1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモトミネラル」

マツモトミネラル第77号

配信日:2002年12月02日

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・■■■       商品開発・マーケティングの       ■■■・
 ■□■     MATSUMOTO・MINERAL     ■□■
・■■■   発行者:日本オリエンテーション 松本 勝英    ■■■・
・・‥‥……… by Japan Orientation 等幅フォント推奨 …………‥‥・・
             http://www.jorien.com

  この2週間は日本オリエンテーションの「魅力研究会」「健康マーケティ
 ング研究会」と社外のシンポジューム参加で多くの時間がとられました。い
 つもしゃべっている人間にとって人の話を聞くことはいろいろためになりま
 す。聞く人の苦がよく理解できました。聞きたい意欲と話の内容が出会わな
 いと、なかなか共感の空間にならない。ある意味で当たり前ですが、立場を
 変えることによってよく見えてきます。

 18日(月)魅力研究会22回「スローライフで消費が変わる」。コペルニ
 クス的転回の時代なのだ。文明的から文化的へ価値観がシフトしている。文
 化的時間観がこれからのキーワード。社会時間と自然時間のギャップをどう
 解決するか。エコロジカルで心地よいを同時に開発するには。エコロジーは
 引き算発想、どんどん足し算していく時代ではない。ブラックボックスで隠
 す、見えないから、ホワイトボックス化でわかる、見えるが重要。

 22日(金)魅力研究会23回「和の感性研究」。感性とは、空間の配置、
 時間の履歴が大事。現場にいないと感性は鈍くなる、机の上で考えるな。日
 本アニメの強さは日本人の二次元的的ものの考え方によるのでは。日本のモ
 バイルライフスタイルを世界に発信することがチャンスでは。

 26日(火)健康マーケティング研究会2回「女性ヘルスケア市場・女性ヘ
 ルスケア商品研究」。女性の健康はきれいが大事。女性の健康意識は体の中
 は5歳年上、見た目は5歳若い。結果も大事だがプロセス(ホテルのエステ)
 も重要。疲れが外にでるとイヤ「先輩、今日は疲れていますね」はショック。
 口コミが重要な健康コミュニケーション、口コミのトリガーはなにか、しか
 し口コミによる情報消費商品にしないように。男女の健康比較分析はおもし
 ろいかも、男の疲れと女の疲れ、体の敏感度は、頑張り感はどう違うのか。

 23日(土)休みでしたが、ルネッサンスジェネレーション「メモリー・イ
 ン・モーション」を聞きに行きました。時間と記憶をテーマに物理学者、哲
 学者、認知学者、アーティストのコラボレーションでしたが、おもしろいと
 言えばおもしろいが、つまらないというとつまらない、そんな内容でした。
 時間は流れているのか、速さとは、過去、現在、未来とは、物理学における
 時間とは、現実の時間と意識の時間とは。いろいろ深く追求している感じが
 するのですが、実感感と大変遠い世界で、遊ぶにはいいけれどワクワクしな
 かった。記憶の中の「エピソード記憶」という考え方がおもしろく感じまし
 た。いろいろな方の話を聞くことは、おもしろい、おもしろくないを超えて
 刺激です。

 15日(金)急に北海道の「江差」へ行きたくなり、予約なしで飛行機に飛
 び乗りリフレッシュに行って来ました。駅で下車した観光客らしい人は3人
 でした。雪の中の寂しい「江差」でした。気力が落ちてくると寒い地方に行
 ってみたくなるそうですが、落ちているんだ。
 テキストマイニングによる調査分析の提案を複数の調査会社の人から受けま
 した。直感を刺激するベースとしておもしろいのではと興味を感じています。
 超高感度商品開発人養成に活用できないかと思っています。                         
 刺激と出会いませんか。

