1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第447号

配信日:2018年12月4日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
・・‥‥…………………… by Japan Orientation ………………‥・・・

    ■□ 第447号 Table of Contents 松本プラス忽那□■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『消費』
      『幸福』
      『ガジェット』
      『三感』
      『ここちよい』
      『「競合の捉え方」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範キーワード』

<伝言>
第149回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2019年2月14日スタートです。ゲスト講師の参加でより充実。
35年、企業から支えられてきました。感謝です。
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです


◆わくわく商品開発社内研修会 担当コーチ 忽那公範
「消費者がわくわくする商品を、担当者がわくわくしながら商品開発できる社内研修会」
自社のもつ商品、技術の特徴を活かして、
○新しく市場創造が出来る商品を提案したい
○担当している商品の価値を高めたい
そのために、消費者視点の商品開発力を身につけたいと思う人のための研修会です。
他社の商品開発の事例で、商品開発の視点とプロジェクトを推進するコツを講演した後、自社の商品、技術を題材にしてコーチングしますから、早く、効果的に商品開発力が身につき、研修会が終わったら、すぐに実務に役立ちます。
詳細はお問い合わせください。
office_j@jorien.com

わくわく商品開発研修会・講師紹介(PDF 86KB)

2018年12月4日(火)
 年末・年始
年末・年始の私の習慣は、新聞の熟熟読みです。1日2時間程かけて、朝日新聞、日本経済新聞、日経産業新聞、日経MJを隅から隅まで読みます。
直接関係ない記事、興味がない記事、わからない記事も含めてです。
年末は、今までの情報、年始はこれからの情報が詰まっていて情報の宝庫です。
世界観を創るには文字情報が大切で、言葉を扱う人が企画・アイディアを生み出すのでは。
年末・年始は新聞を熟熟読みする良い習慣を身に付けるチャンスにしてみたらいかがですか。

≪マツモト・商品開発ミネラル447号;アーカイブス3≫
アーカイブスです、19年前のマツモトミネラルの読み直しです。
読み直してみると、なかなか面白かったと自画自賛。昔の方がセンスが良かった、ちょっと反省。
コメントに、追加のコメント*をつけました。

■『消費』
★気づき
「人間的な消費とは何か」を明らかにする。それによって生産の枠組みを決める。
生産→消費から、消費→生産へ。人間が人間らしく生きるとはどういうことかによって生産が規定されてくる時代です。
マツモトミネラル第5号1999年12月01日

★コメント
 消費社会、それも情報消費社会の時代である。情報消費が時代をリードしていく時代のサクセス・ビジネスモデルはどんなモデルになっていくかを考えなければ。
*大量生産、大量消費を消費者は拒否しているのに、まだ、マス生産・消費のドグマが徘徊しているのでは?

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■『幸福』
★気づき
 幸福感の共通項に「懐かしい」というものがある。
30年前のことがたった今のごとく眼前にあるから懐かしい。時間、距離がなくなった時に懐かしさを感じる。
マツモトミネラル第4号1999年11月15日

★コメント
 幸福という概念は宗教と結びついて、何かうさんくささを感じますが、これからの大事な概念です。夕暮れ時の豆腐屋さんの笛の音、石鹸のにおい、何故か懐かしく幸せ感を感じます。
*人間は未来に不安を感じ、過去に懐かしさを感じるのでは。未来がテーマになればなるほど、懐かしさもクローズアップされるのでは。

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■『ガジェット』
★気づき
 ちょっと気の利いた仕掛けというような意味。本来の使い方とは違う価値観でものを使っていく、あるいは役に立たないものを役に立つようにする考え方。
マツモトミネラル第4号1999年11月15日

★コメント
 メーカーが、こう使いなさいと強制する商品より、消費者が自分の勝手で好きなように使う商品の方が魅力を感じます。古着、フリーマーケットで売られている商品、私は買った椅子を花瓶置きにして使っています。
*機能を使い捨てる時代から、愛着を持って使い続ける。シンプルにもっと自由に使われる商品が価値を持ってくるのでは。

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■『三感』
★気づき
実感、交感、共感、の三感が大事。
マツモトミネラル第5号1999年12月01日

★コメント
 ニーズ開発の基本である。まず「実感」ある仮説を考え、消費者との「交感」を通して「共感」が生まれたときにニーズが開発されたと私は考えています。
*新しい大胆な仮説を創造することがニーズ開発のスタート。出来るだけ仮説を消費者の目に晒し、凄いと共感が得られたらニーズが開発されたことになる。
仮説なきニーズ開発では魅力にならない。

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■『ここちよい』
★気づき
 社会環境が人間の素朴な時空間リズムと相いれなくなり、近年快適性、ゆとりが求められてきた。人間が一番身近に意識するリズムは心拍や呼吸、睡眠と覚醒の繰り返し。
マツモトミネラル第5号1999年12月01日

★コメント
 人間のリズムというものを考えたことがありますか。
心臓のリズム、呼吸のリズム、と商品のリズムを考えて「快適商品」を開発することが重要。
*先端技術と人間のリズムがずれると使いにくい商品になる。
人間のリズムを研究し、もっとヒューマンな商品を開発したい。

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■『「競合の捉え方」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範キーワード』
 よく商品開発する時に、競合を考えます。その時、同じカテゴリーの中から、見つけて、一番売れてる商品を競合にすることがあると思います。この時に、注意しないといけないのは、同じカテゴリーだから選んでしまっていて、その商品の消費者価値を考えないことがあります。例えば、「気持ちよく温める」カイロがあった場合、温める商品と捉えるとカイロのカテゴリーに。気持ちよくする商品だったら、温める技術を使ってリラックス商品のカテゴリーと捉えるといいと思います。そうすると、消費者の価値が高くなるので、比較する商品が変わってきますから、カイロの値段帯ではなく、リラックス商品の値段帯になってきます。値段だけでなく、デザイン、売り方も、変えなくてはいけません。
このあたりを、商品開発する担当者が理解しておかないといけないと思います。
忽那 公範(くつな きみのり)

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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
なにか気が忙しく、映画を観る余裕がありませんでした。
今、観たい映画は、「ボヘミアン・ラプソディ」「カメラを止めるな」「ライ麦畑で出会ったら」「十年」。早く観に行かないと。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第447号(2018/12/4) (c) 1999Japan Orientation
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