1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第419号

配信日:2017年9月5日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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    ■□ 第419号 Table of Contents □■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『「キャッチャー」の存在』
      『チャールズ・ダーウィンの言葉』
      『スマート会議を始めよう』
      『食の製造小売りモデル 福島屋、生産者巻き込む』
      『作詞家憲法15条 阿久悠』

<伝言>
第142回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
9月14日スタート、現在26名の参加
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー
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☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです。
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです。
商品開発カウンセリング−新しい風を吹かせる「場」です
商品開発社内教育−発想刺激の「場」です

2017年9月5日(火)
行ってきました、行ってきます。
 夏の休みは、楽しく意義ある休みでしたか。私は、一人旅を楽しみました。
札幌に行く予定があり、直接行ってそのまま帰るのはつまらないので、釧路へ。
馴染みの炉端で旧交を温め、「セント・アンドリュース」というバーを発見、オーナーと楽しむ。厚岸蒸留所が出来る話で盛り上がる。すばらしいバーでした。
単線、1両、1日2便の釧網線を楽しみ、網走では寒い中3軒の居酒屋が満員で入れず、やっと見つけた4軒目で歓待される。
網走から旭川まで、65歳で定年、初めて北海道を回っている人と合流。これからをどう生きるかの人生論を1日たっぷり話し合う。札幌では、セミナー参加者と楽しく触発。行ってきました。
 9/17から9/30までホーチミン、クアラルンプール、ダナン、ハノイに行ってきます。クアラルンプールでは多文化の融合を感じ、ベトナムでは起業を目指す日本留学生と触発をしたいと思っています。

■『「キャッチャー」の存在』
★気づき
 イノベーションが知と知の組み合わせの妙だとすれば、新しい知を探索して経営陣に投げ込む(提案する)「ピッチャー」が必要だ。だが、ピッチャーが投げてきたボール(新しい知)を受け止める老練なキャッチャーが社内にいないと、イノベーションは実現しない。
多くの大企業は元気な若手社員をシリコンバレーに派遣したり、ベンチャー企業と交流させたりする。そうした活動を通じて得た知やアイディアを経営陣に提案するのだが、提案しただけで終わってしまいがちだ。若手が提案してきた内容を誰もがわかるようにかみ砕き、その実現に向けて社内調整をする―。キャッチャーのこうした役割は、大企業でのイノベーションには欠かせない。
(新風 シリコンバレー)伊佐山元 WiL共同創業者兼最高経営責任者
リスク取れる環境作りを
日経産業新聞 2017.7.4

★コメント
 キャッチャーの必要性を強く感じる。触発できる相手になる。とかくアイディア・キラーになりがちだが、アイディアを育て、人材を育てる役の人は貴重。コンサルタントの役割の一つとして、私はキャッチャーを目指していたが、良いキャッチャーだったかな?

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■『チャールズ・ダーウィンの言葉』
★気づき
 生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。
It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.
Charles Darwin チャールズ・ダーウィン イギリスの地質学者、自然科学者

★コメント
 強くなくても、知的でなくとも生き残れる。変化を感じ敏感になり、変化を受け入れる柔軟性が大切。直観を磨き直観を信じることも大切では。

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■『スマート会議を始めよう』
★気づき
 グーグルのビデオ会議サービス「ハングアウトミート」。グーグルアプリに会議の日時を設定し、参加者で共有、30分単位でビデオ会議ができる。時間が限られているので、集中、意思決定の速度が上がる。出先からも参加でき、在宅勤務者も参加が可能。
日本経済新聞 2017.06.26

★コメント
 会議の革新が重要、とかく会議のための資料づくりに時間がかかり、だらだら会議は最悪の雑事。コミュニケーションツールとして活用してみると面白いのでは。日本は合議の国だが、会議が多すぎるのでは?

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■『食の製造小売りモデル 福島屋、生産者巻き込む』
★気づき
 スーパーで販売している食材を材料にしたメニューをレストランでも楽しむことができる「複合型経営」に特色がある。もう一つは、食のSPA(製造小売り)モデルで、「自主MD(マーチャンダイジング)」を経営方針としてきたから。自主MDとは提携農家や加工メーカーから商品を全量買い取り、しかも開発のリスクを全て自社で担う方式である。
日経MJ 2017.6.11

★コメント
 小売り・サービス・メーカーの際が魅力的。統合して新しい6次産業化を目指すと、新しいビジネスモデルが生まれるのでは。

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■『作詞家憲法15条 阿久悠』
★気づき
1.美空ひばりによって完成したと思える流行歌の本道と、違う道はないものであろうか。
2.日本人の情念、あるいは精神性は「怨」と「自虐」だけなのだろうか。
3.そろそろ都市型の生活の中での人間関係に目を向けてもいいのではないか。
4.それは同時に歌的世界と歌的人間像との決別を意味することにならないか。
5.個人と個人の実にささやかな出来事を描きながら、同時に社会へのメッセージとすることは不可能か。
6.「女」として描かれている流行歌を「女性」に書きかえられないか。
7.電信の整備、交通の発達、自動車社会、住宅の洋風化、食生活の変化、生活様式の近代化と、情緒はどういう関わりを持つだろうか。
8.人間の表情、しぐさ、習癖は不変であろうか。時代によって全くしなくなったものもあるのではないか。
9.歌手をかたりべの役からドラマの主人公に役変えすることも必要ではないか。
10.それは歌手のアップですべてが表現されるのではなく、歌手もまた大きな空間の中に入れ込む手法で、そこまでのイメージを要求していいのではないか。
11.「どうせ」と「しょせん」を排しても、歌は成立するのではないか。
12.七・五調の他にも、音的快感を感じさせる言葉数があるのではなかろうか。
13.歌にならないものは何もない。たとえば一篇の小説、一本の映画、一回の演説、一周の遊園地、これと同じボリュームを四分間に盛ることも可能ではないか。
14.時代というものは、見えるようで見えない。しかし時代に正対していると、その時代特有のものが何であるか見えるのではなかろうか。
15.歌は時代とのキャッチボール。時代の飢餓感に命中することがヒットではなかろうか。
『生きっぱなしの記』阿久悠・著

★コメント
 深いですね。既存の事柄を?を持ってみる。商品開発者として味わってみる言葉がたくさんあります。自分版商品開発15箇条を作りたい。

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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『パターソン』
ジム・ジャームッシュ ファン待望の長編映画。日常を詩的に、みずみずしく描かれ、ジム・ジャームッシュの世界が心地よい。絶対オススメです。

『ブランカとギター弾き』
俗と聖の映画 スラムの絆が輝く。母親を金で買うことを思いつき、盲目のギター弾きと旅に出る。大人は子供を買うけれど、なぜ子供は母親を買えないのかの叫びに、現実が凝縮している。写真家として活躍する長谷井宏紀の監督デビュー作品。オススメです。

『少女ファニーと運命の旅』
子供たちだけでナチ支配下のドイツからスイスへ旅する実話。子供たちの勇気とけなげさに共感。オススメです。

『エルELLE』
人間を裸にしたら、このような人間も多いのかな。私の映画の好みでは、嫌いな映画ですが、これも映画。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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