 12月の日本オリエンテーション主催の健康マーケティング研究会は
 ★「日本人の健康価値観の本質・深層から商品開発のヒントを引き抜く」
  本質と深層です。見えていますか?12月6日。開催間近です
  詳細、申込は http://www.jorien.com/seminar-kenko-3.html
 魅力研究会は
 ★「喜び・楽しみ」のメカニズムと商品ヒント開発」
  12月12日。私も2時間話します、感情のマーケティング・商品開発で
  す。詳細、申込は http://www.jorien.com/seminar-miryoku25.html
 ★「消費者の生の声を収集分析最前線」
  12月20日。現場が感性を磨き、生の声が魅力開発の原点です。
  詳細、申込は http://www.jorien.com/seminar-miryoku26.html
 ★「29歳±3歳女性市場研究」
  12月24日。オピニオン・オピニオンの生活消費実態をあぶり出しに来
  ませんか。詳細、申込は http://www.jorien.com/seminar-miryoku27.html
 刺激を感じ、ブレークに来て下さい。 

 <伝言メモ>
 ★セミナー
  「商品開発プログラムのたて方30時間プラス6時間コース」
  1月22日スタートです。今回は30時間プラス6時間の新スタートです。
  6時間増えることによってより深<理解化>を図ると同時に、参加者同士
  の交流を図っていきたいと思っています。思う存分発信します。ぜひみな
  さんへご紹介下さい。
  ホームページには参加者の声も掲載しています。
  問い合わせは MailTo:webmaster@jorien.com

 ★行こうよ「時計商品から嗜好品開発を学ぶ」
  時計メーカーの方を先導役として、時計を見に行きませんか。嗜好品とし
  ての時計から、嗜好品化を学びに行きませんか。1月の中旬みなさんの都
  合よい日時を設定します。
  ご希望の方は MailTo:webmaster@jorien.com

                 日本オリエンテーション 主宰 松本勝英
     
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 MATSUMOTO・MINERALのバックナンバーは以下のアドレスで
 ご覧になれます。http://www.jorien.com/mineral.html

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 ■□■…第77号の内容……………………………………………………‥‥・・
 ■■■ Table of Contents

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 ┛┛┛  『日常性と非日常性の組み合わせ』
 ┛┛┛  『大人的消費』
 ┛┛┛  『稀少性』
 ┛┛┛  『潮風や波しぶきが体質改善に効果』
 ┛┛┛  『子供の一日の長さ』
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■『改善とは』
   ★解  説
     1.日常的世界の追求
      そこに徹底するためには、あらゆる非日常性を排除。典型的な例は
      小津安二郎。文学では日本の「私小説」の大部分。
     2.非日常的な環境での非日常的な人物出来事。典型的例はハリウッド
      の商業的映画日常的現実の深い観察はない。
     3.日常的世界の中に突然現れる非日常性
      それによって恐怖を強調したのがヒッチコック。9月11日のTV
      画面の衝撃も、ヒッチコック効果。いつ、どこで、何が起きるかわ
      からないということの恐怖は、実際に起こった事件の恐怖を超える
      ことがある。
     4.非日常的状況の中での日常性。
      黒沢明の「生きる」では執着の対象としての子供の遊び場。サミュ
      エル・ベケットの芝居「幸せの日々」の迫りくる死を前にして主人
      公が執着する、使い慣れた歯ブラシ。 
   ★ミネラル
      日常と非日常の中から物語が生まれてきます。商品開発も日常と非
     日常の組み合わせによる「物語開発」に似ているのでは。いまは小津
     安二郎的日常的世界な感じがします。日常性の中に非日常性をどう取
     り込むかがチャンスでは。しかし非日常になってしまっては面白くな
     くなってしまうのでは。  
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■『大人的消費』
   ★解  説
      「私たちの相対的消費体力は衰え、それでも以前と同様のギラギラ
     した視線を商品に向け続けている。そうした引き裂かれた消費心理を
     救済してくれる方法の一つが大人が『もう一度子供になる』ことであ
     った。大人が子供や孫と出会うことによって自らがもう一度消費体力
     を取り戻す。     
   ★ミネラル
      魅力的大人市場を考えるときに、「もう一度子どもになろう」提案
     はおもしろいのでは。また、大人だけの単眼市場ではなく、夫と妻、
     親と子供・孫の複眼市場の視点が重要では。
       ・・・‥‥……………‥・・‥…………………‥‥・・

