1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

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考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第279号

配信日:2011年2月15日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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    ■□ 第279号 Table of Contents □■
      ◇マツモト・新商品開発ミネラル
      『縄文人の世界観』
      『ナノコーポ』
      『口をすっぱくして音読をさせた』
      『モダニズム・デザイン』
      『62歳 終末を意識』

◇伝言
第110回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
第110回 4月14日(木)スタート。予約、申し込み開始。商品開発を、実践的に深く学ぶ講座として、好評です。
"これから"の新商品開発をわかりやすく、深く学び、そして考える『場』として展開していきたいと強く思っています。
商品開発カウンセリングシステム「THE SOLUTION」
商品開発に関する課題解決、ディスカッションの「場」です。

2011年2月15日(火)
10日から14日まで、ホーチミンに行ってきました。ベトナムのエネルギーを感じてきました。無秩序と、多数の人間の存在。バイク、車のクラクションの音、街中のワイワイの話声、屋台の食器のがしゃがしょとする音。日系企業の若手のエネルギーも心地よかったです。これで6回目のベトナム訪問ですが、また今回も、力強いエネルギーを感じました。皆さんもアジアエネルギーを肌で感じ取ってみませんか。ツイッターでホーチミンのつぶやきを。 http://twitter.com/katsu1970

■『縄文人の世界観』
★気づき
 「縄文人の世界観 縄文土器の魅力は造形のすごさ、縄文土器の造形のすごさを発見したのは、岡本太郎です。」
「機能を追求する工業デザインとは対極にある。例えば土器の口縁部に突起を付けたり、縁そのものに波の形をしてしまう。容器としての機能から考えるとかえって邪魔になる。あるいは重心が上に行っていって不安定になる。器としては不安定きわまりない。それでも頓着せずに形を作っている。縄文人は器を作ることに目的が移ってしまっている。土器は、頭に浮かんだ奔放なイメージを現実に近づける手段。表現したのは『想い』言い換えれば世界観。3,5,7の数字をだいじにする。もっともだいじにするのはS字形です。」
小林達雄さんに聞く 國學院大学教授

★コメント
 旧石器の時代は、獲物をとる矢じり、石おのなどの生産性を高める遺物が発見された。第一の道具の時代。縄文の時代は、生産性とは関係がない、祝祭に使われる、文様が掘られた土器。第二の道具の時代。縄文土器は、これからのデザイン開発のヒントになるのでは。
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■『ナノコーポ』
★気づき
 団塊世代が65歳以上まで働くには、広告や販売業などの専門性を生かし、自分のやりたいことを仕事にして収入を得るミニ企業「ナノコーポ」、社員は1人〜2人。営業力が弱いので「ナノコーポ」の営業を支援するビジネスが生まれている。会員同士がお互いの営業マンの機能をするようなクラブが生まれている。
村田アソシエイツ代表 村田裕之 中高年向け事業開発が専門
読売新聞2004.8.5

★コメント
 私の周りにも、専門的知識を持った仲間が集まっています。みな面白い、貴重な経験を持った人たちです。2004年の時の記事です。
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■『口をすっぱくして音読をさせた』
★気づき
 口をすっぱくして音読をさせた。「声に出して読んでみれば、不自然な箇所がよく分かる。句読点の位置もどこに打ったらいいか、リズムが分かるんです。」「文章は真似です。真似して、それを極めたときに、真似に飽き足らなくなって自分の文章が出来て来るんです。」
山本夏彦氏

★コメント
 守・破・離。茶道の川上不白のコンセプトです。まずは守る、そして破る、最後は自分独自の世界を作るために、離れる。文を音で感じることの大切さに同感。
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■『モダニズム・デザイン』
★気づき
 装飾に対する禁欲を特徴している。建築でいえば真っ白な空間に家具がポツンポツンとある感じ。別の言葉でいえば、図と地がはっきり対立している空間。

★コメント
 いま話題の「断捨離」と共通しているのでは。どんどんモノ離れが起きているのでは。静かな幸せデザインが求められてくるのでは。
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■『62歳 終末を意識』
★気づき
 62歳 終末を意識、でも達観できない ? 揺れる思いそれが人生
シンガーソングライター小椋佳が9年ぶりにオリジナルを出した。成熟には程遠いという心境を歌う「未熟の晩鐘」。隠居を決め込みたい反面、自分の可能性を試したいという矛盾を歌う「もうと言い、まだと思う」。気付かない自分の一面に思いを馳せた「岩漿(マグマ)」。内面を掘り下げた思索的な詩が並ぶ。「62歳になり、人生の終末を意識せざるを得なくなった。だが、人生の到達点を達観できず、迷いあがく自分もいる。そんな人生のさまざまな二面性を実感し、それを受け入れ、狭間で揺れることが人生」と語る。小椋佳氏
読売新聞2006.9.7

★コメント
 マダマダ、ソロソロノがせめぎ合う心境か。68歳の私にはよく分かる心境です。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第279号(2011/2/15) (c) 1999Japan Orientation
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