1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第434号

配信日:2018年5月15日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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    ■□ 第434号 Table of Contents 松本プラス忽那□■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『自動車にも木、時代映す材料に 建築家・隈研吾氏に聞く』
      『企業は変われるか(4)その特許で稼げるか 先手打ち世界を握る』
      『消費はファッションになってきている』
      『顧客の問題解決、次は抹茶』
      『フォメーション型ホスピタリティー 星野リゾートのマルチ・タスク』
      『「戦う土俵を間違えない」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」
      忽那 公範(くつな きみのり)のプラス1』

<伝言>
第146回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2018年7月12日スタート
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです

◆『わくわく触発の会』感動、驚き、わくわくの商品を開発しよう。
松本勝英(日本オリエンテーション)と忽那公範(元花王)の共催
わくわくしながら触発し、商品開発、マーケティングのアイディアを得る『場』です。
初めての方も半歩足を前に出してご参加ください、歓迎です。
今回のテーマは
『顧客が、わくわくする商品を開発するには』視点、発想、開発・販売
日時;5月16日(水)19時から21時
場所;喫茶室ルノアール 新橋汐留駅前店 会議室(2F)
https://www.ginza-renoir.co.jp/shopsearch/shops/view/18
参加費;2,000円前後実費(軽食、飲み物)
申し込みは、本日 5月15日 18時まで、3席余裕があります。
日本オリエンテーション office_j@jorien.com

2018年5月15日(火)
アジア市場
日本の貿易の50%がアジア、アジア諸国の経済成長は6%を超え成長している。
魅力市場です。
5年前から、ベトナム、カンボジア、ラオス、マレーシア、シンガポールに定期的に行きだし、特にベトナムでは、日系企業のトップとの意見交換、「ドンズー日本語学校」の卒業生で、東大、東工大、阪大、東北大学、その他多くの国立・私立大学の留学生の起業家とのネットワークにより、ベトナムを中心としたメコン圏の各国の発展、ビジネスのしかたなどを現場で学んで来ました。
いま注目しているのは南アジア地域協力連合(SAARC:South Asian Association for Regional Cooperation)は、加盟国はインド,パキスタン,バングラデシュ,スリランカ,ネパール,ブータン,モルディブ,アフガニスタンの南西アジアの8か国。中心となるインド市場は12億の人口を有し、若い労働力を抱え、経済成長は7%で消費意欲も高く、需要の拡大が見込まれ、SAARC諸国に対して大きな影響力を持っている。ブータンに行った時スズキの車が多かった。これから、インド、ネパールなどに出かけ、SAARC諸国の人たちとのネットワークをつくっていきたいと考えています。
ベトナム、カンボジア、ラオスのメコン圏、SAARC諸国に興味ある方は、お問い合わせください。いろいろなネットワークが構築されています。

■『自動車にも木、時代映す材料に 建築家・隈研吾氏に聞く』
★気づき
 「イタリアで2016年に開催されたミラノデザインウィークで、トヨタ自動車が木の車を出しました。これは今でも話題になっています。先日、パリでIT(情報技術)業界の方と食事をしていたら、『インパクトがとても大きかった』と言っていました」
「工業化社会の象徴である車が、工業化社会とは全く対極にある材料の木でつくられている。木の車は、世界に衝撃を与えたと思います」
「木を使うと衝突時に歩行者の身体を守ってくれるというイメージを与えることができます。硬い材質でできたプロダクトが工業化社会のプロダクトだとすれば、これからは軟らかい材質のプロダクトに変わっていく時代になるでしょう。木はそうした時代の象徴的な材料になるのではないでしょうか」
日経産業新聞 グローバル 2018.4.13

★コメント
 車を木で作る発想、すごいですね。工業化の次にヒューマン・テックが求められるようになるのでは。もっと、もっと人間を意識する素材、技術が求められてくるのでは。
ベンツのS、Eシリーズは、小型のA シリーズに比べて柔らかくつくり、小型のAシリーズは頑丈につくる、車の衝突時にAシリーズに乗っている人が怪我をしないように考えられている。
企業のモノづくりの思想が問われてくるのでは。

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■『企業は変われるか(4)その特許で稼げるか 先手打ち世界を握る』
★気づき
 三菱電機知渉の役割は単純な特許出願の手続きではない。 「知財の視点から事業化への課題を明確にする」(加藤恒・知的財産渉外部長)ことだ。出願の数は追わず、他社に先駆けて世界標準を握ることに全力を注ぐ。
 取り入れるのは「IP(知財)ランドスケープ」と呼ぶ手法だ。
自社や他社の知財を分析して将来の事業環境を予測し、どの分野ならば自社が強みを発揮できるかを探る。研究開発の初期段階から、何の特許を取得し、どれを秘匿するか判断。成長の柱に据える自動運転や工場の自動化などで存在感を高めようとする。
日本経済新聞 2018.3.2

★コメント
 知財重視の経営戦略、経営課題を明確にし、自社の強さを発見し、より強くなる固有技術を磨いていく。知財情報と経営・マーケティングが融合していくことが大切になる。

