配信日:2017年10月3日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第421号 Table of Contents □■
◇マツモト・商品開発ミネラル
『CST社、渋滞解消へ スイス 490キロ結ぶ地下物流網 30年にも』
『SNSで費やす時間が長い人の方が寿命が長い』
『持続可能な寿司屋 アメリカで開業』
『「人材大国」インドの核心 多様な意見束ねる適応力』
『フレーミング効果』
<伝言>
◆第143回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
11月15日スタート
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです。
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☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです。
◆商品開発カウンセリング−新しい風を吹かせる「場」です
◆商品開発社内教育−発想刺激の「場」です
2017年10月3日(火)
ベトナムからマレーシアへ、そしてまたベトナムへ
ホーチミンからクアラルンプールに行って、またホーチミンに戻り、ダナン、ハノイを回って帰ってきました。
ホーチミンをハブとして東南アジアに行くのは、便利で安価でオススメです。
ベトナムの起業家とディスカッションをしていて感じることは、優秀な人を束ねる超優秀な人材の必要性です。
■『CST社、渋滞解消へ スイス 490キロ結ぶ地下物流網 30年にも』
★気づき
【フランクフルト=深尾幸生】スイスで都市間を結ぶ全長490キロメートルの貨物用の地下トンネル構想が動き出した。同国の小売りや物流などの主要企業で構成するカーゴ・スー・テラン(CST)社が、2030年の営業開始を目指す。スイスでもネット通販の普及で貨物量が増え、渋滞が深刻化している。実現に向けてはハードルが高いが、都市の姿を変える可能性を秘める。
フランス語の社名は直訳すれば「地下の貨物」。その仕組みはこうだ。まず地下20〜50メートルの深さに直径6メートルのトンネルを掘る。トンネルの中には電動ベルトコンベヤーが3レーン走っており、パレットに載せた荷物を時速30キロメートルで運ぶ。
日経産業新聞 2017.8.28
★コメント
課題を解決するには、改良では解決できない。システムの革命を起こさなければ。すごくて面白い発想です。
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■『SNSで費やす時間が長い人の方が、寿命が長い』
★気づき
SNSで費やす時間が長い人の方が、寿命が長いことが明らかになったというのだ。ノースウェスタン大学のポスドク研究員がまとめた研究で、学術誌に掲載されたため、その結論を巡って賛否両論が巻き起こっている。この研究によれば、オンラインを通じて知人や友人と活発なやり取りをしていると、健康にとって良い効果が得られることが明らかになったという。健康長寿のためにSNSは欠かせない、というわけだ。
★コメント
なるほど、そういう根拠か。退職して人的ネットが少なくなった人には当てはまるが、しかし過剰になればマイナスがでてくる。適度をどう守れるかが大事では。
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■『持続可能な寿司屋 アメリカで開業』
★気づき
ワサビはオレゴン州産、コメもカリフォルニア州のコシヒカリ。絶滅危惧種の使用を避けるため、ハンさんはカリフォルニア州のモントレーベイ水族館が開発した持続可能な魚介類を見分けるアプリ「シーフードウオッチ」を頻繁に確認する。
アプリでは魚介の種類を入力すると、絶滅が懸念され「避けるべきだ」には赤、現状問題ないが改善の余地がある場合は黄、問題がない「最善の選択」には緑のマークがつく。たとえばウニでも米メーン州産は赤だが、カナダ産は緑。オホーツク海や日本海北部のズワイガニや毛ガニ、タラバガニなども赤だ。対象の魚介類は1138種で、そのうち赤は406種、36%を占める。緑は284種と最も少なく25%にすぎない。対象数は毎月更新する。
★コメント
食の世界も「持続可能な開発目標SDGs」を意識しなければ。SDGsの目標2:飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する。チャレンジです。
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■『「人材大国」インドの核心 多様な意見束ねる適応力』
★気づき
世界各地で通用、今や世界的に有名なインド工科大学では毎年大量の優秀な人材が輩出されるが、優秀な人材も互いに足を引っ張るならば結局、会社や組織の発展につながらない。逆にいえばもし足の引っ張り合いをやめさせ優秀な人材を束ねられる超優秀な人物が現れれば、インドは大きな力を発揮できるし、超優秀な人物は世界中どこに行っても通用するということになる。
アジア経済研究所南アジア研究グループ長 近藤則夫
日本経済新聞 2017.8.12
★コメント
ベトナムでも強く感じる、束ねる人材の不足を感じる。信念とオーラと信用が大事では。社会をどう変革するかの信念、それを共感の輪にする、そして信用されることが大事では。
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■『フレーミング効果』
★気づき
行動経済学で利用されるものとして、フレーミング、あるいはフレーミング効果がある。フレーミングとは、同じ行為なのに理解が異なることを言う。「ABC」とあれば、真ん中の文字は素直に「ビー」と読める。だが、次のように「12B14」と並ぶと真ん中の文字が数字の「13」のように見えることがある。これがフレーミングだ。
同じものを見ているのに理解が異なることがある。これこそが行動経済学がもっとも重視している現象だ。同じ3千円の支払いでも、近所のスーパーで3千円の支払いが必要になる場合には10円でも20円でも、いや1円でも2円でも安くしようとするはずだ。しかし、大好きなコンサートのチケットや、かわいくて仕方ないペットの餌代としての3千円を安くしようとは思わない。行動経済学はこうした不思議な現象をつきつめる。
東京国際大学客員教授 山本御稔
日経産業新聞 2017.9.20
★コメント
事実があるのではなく事実をどう見るかである。昔からイタリアの靴商人の話がある。事実をネガティブに観るのではなく、ポジティブに観ていくことが大事になるのでは。
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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
ベトナムから帰って、観たかった映画をすぐに観に行った。
『ドリーム 原題は Hidden Figures』
最初のシーンが良かった。1960年代のアメリカと、3人の女性の立場と個性が全部見えた。チャーミングな3人の女性が輝いている。
オススメ映画です。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第421号(2017/10/3) (c) 1999Japan Orientation
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