1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモトミネラル」

マツモトミネラル第78号

配信日:2002年12月16日

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・■■■       商品開発・マーケティングの       ■■■・
 ■□■     MATSUMOTO・MINERAL     ■□■
・■■■   発行者:日本オリエンテーション 松本 勝英    ■■■・
・・‥‥……… by Japan Orientation 等幅フォント推奨 …………‥‥・・
             http://www.jorien.com

  9月の初めに乗ったタクシーの運転手さんからもうすぐ正月ですねと言わ
 れびっくりしましたが。師走です。
 2002年、MATSUMOTO・MINERALのキーワードを掲載しま
 す。退屈な時、なにかすっきりしない時に眺めて下さい。内容は気にしない
 で、直感で感じてみて下さい。2003年は直感の時代では。直感を磨く、
 鍛える、働かすことがブレークのチャンスです。

 2002年MATSUMOTO・MINERALのキーワード
 『ポスト個人主義』、『顔の表情がなくなってきた』、『生活の「容器」』、
 『ハートによる差別化』、『幸せな暮らし』、『新しい神話の創造を』、
 『チーム作りとしての「統知技術の開発」』、『炭酸飲料の心地よさは』、
 『日常の開発』、『「自由放任」のドグマを排せ』、『自己慰安が生んだ「
 かわいさ」』、『ぜいたく品とは』、『高速経営』、『広告も商品』、『胎
 内体験』、『青春の終焉』、『ホームメーカー、生活を作る人』、『エゴフ
 ーガル』『人間と物象の二重性』

 『独自化』、『会社のおもしろみ』、『リラックスラブ』、『ネットロア』、
 『表現は自分で考えろ』、『高価格戦略のすすめ』、『モダニズム・デザイ
 ン』、『ノワール』『ウエアラブルPC』、『フラットな感覚』、『消費者の
 行動変化 第三期の楽しい小売店』、『デジタル社会の人間の姿』、『わか
 る』、『リーナスの法則』、『普段』、『非対称デザイン』、『ものづくり
 を再考する』、『製品は買う物、ブランドは選ぶ物』、『自然との共生『自
 立』、『人類は「壮年期」の始まり』

 『文化とは』、『利益の出る商品づくり』、『美』、『茶室』、『グローバ
 ル化』、『人の心の自然回帰』、『クリエーション』、『やすらぎ』、『に
 おい』、『<和>のコンセプト〓』、『衣』、『ビジュアルマーチャンダイ
 ジングの基本』、『育てる』、『粋・そばにファンタジーあり』、『日本人
 の美意識』、『直感』、『プルースト効果』、『陰喩→換喩』、『資本主義
 の精神とは「子供精神」なのだ』、『形』

 『新たな「差異化」』、『日本力』、『日本人の迷い』、『近代』、『「知
 力」とは』、『時間とリズム』、『「卓越」への欲求が社会を動かす』、
 『よいエコロジーの3つのモットー』、『夢』、『90年代は信頼の時代』、
 『脳化』、『ブランド戦略』、『魅力的なファッション』、『「輝ける個人
 」』、『ドキドキ感』、『ヘルスプロモーション』、『かわいい』、『パー
 スペクティブ』、『好縁社会』、『台頭する宗教』

 『製品・プロセスマトリックス』、『快AND省エネ』、『楽観主義』、『設計
 開発力』『「和風」が新風』、『製品・プロセスマトリックス』、『快AND省
 エネ』、『楽観主義』、『「和風」が新風』嗜好』、『共感』『理解化』、
 『品質管理』、『身体をデザインする服』、『ラーメンはファッション』、
 『2025年のグローバル経済』、『アドバトリアル』、『ネーミング』、
 『快の笑い』、『近代性』

