配信日:2010年3月2日
『リーダーシップ』『エコマジネーション』『我感ずる、ゆえに我あり』『eファクトリー』『無常』バンクーバー冬季オリンピックの激闘、激戦が終了しました。
キムヨナ、浅田真央も素晴らしかった。勝った選手、負けた選手、皆、厳しい練習の成果を発揮する戦いでした。プロとは厳しい練習の成果を試合で発揮できる人では。商品開発の試合に出るためには、日頃の厳しい練習が必要なのでは。練習なくして試合に臨んでも成功するはずはない。商品開発、マーケティングの担当者はもっと日頃の鍛錬をしなければ。私も含めて。
■『リーダーシップ』
★気づき
「リーダーシップ」とは、「差配する」「牛耳る」。
リーダシップの「リード」には、「死ぬ」という意味がある。司令官が命を懸けて部隊を率いることから。
指導者の条件「ビジョン、勇気、洞察力」(米歴史学者ポール・ケネディ)
「歴史観」(中曽根康弘)
「学問のある人」(北岡伸一東大教授)
「自己否定能力」(大前研一)
「実務型ではなく変革型」(デイビッド・アブシャィア米大統領学研究センター代表)
★コメント
映画「インビクタス」の南アフリカ大統領ネルソン・マンデラのリーダーシップに共感。許すことによって、人種の差別を超える、勝つ勇気を共にすることによって、国を統一する強い意志。家族の悩みを抱えながら、自己の限界を超える力。
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■『エコマジネーション』
★気づき
GEの大変身「エコマジネーション」エコロジーとイマジネーションを合わせた造語。
今後のGEの生きる道「環境に配慮した製品・サービスに需要がある、この分野こそ収益への道」。「優れたリーダーの条件は一見矛盾する2つの要求を同時に満たすこと」(米、経営学者のジム・コリンズ)
営利追求が公益を増進すれば、その企業は社会に深く根を張った存在となる。
日経新聞2005.12.22
★コメント
社会の支持を得ることが消費者の支持を得ることにつながってくる。
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■『我感ずる、ゆえに我あり』
★気づき
「我感ずる、ゆえに我あり」 今西錦司さんが晩年に言われたこと。「我思う、ゆえに我あり」は間違いだ。感ずるというところに還元すると人間は生物と同根性。
★コメント
東洋人的な人間観です。そしてこれからの人間観では。
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■『eファクトリー』
★気づき
あらゆる消費財がインターネットにつながれば製造業のプロセスが一変、家庭内在庫を正確につかむシステムを早く確立した企業が優位に立つ。
★コメント
消・製一体化につながる。これから大事になるのは「世界の消費者との徹底的密着」。
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■『無常』
★気づき
日本人の心の遺伝子「無常感」
無常には二つの意味が含まれている。一つは、この世にあるもので永遠なるものは何ひとつないということ。形あるもの滅す、人間は生きて死ぬ、ということだ。誰も疑うことのできない真理といってもいいだろう。
もう一つが、それにもかかわらず万物はすべてよみがえるという考えである。季節が年々よみがえり、人間もまた世代をこえてよみがえる。ものみな死滅への道と再生への道、つまり明暗の二面をそなえているということだ。われわれの祖先たちはそのような無常感覚のなかでカミの気配を感じ、ホトケのはたらきを感じてきたのである。
読売新聞2002.3.13 山折哲雄(国際日本文化研究センター所長)
★コメント
春の芽ぶきの中に感じ取ることが出来ます。生きるということの本質の理解では。
日本オリエンテーション主宰 松本勝英
【マイカレンダー】2010年2月16日(火)〜3月1日(月)
16日(火)客員研究員と打ち合わせ。官能評価のコンサルティングを開始するにあたっての話。夕方、元ビクター音楽産業の越湖氏が来社。以前から話をしていた、これからの大人ライフ商品作りとイタリアライフの楽しさ提案型商品作りの『越湖プロジェクト』を日本オリエンテーションでやることの話。ご期待を。
17日(水)関西の食品メーカーの研究所長が来社。「これからの美味しさ開発」「研究所・者マーケティング」の話。午後、コンサルティングのフォロー。テスト結果の読みと商品の魅力をどう売り方で展開するか。
18日(木)19日(金)商品コンセプト開発者育成塾。2日12時間の講座。歯磨きをもとに、ターゲット開発、場面開発、効用開発、コンセプト開発の演習。ゲストスピーカーによる「アルコール飲料のコンセプト開発事例」など。おもしろく終了。
19日(金)セミナー終了後、化粧品メーカーの役員、中国マーケティング担当マネージャーと銀座で快食。感性をどう豊かにするかの話で盛り上がりました。感謝。
22日(月)コンサルティング。美味しさ開発と戦略、マーケティング、時代の変化などのディスカッション。夜は、元ビールメーカーの専務、現役部長と快食。仕事に対するエネルギーをいただきました。
23日(火)HPのユーザビリティーを高める打ち合わせ。午後、食品メーカー部長を含めて4人の方が来社。これからの食についてのディスカッション。私は皆さんといろいろディスカッションをすることが触発だと思っています。皆さんも課題を持ってぜひおいでください。歓迎です。
24日(水)企業とコンサルティング打ち合わせ。気づき感性を磨くコンサルティングを1年計画でスタート。おもしろいプログラムです。興味がある方はご連絡ください。夜は企業の人と神保町「兵六」で快食。
25日(木)26日(金)「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー。コンセプト開発と、テスト。企業の事例発表も好評、いろいろなディスカッションが出来ました。事例発表をしていただいた2社の方に感謝。
26日(金)日本オリエンテーションに勤めていた人と大塚「こなから」で快食。乗ってちょっと痛飲。
土日朝一番で映画を見る
「インビクタス/負けざる者たち」クリント・イーストウッド監督 モーガン・フリーマン、マット・デイモン主演
クリント・イーストウッドの私生活はいろいろあるらしいのですが、映画人としては一流です。南アフリカ大統領ネルソンマンデラと、同国ラグビーチームキャプテンとの人種を超えた信頼を描いています。国家の統一を考えた、リーダーシップと「許す」ことの大切さがひしひしと伝わってきます。アカデミー賞をとるのでは。
「Dr.パルナサスの鏡」テリー・ギリアム監督
ストーリーを度外視した鏡のなかの幻想の世界が、どろどろしていて、ロマンチックで、夢の世界、その素晴らしさに魅了されました。変人の世界です。ヒース・レジャーの遺作。
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第255号(2010/3/2) (c) 1999Japan Orientation
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