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■『消費はファッションになってきている』
★気づき
 ファッションも食も、消費者の感動を持続させるのは難しい。飽きやすい消費者をつなぎ留めるには、新しいトレンドを次々と提示していくか、繰り返し来店したくなるように食文化として定着させていく必要がある。
とりわけ近年は「アマゾン」や「ウーバーイーツ」などネット勢がファッションや食に力を入れてきた。従来型のリアル店舗ではネット勢の攻勢に太刀打ちできない、という危機感は業界に強い。消費者が何を求めているか、次を探る手を緩めない企業が勝ち残る。

★コメント
 時のスピードが加速していく時代、消費者はせっかちになり、興味、共感が長続きしない。ファッショのようにモノ、コトが消費されていく。やみつき商品をどう作るか、研究をしなければ。

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■『顧客の問題解決、次は抹茶』
★気づき
 「成長にはセグメントを自分から作ることが大事です。昨年、抹茶を第三の柱にすると宣言したとき、大半のメディアから『なぜそんなに小さい分野へ行くのか』と聞かれました。逆で小さいからこそです。
日本人が好きなのに市場が小さい。そこにチャンスがある」(トップに聞く)
ネスレ日本社長 高岡浩三さん
日経MJ 2018.02.04

★コメント
 ニッチ市場を“スキマ”と捉えるのではなく、“高満足化”と捉えなければいけないのでは。すべて最初はニッチである。
これからはニッチで参入して、市場を拡げるビッグ・ニッチ、国内だけではなく世界のニッチ、グローバル・ニッチが面白い。

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■『フォメーション型ホスピタリティー 星野リゾートのマルチ・タスク』
★気づき
 お客様の宿泊全体の滞在を演出することが、私たちの仕事です。セクションに分かれることで分断されがちなお客さまの情報を共有しながら、フロント、客室、レストラン、調理と、お客さまの滞在の流れに沿って働き方を変えていくのがマルチ・タスクです。お客さまのニーズを実際にサービスが消費される現場で感じ、考える。そして滞在全体を通してニーズを把握するとともに仮説を立てて実践することができるのがマルチ・タスクの特徴です。
私たちの価値|星野リゾート採用サイトより

★コメント
 サッカーのように状況判断をして、自分がどのように動いていくかのフォメーション組織、野球のように役割が固定的になっている組織では、急速な状況の変化に対応できない。そのためにはどのような状況のときは、皆がどのように動くかの共有化が重要。
マルチ・タスクは、フォメーションの共有化が出来ていないとうまくいかない。

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■『「戦う土俵を間違えない」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範』
 これは、マーケティングでは当たり前のターゲットと商品特長のことですが、いざ、自分で商品開発をしていると、消費者の視点からズレていることに気付かずにいることがあります。
例えば、「メイクが落とせる洗顔料」は、洗顔料か?メイク落としか?洗顔料と考えると、メイクまで落とせる高洗浄力の洗顔料になります。メイク落としと考えると、メイクを落とした後の洗顔が必要ないという簡単なメイク落としになります。どちらが消費者にとって価値があるかは、ターゲットの生活習慣や価値感によって、変わってきます。商品開発担当者は、それを意識して、全体像を考えるといいと思います。
最近は、特に、カテゴリー内の競争ではなく、カテゴリー間の戦いが増えてきていると思います。プラスαの機能を付けると、知らないうちに、カテゴリー間の戦いになっていることがありますので、気を付けてください。
 また、1つの商品が1つのターゲットとは限らないのです。商品の特徴を考えて、今開発してる商品は、いくつのターゲットがあるのかを把握しておかないと、せっかく魅力的な特徴を持った商品でも、生活者の価値にならなくて、もったいないです。ここを、しっかり捉えておけば、1つの商品で、多くのターゲットを捕まえることが出来ます。消費者にその気付きを与えるためには、こんな時、こんな場面を訴求するといいと思います。
忽那 公範(くつな きみのり)

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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
大型連休時に3本
『ダンガル きっと、つよくなる』
大好きなインド映画、アミール・カーン主演、男女差別が激しいインドで、自分の娘をレスラーに育てる苦闘物語、ストーリーはシンプルだが、インド映画のわくわく感がよい。
『ラッキー』
「パリ、テキサス」「ツイン・ピークス」で知られる個性派俳優で、2017年9月に逝去したハリー・ディーン・スタントン主演。90歳の一人暮らしの、死への恐怖と自由な一人暮らし。もう少し老いぼれたら、うらぶれた街で、地域の人に支えられて生きていくのもいいな。会津か弘前か、ベトナムの地方都市もいいな。
『レディ・プレイヤー1』
スティーブン・スピルバーグ監督が、リアルとバーチャル空間「オアシス」の魅力を、ストーリーはシンプルだが入れ子構造のめちゃめちゃ感が楽しめる。スティーブン・スピルバーグ監督らしい映画で、すごいですね。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第434号(2018/5/15) (c) 1999Japan Orientation
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