１９７０年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

配信日：2016年1月19日

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・■■■　　　　　　　 商品開発・マーケティングの
・■□■　　 ＭＡＴＳＵＭＯＴＯ・新商品開発ＭＩＮＥＲＡＬ
・■■■　　　　 発行者：日本オリエンテーション 松本勝英
　　　　　　　　毎月第１・第３火曜日発行（創刊 1999/10/01)
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　　　　■□ 第393号　Table of Contents □■
　　　　　 ◇マツモト・商品開発ミネラル
　　　　　 『2016年 世界の10大リスク』
　　　　　 『シャオミの戦略』
　　　　　 『美しいと思う大和言葉』
　　　　　 『ワークスモール』
　　　　　 『2016年ベトナムのチャネルの変化』

＜伝言＞
◆第134回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2016年2月4日スタート　年4回のプログラムです。
★商品開発プロになるための実践練習場です
★“利益を生み出す新商品”を開発する、考え方、知恵・ノウハウを学ぶ
★好奇心に火をつけるセミナーです
◆商品開発カウンセリング
◆商品開発社内教育

2016年1月19日（火）
タイトだったが、楽しかった。
1月5日から16日までベトナム ハノイ、ホーチミンでマーケティングセミナー3回、カウンセリングを6件、交流会を2回。ちょっとタイトでしたが、楽しいベトナムライフでした。
セミナー・カウンセリングを通じて共通したことは、ターゲットの限定化・明確化不足。曖昧で、広げすぎる。先ずは核ターゲットを明確にし、そのターゲットへの魅力・生活メリット・大変うれしいを開発する。コンセプトの明確化です。コンセプトを元にトータルのマーケティング展開をしていけば、成功の可能性が高い。プラス、想いとイノベーション・マインドを注入できれば。
アドバイスすることが分かってきたので、これからも意義ある発信ができるのでは。
疲れて帰って来てよく寝た。ベトナムで遅くまで飲みすぎたかな。

■『2016年 世界の10大リスク』
★気づき
【2016年 世界の10大リスク】
1. 希薄化する各国間の同盟（The Hollow Alliance）
2. 門戸を閉ざすEU（Closed Europe）
3. 先行きが不透明な中国経済（The China Footprint）
4. ISを筆頭に広がるテロ活動（ISIS and “Friends”）
5. サウジアラビアの王国内外の不安定（Saudi Arabia）
6. 政治思想・意思を持つテクノロジストの台頭（The rise of technologists）
7. 予想外の行動をとる国の指導者たち（Unpredictable leaders）
8. ブラジル政権の変化により訪れる不景気（Brazil）
9. 経済成長速度鈍化により新興国で増す国民の政権への不満（Not enough elections）
10. 悪化するトルコの安全性とビジネス環境（Turkey）
国際政治学者イアン・ブレマーのユーラシアグループ　2016年1月4日発表

★コメント
　欧米の同盟関係が弱まる。英国は中国、フランスはロシア、ドイツはトルコとの関係を強化、ISによるテロの拡大、閉じていくEU、サウジ、イランの中東の動きが大きな影響を与える、中国も大きな影響を与える。地政学的変化が大きく経済に影響を与えるので注目。

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■『シャオミの戦略』
★気づき
1. オタクに支持される「ずば抜けたハイエンド商品」に絞ってトップシェアを目指す
2. オタク・ユーザーと友達のように信頼を深めて「ファン」を作る
3. ソーシャルメディアの「口コミ」で宣伝すれば、質の高い製品やサービスを低コストで提案でき、広範な市場でも競争力が得られる

★コメント
　典型的なスキミングポリシーで、影響力ある市場でトップになり下の市場に拡げていく。メディア環境を徹底的に活用していくことも重要。消費者の共感の物語をどう作るか。

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■『美しいと思う大和言葉』
★気づき
1. 思いをはせる　親愛の情も表現　2. おかげさま　お互いを助け合う 3. ときめく　不思議と耳に心地よい 4. 慈しむ　深い情感を表現 5. 心尽くし　細やかな心遣い　繊細さ、思いがこもる 6. たたずまい　醸し出す雰囲気も 7. ひたむき　忍耐強く、ひたすらそれに打ち込む 8. おすそ分け 9. 心を寄せる　好きよりも心が大きく動く 10. つつがなく　何事も起きずにふんわり包みながら、聞きての想像力にも働きかける、より情感を漂わせる表現
朝日新聞2015.12.05

★コメント
　日本人の繊細な機微を感じる言葉です。商品のコンセプトを作るときに活用するとおもしろいと思っています。

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■『ワークスモール』
★気づき
　マイクロソフトの製品開発は「ワーク・スモール」を合い言葉に数人のチームを編成、そのうち年齢に関係なく能力本位で「オーナー」に指名。

★コメント
　スタートアップの時は、ワークスモールで。両者の特徴を生かし、欠点をカバーするテニスのダブルスのようなチームを組むのもおもしろいのでは。

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■『2016年ベトナムのチャネルの変化』
★気づき
　2016年はチャネルの変化が加速する年ではないかとも感じています。元々伝統的小売店が圧倒的なシェアを占めているベトナムですが、2015年に続き、2016年もデパート、スーパー、コンビニの出店ラッシュが続きます。そこに加わるのがオンラインチャネルです。市場は前年比数十％の伸びを見せており、大手ECの売上の半数はスマホからに移っています。先日行われたアメリカのブラックフライデーを模倣したオンラインのみの１日限定プロモーションでは、売上が25億ドルと昨年の同イベントから３倍増えたそうです。個人でネットショップ等を展開する若者なども増えており、オンラインを含めた消費者のチャネル選択肢が更に増える一年となりそうで、企業側のマーケティング方法も変革を迫られそうです。
Asia Plus社長 黒川賢吾さんのベトナム起業＆ビジネスブログより

★コメント
　ベトナムで出会った、Asia Plus社長 黒川賢吾さん。ベトナムで消費者観察、市場観察による生の情報を提供していて、大変おもしろいです。黒川さんに了承を得たので転載します。ベトナムの流通がどう変化していくかは、日本企業が参入する時の大きな要因です。当日使用の買い物をしているベトナムの行動にどのような変化をもたらすか、また地下鉄もどのような変化をもたらすか、大変興味があるところです。

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◆土日朝一番の映画　映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
ベトナムに行っていたので観ていません。観たい映画がたくさんあるので、どんどん観たいと思っています。

日本オリエンテーション主宰　まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■　第393号（2016/1/19）　(c) 1999Japan Orientation
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