 『新ライフスタイル』、『人間らしい仕事の仕方』、『インターネット10
 00万人都市構想』、『グローバルでローカルなブランド戦略』、『イメー
 ジ広告の役割』、『花王の新三条件』、『定番新価値』『改善とは』、『環
 境特許(キヤノン)』、『日常性と非日常性の組み合わせ』、『大人的消費』、
 『稀少性』、『潮風や波しぶきが体質改善に効果』、『子供の一日の長さ』
 『リレーションキャピタル(関係資本)』、『リアルリッチ(単機能+デザ
 イン)』、『ミッド・センチュリー・モダン』、『静けさ』、『オーガニッ
 クデザイン』
 今年最後のMATSUMOTO・MINERALです。ありがとうございま
 した。
 2003年1月6日(月)が初荷です。

 <伝言>
 ★セミナー:「商品開発プログラムのたて方30時間プラス6時間コース」
  1月22日スタートです。今回は30時間プラス6時間の新スタートです。
  6時間増えることによってより深<理解化>を図ると同時に、参加者同士
  の交流を図っていきたいと思っています。思う存分発信します。ぜひみな
  さんへご紹介下さい。
  ホームページには参加者の声も掲載しています。
  詳細・申込みは http://www.jorien.com/seminar30+6.html
  問い合わせは MailTo:webmaster@jorien.com

 ★行こうよ「時計商品から嗜好品開発を学ぶ」
  時計メーカーの方を先導役として、時計を見に行きませんか。嗜好品とし
  ての時計から、嗜好品化を学びに行きませんか。
  1月17日(金)5時集合。表参道。新宿の時計店を見てみたいと思って
  います。ご希望の方は MailTo:webmaster@jorien.com

                 日本オリエンテーション 主宰 松本勝英
     
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 MATSUMOTO・MINERALのバックナンバーは以下のアドレスで
 ご覧になれます。http://www.jorien.com/mineral.html

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 ■□■…第78号の内容……………………………………………………‥‥・・
 ■■■ Table of Contents

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 ┛┛┛  『静けさ』
 ┛┛┛  『オーガニックデザイン』
 ┛┛┛  『シンプル・リッチ』
 ┛┛┛  『ミッド・センチュリー・モダン』
 ┛┛┛  『リレーションキャピタル(関係資本)』
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■『静けさ』
   ★解  説
      本来日本文化の伝統の基調にあったのは、静かで平穏な精神であっ
     たかも知れぬ。それがいつの間にやら騒々しい活力一辺倒になってい
     た嫌いがある。
     「静けさ」は日本のこれからのデザインを考える象徴的な曲がり角を
     意味している。          2002.3.7 石山修武(建築家) 
   ★ミネラル
      騒がしいアメリカ的進歩価値がうっとうしくなってきています。し
     かし停滞としての静けさはおもしろくない。どんよりした静けさには
     興味はありません。凛とたつ静けさがいいですね。  
       ・・・‥‥……………‥・・‥…………………‥‥・・

■『オーガニックデザイン』
   ★解  説
      植物や波などの自然な曲線を取り入れたデザイン。
     『モデルがあるわけではなく「自然から得られるイメージを形にした
     だけ」オーガニックデザインは「自然の営みに逆らうことなく身を任
     せたときに感じるやすらぎや心地よさを形にしたもの」直線など人工
     的な形状を極力排し、自然と人間が調和する形状にしたもの。』
        ホームファッションコーディネーター堀和子 日経流通020615     
   ★ミネラル
      自然に身を任せる。流れに身を任せる。任せると心地よさそうです。
     時々は自然に任せてみることも楽しいのでは。
       ・・・‥‥……………‥・・‥…………………‥‥・・

