1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・ヒントビット」

商品開発15のヒント!(5/25)

配信日:2010年5月25日

「商品開発・ヒントビット」第30号

1.「で」型から「が」型へ他

商品開発・マーケティングのための「小さな・小さなヒント=ヒントビット」です。

皆さんのヒントビットの投稿、コメント歓迎です。

1.「で」型から「が」型へ
・・「で」もいいはコモディティ。価格が勝負。「で」型から「が」型へ。 ・・「が」欲しいはスペシャリティー。ターゲット、場面を限定する。「50才にならない人は飲んではいけないお酒」

2.ポジティブの拡大
ポジティブ・サイコロジーがこれからの心理学。病から幸せ研究へ。掃除をすればするほど空気がきれいになる掃除機「エアシス」に学ぶ。

3.生活DELIGHT商品の開発
実用品をもっと、もっと楽しく。楽しく風呂掃除をする商品が欲しい。

4.「クオリア」のある商品
赤いバラの質感をどう表現するか。脳の中の完熟の桃が食べたい。

5.イタリアの商品開発に学ぶ
職人が商品の開発に重要な役をしている。ベテランの職人の味がある商品を買いたいですね。多量生産の商品は面白くない。

6.日本の文化を発信
「もてなし」は「ホスピタリティー」へ。ホスピタリティーを「もてなし」の精神、伝統から学ぶ。

7.「こだわり」
「こだわり」はこだわりのプロセスを見てもらうことによって理解がされる。

8.「生活ことこだわり」を
モノこだわりから「生活ことこだわりへ」。白身の魚、淡白な豆腐などを美味しく食べるお酒が欲しい。

9.意外性の開発
不可解、おかしい、不思議(不思議大好き)、神秘、奇跡的、思い掛けない、偶然、予想外、を考えよう。

10.不易流行の不易を
スイスの時計の輸出価格は日本の時計の9倍。不易を追うなら、深さの追求が絶対条件。

11.相対的価値の低下
全体の中で位置を見て行かないと見えなくなる。食品一般が美味しくなってきている時、菓子はいままでの美味しさでは美味しさの価値の相対低下が起きている。

12.プロダクトアウト
顧客ニーズに合わせてつくるだけでは当たり前。その先に石を投げないと潜在需要は掘り起こせない。

13.購入者の無意識をつかむ
シャンプーのキュキュと言う音。いろいろな無意識行動に注目。

14.「アイディアのアイディアを」
アイディアでは面白くない。アイディアのその次のアイディアを考えないと消費者が思ってもいなかったサプライズは開発できない。

15.コンタクトレンズ
「できない」という言葉が多すぎます。眼の中にメガネを入れることより難しいなら「できないと」言っても仕方がない。

前のヒントビット 次のヒントビット