配信日:2013年10月22日
「新商品開発・ヒントビット」第105号
・・・‥‥…商品開発の「小さな・小さなヒント=ヒントビット」…………‥・・
001○◆ マツモト・新商品開発ヒントビット
■105○ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
30▼103 毎月第2・第4火曜日発行
・・・‥‥………………… by Japan Orientation ……………………‥・・・
2013年10月22日(火)
ベトナムから、風邪を持って帰ってきました。ホーチミンとハノイの温度差に体が反応出来ませんでした。
ホーチミン、ハノイで日本留学経験者への「マーケティング塾」を開催。31人の方々が参加し、熱心なレクチャー&ディスカッションになりました。半数の人が起業、または起業しようと活動していました。欧米に留学した人はMBAなどで経営を学ぶことが多く、ベトナムで起業、成功している人が多いが、日本に留学した人たちは理工系が多く、経営を学んでいないことが成功の壁になっていた。
「マーケティング塾」がそのギャップを埋めることに役立てばうれしいことです。11月末に「第2回マーケティング塾」を開催するため、ベトナムに行く予定です。
【伝言】
◆第125回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
125回11月28日スタート
マーケティング発想に基づく商品開発のプロセス、ノウハウ、感性を学ぶ実践練習場です。好奇心に火をつけるセミナーです。新しい視点を提示します。
★新商品開発ヒントビット第105号
1.香り
昔の人は香木を炊いた香りの微妙な違いについて「甘・辛・酸・塩辛い、苦」の5味で言い表した。感性は深い。
2.たたら製鉄に学ぶ
伝統の技術に学ぶことは飛躍のチャンスでは。永田和宏東京芸術大学教授が指導している「たたら製鉄」を知っていますか。
3.社訓をつくるなら
『どうせ作るなら毎日変わる社訓をつくったらどうか』土光敏夫さんの言葉。しなやかに自らを変えていく。
4.企業の目的は
顧客の創造、そのために、マーケティングとイノベーションが企業の基本。
5.利益は酸素
利益とは酸素のようなもの、生きて行くために必要なもの。
6.古いものに新価値を
世界の缶詰を揃えたフランチャイズ飲食店 川端嘉人氏、多彩な品揃えができ、一方ロスが少なく、調理が不要なのでコストが抑えられる。
7.気になる
森永乳業のプリン「2秒のくちどけ−芳醇バニラ」。
8.ベトナムは
アジアの攻防 日韓中→韓日中→中韓日 日本が100年以上かけて築いた高みを、韓国は20年ではい上がる、中国はわずか10年で抜き去る。「日曜に想う」朝日新聞。日本のこれからのモデルは、ベトナムはどんなモデルをつくれるか。
9.今の感覚
ゆるゆる、身近、ふつう、ほどほど。
10.今の想い
個性を認め、自由になろう。
11.インテグレート
オールインワン化粧品「エリクシール デイケアレボリューション」乳液や化粧水が1本で済む。セグメントに対してインテグレートの発想が拡がってくるのでは。
12.シニアの売り場作りは
若い人や家族もくつろげるように。
13.アッパーミドル層
ASEANに内需型企業が進出 2009年にアッパーミドル層(年収15000ドル以上35000ドル以下)が20年までに7000万人に。サントリーの子会社セレボスのチキンスープの成功、ロイズの生チョコなどが面白い。
14.わびさびは
求心力&遊び。日本独創を磨いていこう。
15.歴史に学ぶとは
不完全な、「善きものと悪しきもの」が混じり合った人間だからだ。そのことをしょっちゅう忘れてしまうから。
作家 高橋源一郎氏