント
顕在している不安ですが、なぜか目を向けていない。過剰が地球環境にも大きな負荷をかけている。過剰からノーマルへ舵をきらなければ。
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■『生命のリズム』
★気づき
生命はリズムの循環に支配され、かつ駆動されている。肺の起伏、心臓の鼓動、筋肉の収縮、神経の鼓動、セックスの律動、これらはすべて生命を刻むリズムであると同時に、私たちに自分の命の実存性を確認させる音である。つまり、音楽とは私たちが外部に創りだした生命のリズムのレファレンス。音楽とは生命のメトロノーム。
福岡伸一 分子生物学者
日本経済新聞2008.10.09
★コメント
人間のリズムと商品のリズムが合わないと異和に感じたり、使い勝手が良くなくなる。人間のリズム、リズムの変化をもう少し研究することが必要では。1日、月、年のリズムの変化も重要では。生命感覚をもっと大事にしたい。
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■『異端の美しさ感じ取る』
★気づき
異端の美しさ感じ取る 岡本太郎は日本列島のあちこちに旅をし、東北と沖縄に、いわゆる日本の美といわれるものとは、まったく異なったダイナミックな美の世界を見出していきます。下北半島・恐山のイタコについて、「目の見えない障害者として差別されている。にもかかわらず、1年にたった数日だけ、あの世からの消息を伝える聖なる役割を持った聖なる人として迎えられる」といっています。
そこでは、聖俗二つの極が入れ替わるんですね。異形の体がもっている聖なる力とか、普通の人が届くことのできない世界に突き出していく身体の力。そうしたものを我々は今、どこかで否定しようとしているのではないか。人間のもっている幅や多様性が、均質化を求める時代の暴力によってどんどん窮屈に狭められていく。
東北芸術工科大学大学院長 赤坂憲雄氏
読売新聞2007.8.15
★コメント
野生の本能に目覚める、感じる、そこには力がある、エネルギーがある。異型、異和を感じる感性を持ちたい。
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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
メコン圏探求中のため映画を見ていません。帰ったら観たい映画が多数あります。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第375号(2015/4/7) (c) 1999Japan Orientation
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