■『稀少性』
   ★解  説
      教育開発が稀少性を生み出し、稀少性の過程を普及させ、ものを稀
     少とみる感覚を強化し、稀少性をめぐってつくりあげられた制度を正
     当化する強力な原動力である。(イリイチ「生きる思想」)
   ★ミネラル
      学習への意欲低下が叫ばれています。これからの教育の目標は希少
     性の獲得ではなく、自立、アイデンティティがテーマになるのでは。
       ・・・‥‥……………‥・・‥…………………‥‥・・                       

■『潮風や波しぶきが体質改善に効果』
   ★解  説
      潮風には塩分やカルシウムなどの「海塩粒子」とよばれる成分が地
     層から吸収されたり、呼吸で肺に取り入れられ、アレルギーに対する
     抵抗力や免疫力を高め、マグネシウムは血圧の調節につながる。波し
     ぶきなど風沫の多い場所で起こる「レナード効果」も体によい。波し
     ぶきがたつと水滴がプラスに帯電し、海上にマイナス帯電した空気イ
     オンが多くなる。このマイナスに帯電した空気が副交感神経を刺激し
     て気分を沈静したり、食欲を増進したりする効果がある。潮風はこの
     マイナス空気イオンを海岸線から500〜800m内陸まで運んで来る。マ
     イナスに帯電した小さな空気イオンは呼吸器に一番よい。  
   ★ミネラル
      自然治癒作用をどう身近に取り組むかが面白いのでは。よりよく自
     然を理解し、人間との関係を発見することが新商品開発のチャンスに
     なるのでは。「シャーマンの弟子になった民族植物学者の話上下」
     (築地書館)はおもしろいですよ。
       ・・・‥‥……………‥・・‥…………………‥‥・・

■『子供の一日の長さ』
   ★解  説
      子供と大人が同じ面積の皮膚をすりむいたとして、回復にかかる時
     間はどちらが少ないでしょうか。経験からいえば、子供のほうが速く
     回復します。若い細胞は新陳代謝が活発だからでしょうが、このこと
     を、同じ面積の皮膚の修復という仕事量の立場から考えてみると、同
     じ量の仕事を、子供は大人より短時間ですることができるわけで、言
     いかえれば、子供は同じ物理的時間の中で、することのできる仕量は
     大人よりも多いということになります。同じ一日であっても、子供の
     一日は長く、大人になればなるほど、時間の経過を速く感じるように
     なる原因はこのへんにありそうです。しかし、大人であっても「その
     時」にならなければなにごとも成就しないことを念頭において、地道
     な努力をつづけるならば、ゆったりした時間を生み出せるかもしれま
     せん。それは、「待つ」ことが心理的に長い時間を造り出すことにな
     るからです。
         2001.6.10 読売新聞 佐治晴夫(宮城大教授・理論物理学) 
   ★ミネラル
      ファーストな子どもの価値観の時代が終わり、これからはスローな
     大人の時代価値観が重要になってくるのでは。「じっくり」「ゆった
     り」「遊湯」「のんびり」などが、ゆったり「待つ」切る口になるの
     では。

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 ■□■…「MATSUMOTO・MINERAL」とは……………‥‥・・
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    数年前から新聞、雑誌、本、いろいろな人との話し合い、そして自分
   で考えたことで、いろいろ考えるときの私のマーケティング・ミネラル
   となっているメモです。出所など明記をしなければいけないものも入っ
   ていますが、あるものとないものが入っています。ご了解ください。
   原則として毎月2回(1日と15日)みなさんのメールに投げ込んで行
   きます。触ってみてください。

   <ご協力のお願い>
   MATSUMOTO・MINERALは現在4000人以上の方にお読
   みいただいています。ぜひいろいろな方にお読みいただきたいと思って
   います。みなさんの周りの方にご紹介ください。
              
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 ■□■ 「MATSUMOTO・MINERAL」
 ■■■ 第77号 (2002/12/2) (c) 1999 Japan Orientation
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