1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・ヒントビット」

新商品開発15のヒント!(6/26)

配信日:2018年6月26日

「新商品開発・ヒントビット」第206号

・・・‥‥…商品開発の「小さな・小さなヒント=ヒントビット」…………‥・・
100○◆    マツモト・新商品開発ヒントビット
■206○   発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
30▼001        毎月第2・第4火曜日発行
・・・‥‥………………… by Japan Orientation ……………………‥・・・

2018年6月26日(火)
 ホーチミンで
ハノイでいろいろな人たちと出会い、ホーチミンに移動
ホーチミンは三つ星の常宿、Paradise Hotelに、何人も知り合いの顔、顔、ほっとする。日本語とベトナム語を教え合って楽しい。

 ホーチミン 2018.06.18
日系菓子メーカートップとディスカッション。
流通構造の変化、CVSの伸びが壁に当たっている、若者の収入が4-5万円になれば一段の拡大が可能。
家族をターゲットにして、家族内の影響者、決定者の関係の把握が大事。家族内のハブの役割を持った人にどう働きかけるか。
 午後は日本で10年コンサルティングをしていた企業のベトナム展開。
購入決定権者の明確化と徹底アプローチ。
相対比較物を提示することによって購入を促進させる。
ローカル化 日本で成功している企業はそのまま日本モデルを持ち込もうとする、ベトナム人のハートを刺激する機能とエモーショナルの提案。
ミーティングの後、ホーチミンで予約を取るのが大変なイタリアンで美味しいpizzaをごちそうになりました。
楽しく、充実した1日でした。

 ホーチミン 2018.06.20
日本の企業とベトナムの起業家、起業を目指している人たちの交流会。
資生堂、マンダム、サッポロビール、ロッテ、ヤマハ発動機、湖池屋、タカラベルモントのトップに声をかけたが、会議、日本からの来客があるなど、今回は不参加、ちょっと日系企業が少なかったのが残念。
起業は想い持って、粘り強く、日本の企業も創業時は理念を持って努力を重ねて成功してきた、簡単に諦めてしまうと成果が出る前でやめてしまうことになる。
価値を創造するとは、新しい技術を開発することではなく、お客さんに、大変うれしいと思ってもらえるユーザーメリットを開発すること。求めるメリットはユーザーによって異なる。
ユーザーの話をよく聞く、傾聴という概念が大事、ベトナムの人は傾聴しているか。この話の中でベトナムサイドから、行間を読むことが大事との発言があり、びっくり、行間を読む、お客の言っていない隠れたニーズを発見し、ユーザーメリットを提案する。
締めくくりは、このような会を継続して行こう。
19時から22時、楽しい会でした。

 ホーチミン2018.06.21
日本に留学して起業している、起業したい人の「マーケティング、起業のための、自分たちの課題を明確にして、自分たちで解決する共創ミーティング」
食事をしながらスタート。
自分たちの強さを魅力に高める、ターゲットを明確化し、ターゲットの満足を提案する基本、まずはスタート。
サービスの価値を魅力にする、中古の工作機械を輸入している企業におけるサービスの役割、顧客満足度を高めて、リピート、口コミでの拡大で売り上げを伸ばして行くことができないか、サービスの価値を視覚化するなど、いろいろな可能性を持っているのでは。
ベトナムの強さを考える、例えば農業のイノベーション、農業先進国オランダ、日本から学び、越える、輸出、国内需要で拡大。
氷冷流通 (倉庫、物流、店頭、家庭)、一貫した鮮度流通を開発することは可能か?ベトナムの強さを生かしたビジネスモデルを創造する、そのために日本に留学して勉強、経験したことを生かしていく。
ベトナムサイドからの要望として、日本の企業家の交流、日本企業を退職した人たちをメンターとして学びたい。
日本の経験ある人たちで興味がある人はいませんか。
 仕事もいろいろしましたが、ホーチミンの仲間たちと会食したり、屋台で飲んだり、ジャズクラブ「サックスアート」に行ってジャズを聴いたり,行きつけのマッサージに行ったり、楽しく充実したベトナムライフでした。

【伝言】
第146回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー2018年7月12日スタートです
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー。
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです。
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです。
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです。

★商品開発ヒントビット第206号

1.「リカーリング」ビジネス
ソニーの経営戦略は、機器の販売だけに頼らず、長期の利用を前提としてソフトウエアやサービスで継続的に稼ぐ「リカーリング」ビジネスを重視する。
継続的な利益を生み出すモデルが重要になっている。

2.「時代性を考える」
これを受け入れるには、どのようなコンテクストがあるのか?今自分はどのような時代背景を生きているのか、グローバルなコンテキストなのか、ローカルなコンテキストなのか?

3.女性も居酒屋へ
飲み飲みの酒から、食べのみの酒へ 女性も居酒屋へ行く機会が増えて来た。
お酒とつまみのペアリングの提案が大事になってくる。

4.行動経済学は
錯覚の発見と、その証明ではないか?人間はいろいろな錯覚で行動している。
「予想どおりに不合理」を読んでいて。

5.懐かしくてシンプル
給食でおなじみのコッペパンがいま、人気だ。懐かしさだけでなく、シンプルなパンに様々な食材を挟むことで、豊富なバリエーションを楽しめるのが、受けているようだ。キーワードでは。

6.なるほど
メニュー、チラシの原則Zの流れで売れ筋を配置、背景の色でメニューを目立たせる。メニュー作りにも原則があるのだ。
原則は経験の蓄積、いろいろ経験しなければ。

7.サイコメトリクス(計量心理学)
人間の脳の思考プロセスを統計的に解析する方法。消費者の「本音」をあぶり出す科学的な手法として注目。「心脳マーケティング」ジェラルド・ザルドマン著も厚い本ですが、おもしろいのでは、興味ある方は一読を。

8.セミナーをわくわくに
エンタメ系にしなければ面白くない。どうしたら良いか思案中。

9.最も偉大な発明家は誰か。それは「偶然」である。
Name the greatest of all inventors. Accident.
Mark Twain マーク・トウェイン(米国の作家、小説家 / 1835〜1910)

10.気になっていること
美味しいと思った回数/食べた回数、わくわくして仕事をした/時間仕事、愛してセックスした回数/セックスした回数、何か気になりませんか。

11.報酬系の研究
自分の仕事の中にドキドキを取り込む、仕事をゲームとして捉える、問題と解決と報酬そして役に立てうまくいく、スポーツ、ギャンブル的報酬、コレクション的報酬、心地よさの報酬など。

12.テスト・アンド・ラーン
リーン・スタート・アップとの違いは何なのかわからない。

13.5Gビジネス
動画が単に高精細になるだけではない。それによって生活者にどんなメリットを提供できるか。旅行、スポーツに、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)と組み合わせて使うことになる。5Gビジネスは大きなチャンスを生むのでは。

14.動画の魅力
若者に最も身近なメディアになりつつある。若者の間で、動画は文字よりも身近で価値のある情報として定着しつつある。

15.もう1つはニッポンのものづくりです。
小さな工場、工房が持つ高い技術を次の世代へ残すことがミッションだと考えています。その一環として、2016年に東京・銀座に、衣料品から木工品、漆製品など日本製にこだわったショップ「順理庵」をオープンしました。
ユナイテッドアローズ名誉会長 重松理氏

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