■『シンプル・リッチ』
   ★解  説
     ・外国メーカーの家電、なぜ今売れる?。「シンプルが一番」の潮流
     も多機能の国産に弱点になっています。
     外国メーカーの家電の販売が好調。伊産コーヒーメーカーの輸入台数
     が二倍超、EU域内製家庭用フードプロセッサーも七割増。ほかにも急
     増品が目立つ。
     売れ筋商品の特徴は単機能。「単機能ということは、機器のデザイン
     がすっきり簡素になるということです。それに、あまり使わない機能
     を色々付けるよりは、本来の仕事をしっかりやらせるという思想が大
     切です」     (吉田道生・サムスン横浜研究所デザイン室長)
     「家電購入者の九割以上が何らかの不満を感じています。『デザイン
     が気に入らない』に次いで『機能過多』が目立つ。日本の家電大手が、
     多機能性こそ付加価値という戦略できた分、昔の単機能の方が良かっ
     たとの郷愁もある」
       (西山浩平・エレファントデザイン社長)2001.7.29 日経新聞
   ★ミネラル
      3Sの概念が重要です。シンプル、セィフティー、ステディーの3
     SにデザインのDを加えた3SD商品は魅力になるのでは。
       ・・・‥‥……………‥・・‥…………………‥‥・・                       

■『ミッド・センチュリー・モダン』
   ★解  説
      イームズ・デザイン展、若者で盛況
     今なぜイームズなのか。
     そのひとつの理由はモダニズムの復活であるとしばしば言われる。モ
     ダニズムとは伝統的、装飾的な重苦しいデザインの否定である。新し
     いテクノロジーに裏打ちされた軽やかで合理的なデザインとして、二
     十世紀初頭、モダニズムは登場した。
     一言で言えば、イームズのデザインは、安っぽくって、あっさりして、
     エラソーではないのである。
     今、エラソーなものも、人も、ことごとく嫌われる時代である。だか
     ら、イームズはうける。そしてこの裏には、時代の思想があり、哲学
     がある。ガラクタのような既製品を適当に組み合わせそれに囲まれて
     生きるのが、かっこいい時代なのである。モノにも人にもヒエラルキ
     ーがなく、世界はフラットだという思想である。2001.9.4 読売新聞  
   ★ミネラル
      スーパーフラットな時代です。エラソー、リッパソーという既存の
     階層性(ヒエラルキー)が解体しています。しかし、ずーっとフラッ
     トでいけるのかは疑問です。新しい価値観のヒエラルキーが生まれて
     くるのでは。見逃さないように。
       ・・・‥‥……………‥・・‥…………………‥‥・・

■『リレーションキャピタル(関係資本)』
   ★解  説
      ・知的資本連携し革新を −異業種の発想生かす−
     「スイスのスウォッチはイタリアのデザイン会社やデンマークのがん
     具企業のレゴと提携し、遊び心豊かな時計で世界市場を席巻した。こ
     うした提携を私は『リレーションキャピタル(関係資本)』と呼んで
     いる。最近は通常の資本に加え、知的資本の重要性が言われるが、そ
     れでもまだ不十分。外とうまく連携し『関係』の網の目を張り巡らせ
     れば、他者が簡単にまねできない持続的な優位性が生まれる。
                 2001.5.18 日経新聞 ゲーリー・ハメル 
   ★ミネラル
      知的資本提携は私どもの仕事ではないかと思っています。異分野の
     人、企業の発想をスパークさせる仕事を来年スタートさせたいと思っ
     ています。個人的に、また企業としてこんな企業とコラボレーション
     をしたいというご希望がありましたら、ご連絡下さい。

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 ■□■…「MATSUMOTO・MINERAL」とは……………‥‥・・
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    数年前から新聞、雑誌、本、いろいろな人との話し合い、そして自分
   で考えたことで、いろいろ考えるときの私のマーケティング・ミネラル
   となっているメモです。出所など明記をしなければいけないものも入っ
   ていますが、あるものとないものが入っています。ご了解ください。
   原則として毎月2回(1日と15日)みなさんのメールに投げ込んで行
   きます。触ってみてください。

   <ご協力のお願い>
   MATSUMOTO・MINERALは現在4000人以上の方にお読
   みいただいています。ぜひいろいろな方にお読みいただきたいと思って
   います。みなさんの周りの方にご紹介ください。
              
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 ■□■ 「MATSUMOTO・MINERAL」
 ■■■ 第78号 (2002/12/16) (c) 1999 Japan Orientation
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 ┛┛┛ 発行者    日本オリエンテーション 松本 勝英
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