配信日:2002年05月01日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの ■■■・
■□■ MATSUMOTO・MINERAL ■□■
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本 勝英 ■■■・
・・‥‥……… by Japan Orientation 等幅フォント推奨 …………‥‥・・
http://www.jorien.com
「嗜好性」と「健康マーケティング」に関するテーマが多かった半月で
した。
4月13日(土)お誘いがあって、「嗜好品文化フォーラム」を聞きに行
き、「かわいいとは、かわいいと言っている私が、かわいい」「嗜好は個
人的趣味的世界とともに、社会のよい関係をつくる」「嗜好品は毒でもあ
るし、体にもよいという両義性を持っている」「嗜好品はアンバランスと
バランスとの際にあるのでは」などのヒントをいただきました。
19日(金)日本オリエンテーションの第12回魅力研究会が「嗜好性の
開発」。嗜好品にはスナッフィング(鼻で嗅ぐ)、チューイング(噛む)、
リーキング(浸みこませる)、ドリンキング(水に溶かして飲む)がある。
嗜好品はドリンキングの方向へ移っているが、私の感じでは、今後はスナ
ッフィング、チューイング、リーキング嗜好品がおもしろいのでは。甘さ
については今までを超える甘さの進化、深化が起こるのでは。進化・深化
のアイディア開発を。情報化社会によるストレスが、酸っぱい、苦い嗜好
品をクローズアップさせるのでは。幻覚剤の減毒化、薬剤の一部が嗜好品
化へ。フェティシュとしての演出−楽しさ、おもしろさの演出が、嗜好度
を深めるのでは。
14日(日)コンサルティングをしたことのある企業の人の家へ「タケノ
コ掘りとマーケティングをだべる」会へ。取り立てのタケノコを賞味。
「おいしいをこえて、うまい」
15日(月)は旧暦の桃の節句、飲料メーカーの人たちと「健康マーケテ
ィング・ディスカッション」内容はお話しできません。
16日(火)は京都で仕事。午前中、京都の町屋「紫織庵」を見学。洋館
と伝統茶室がミックスされた大正建築で心落ち着く空間でした。また手ふ
きガラスの、ガラスのゆがみも「味」がありました。「味」の開発もおも
しろいテーマでは。
17日(水)・18日(木)「商品開発プログラムのたて方30時間」セ
ミナー。24人の商品開発の執行役員、部課長、そして若い商品企画者が
参加。5月、6月、いろいろな交流が出来そうで楽しみです。
18日(木)夜、恒例のPF会「驚きと感動」10時近くまで楽しく激論。
(当日のメモがあります。ご希望の方はご連絡を)
24日(月)夜、化粧品のウエッブサイトを開いている人と「口コミ版マ
ーケティング」について、オピニオンのホンネネット、ハブとして重要な
場である。
26日(金)広告代理店の人と「健康マーケティング」のコンサルティン
グをしようと謀議。まだ健康マーケティングが未熟では。これからの健康
効用開発、ターゲット開発、商品開発、売り方開発などトータルなマーケ
ティング・プランを提案していこうとスタートを。ご期待下さい。
30日(火)は連休休みですが、1人で事務所で遊ぶ。
コンサルティングの仕事も忙しくタイトな2週間でした。
日本オリエンテーション 主宰 松本 勝英
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MATSUMOTO・MINERALのバックナンバーは以下のアドレスで
ご覧になれます。http://www.jorien.com/mineral.html
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■□■…第63号の内容……………………………………………………‥‥・・
■■■ Table of Contents
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┛┛┛ 『文化とは』
┛┛┛ 『利益の出る商品づくり』
┛┛┛ 『美』
┛┛┛ 『茶室』
┛┛┛ 『グローバル化』
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■『文化とは』
★解 説
「文化とは何なのか、二通りの考え方をすると、一つは一人一人
の心の中の未知の扉を次々と開いて新しい自分を発見する、もう一
つは、一人一人が自分の心を耕し、そしてそこに草や木を植えて花
を咲かせる」自分発見と草木(うるおい)を植える。
★ミネラル
自分発見と草木(うるおい)を植えることが「文化」ですよね。
「文化」と遠い生き方をしているなと反省。先日、小学館の岩本さ
ん(元「サライ」編集長)から「サライ」のコンセプトは「文明の
便利さより、文化の豊かさを」というお話をお聞きしました。文化
発想を心がけたいですね。
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■『利益の出る商品づくり』
★解 説
第一段階「品目数の削減→一品目ごとの売上拡大→ブランドの総売
り上げ拡大」
第二段階「ブランド数の削減→一ブランドの売上拡大→全社の売上
拡大」
★ミネラル
「品目数の削減」から「ブランド数への削減」が、売り上げ拡大
へつながります。分かってはいるのですが、なかなかディシジョン
が出来ないことが問題です。分かっているけれど出来ないことが多
いですね。やりましょう。
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■『美』
★解 説
アインシュタインは神秘的なものこそ、最も美しいと語っている。
★ミネラル
神秘的なものは人を吸い込む感じがします。発信より吸引の方が
魅力的な感じがしています。吸引美を開発してみたいな。
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■『茶室』
★解 説
空間の手本の一つとして「茶室」がある。「茶室はリッチではな
いけれど、そこにいると自然に囲まれている気持ちになる。自然を
予感させる。光の入り方、素材の使い方が見事な風合いを生みだす」
(杉本豊志)
★ミネラル
自然とどう暮らすかの知恵を日本人の先達の人は持っていたので
すね。その知恵がなくなっていくことは文化の衰退です。いまこそ
魅力的文化の開発を。
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■『グローバル化』
★解 説
「国境を超えたグローバル企業が定着するこれからの世界では、
世界の人々が自分自身は一体何なのか探るようになる。ナショナリ
ズムや民族意識が人々を強く捉える」
(ロバートライシュ、ハーバード大学教授)
★ミネラル
フランスなどヨーロッパにおける政治の右傾向も、グローバル化
によるエスニシティーの台頭と同じことでは。「エスニシティー」
はおもしろいテーマでは。またアイデンティティの明確化もこれか
らテーマでは。足元をしっかり見つめる時代です。
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■□■…「MATSUMOTO・MINERAL」とは……………‥‥・・
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数年前から新聞、雑誌、本、いろいろな人との話し合い、そして自分
で考えたことで、いろいろ考えるときの私のマーケティング・ミネラル
となっているメモです。出所など明記をしなければいけないものも入っ
ていますが、あるものとないものが入っています。ご了解ください。
原則として毎月2回(1日と15日)みなさんのメールに投げ込んで行
きます。触ってみてください。
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■□■…2002年5月の日本オリエンテーションのご案内………‥‥・・
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★「商品開発リーダー講座」
5月21日(火)22日(水)
時代が変わりました。いままでの商品開発システムを変えなければ。
現在24人の方が申し込みされています(定員35人予定)
★13回魅力研究会「基盤が動く時代の商品開発」
人口動態の最新分析。新マーケット開発にぜひ。
5月8日(水)残席わずかです(5人)
★14回魅力研究会「感性生活提案ー楽しい生活提案を開発する」
マーサスチュアート、栗原はるみの魅力は。いま消費者(特に女
性は)はどんな生活スタイルを模索しているのか。
5月29日(水)
詳細はホームページをご覧下さい。
お問合せ/お申込:MailTo:webmaster@jorien.com
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■□■ 「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第63号 (2002/5/1) (c) 1999 Japan Orientation
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┛┛┛ 問い合わせ MailTo:webmaster@jorien.com
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