1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

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考えるヒント:メルマガ「マツモト・ヒントビット」

別刷り  読者投稿版(9/7)

配信日:2009年9月 7日

ヒントビット12号にコメントをいただきありがとうございます。
皆さんのコメント、気づきなどをお寄せください。

投稿、コメント大歓迎です!

★(2009.08.25)
1.職人的モノづくりの最後に職人の手が入ることによって生きた商品が生まれる。趣味・嗜好商品には
職人の手が入らなければ。スイスの時計作りに学ぶ。
<Kさんからのコメント>
→本当にそう思います、これからの工業製品は職人的スパイスが必須だと思います。


2.第3の視点
「雪が溶けて水になる」という考え方と「雪が溶けてやがて春が来る」という考
え方に対して、第3の視点が重要。皆さんならどんな第3の視点を考えますか。
→20世紀は「雪が溶けて景気が上向く」、これからは「雪が溶けて出会いがある」かな。
→「雪が溶けて種が滅ぶ」・・・やっぱり温暖化が気になります。
今までは、雪が溶けることは生命の息吹を感じさせましたが、最近は、南極の氷が溶けているとか、
キリマンジャロの山頂の雪が減ったとか、地球の異変を感じさせるキーワードになっているように思います。
エコがブームで終わってはいけないですよね。

3.カラーセラピー
幸せのカラーセラピーを考える。幸せの色は何色でしょうか。童話の世界にヒン
トがあるのでは。
→見た目の色でなく、心の色を感じる感性を身につけたいものです。
→→ピンクじゃないんですか?
お母さんへの出産祝いはピンクがいいそうです。
赤ちゃんが生まれて幸せいっぱいのお母さんは、普段は他の色が好きでも、
出産直後はピンクが好きになるそうですよ。
お母さんのお腹の中にいるときは、実は視界がピンク色なのかも。
私は異常にピンクが好きですが、「幸せな奴やなぁ(--メ)」とよく上司に叱られます。


4.ホルモン効果
神経系に対してホルモン系。痛みは神経系。時間はホルモン。男、女はホルモン
系。ホルモン情報の商品化とは?
→上記3に繋がりますか。或いは相槌とか「間」とかを利用したもの、脳による顔の認識力を潜在的に
与えるもの、気分高揚の為の「空気と音と香りと放射熱」がセットになった商品とか。
恋をした時の心のくすぐったさを人工的に造れるのか、とか。

5.これからイスラム
西洋が日本にとって参照軸になっていた(過去)。これからイスラムなど多様な
参照軸が生まれる。トルコに9月に行ってきます。
→イスラムは避けて通れない、ではなく、イスラムは面白い、とならなければ。トルコの対日感情は
未だに良いのでしょうか。
→→ここ2年で5回もモロッコに行ってきました。
アラビア語も少し勉強してみたのですが、なかなか面白いです。「インシャーアッラー」という言葉は
よく「神のみぞ知る」と訳されていて、無責任なようですが、実は、「人間には確約できることなんて
1つもない」という謙遜の意がこめられています。
例えば、明日のお昼に先生と13時に銀座で待ち合わせたとしても、電車が遅れるかもしれないし、
風邪を引いていけなくなるかもしれないですよね。本当に会えるかどうかは「神のみぞ知る」なわけです。
もう少しいうと、神様が会うべきだと思ったら会えるし、会わないほうがいいと思ったら、会わさないように
してくださる、みたいな意味もあるようです。
温暖な気候の日本人には、厳しい砂漠で生き抜いてきた民族の言葉は深いなぁと思います。

6.期待がハマルを作る
満足はハマル阻害要因。ちょっとした不満がハマルには重要。
→数値的にはどれほどの達成困難さが中毒になるのでしょうか。ドラクエの作者はそのあたりを完全に
押さえていると思います。


7.新・大家族
「新・大家族」親、子、孫の三世代に対応したサービスや商品が登場。10歳未満、
30代、60歳以上の三世代の組み合わせ。
→Wii、じゃぱネットたかた、ユニクロなんかも明らかにそのあたりだと思います。
さて、クルマはどうでしょうか。いまひとつ創作意欲が湧きませんね・・・、3代大家族用自動車。

8.創造は快楽である
創造によってドーパミンが放出され、強化学習化が起こる。小さな創造を重ねる。
→人間の能力は無限です。このあたり、ネットで共有して学習機会を高めて、増幅できたらどうなのか。

9.日本古来の美しい習慣
「おもてなし」「もったいない」「おかげさま」などの日本古来の美しい習慣や
言葉の再開発。
→まだこのクールジャパンは西洋はおろか、アジアでも花が開かない。特殊なんでしょうか。

10.ニッチ時間、ニッチ広告を
これからは、スキマ時間、スキマ広告がおもしろい。
→ニッチ時間は商品企画として、スキマ広告はマーケティングとして。

11.ヒット商品は必ず真似られる
その時の対応。次、その次の商品を出すことを考えておく。
→ヒットさせるつもりで、盗塁のタイミングまでシミュレーションしたのに三振だった事がほとんどですが・・。

12.ストレスフリーな環境づくり
Suica(スイカ)のような、どこでも、いつでもの、シームレス商品の開発を。
→規格統一という意味でのシームレスは歓迎です。住宅建材もやっとその方向になってきました。

13.矛盾
人は利益がでている局面で危険を避け、損失局面で危険を好む。人間は矛盾の固
まりですね。これからは行動経済学発想を学ばなければ。
→後から冷静に考えるといつも矛盾を行っています。学習しないものですね。あ、私だけですか。

14.高齢者の関心が変化
趣味からリアルな生活へ。将来不安が増幅、10年先は勝ち組と負け組に分かれる。
→年金は既に破綻しているから、高齢者には消費・自立をして頂かなければ。若い世代が支えるのは幻想です。

15.「もっとも賢い価格」
もっとも安い価格に対して「もっとも賢い価格」の工夫を。
→需要と供給だけでなく、社会的な観点で取引がされる価格のマーケットへ。

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