1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

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考えるヒント:メルマガ「マツモト・商品開発ミネラル」

【マツモト・商品開発ミネラル】第268号

配信日:2010年9月7日

9月7日(火)
8月31日で68歳になりました。少しずつですが、変化し、前に進んでいこうと思っています。感謝。
ツイッターでマーケティング、商品開発、生活、食、映画、本など、毎日気になったことをつぶやいています。アドレスは http://twitter.com/katsu1970
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・南インド料理「ダバインディア」・京橋の寿司屋「えんどう」でたらふく・シャープ草食系(枝野氏)ギラギラ肉食系(山岡氏)の争いか・味と美味しい、の違い などなど

■『ナロウ・フォーカス』
★気づき
 さらに焦点を絞ったフォーカス、シナジー効果を期待するな。
1つ又は片手のコアビジネスに絞る。シナジーからリスク軽減は生まれない、リスクを最大限にすることがリスクを最小にすること。世界規模の競争に勝てるか、勝てないならばアウトソーシングを、あるいはそれを得意とする企業を買えばよいのでは。コアな能力を見分けるには、自分には何が本当に得意なのか、他の誰よりも上手く出来ることは、自分の能力がどんな方法で付加価値を与えることが出来るか、そしてどんな客に付加価値を与えることが出来るか、自分の下で働いている社員の中で何人が同じ能力を持つと予測できるか、競争相手がこちらの能力をマネすることがどれほど難しいのか。コア・コンピタンスよりコア・コンピタント、すなわちコア競争能力者なのだ。コアなスター達は社員の0,6%から0,06%の範囲にしか存在しない。
ヨーナス・リッデルストラレ、シェル・ノードストレム著『ファンキービジネス』(博報堂)

★コメント
 これからはコア・コンピタントの時代である。変化を創造する変な人になろう。変な人と一緒に仕事をしよう。
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■『ミクロコスモス』
★気づき
 大宇宙に拮抗する十七文字の言語世界。
松尾芭蕉の芭蕉特性として「旅人」「隠者」「師」「翁(老人)」「知者」横丁の「ご隠居」。

★コメント
 魅力的な大人像では。大人が魅力的にならないと魅力的社会にならない。大人たち、一緒にがんばりましょう。
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■『残虐性』
★気づき
 人間やチンパンジーは動物を殺すことに快感を感じる本能を持っているのであろうか。闘牛が盛んであったり、公開処刑に大勢の人が詰めかけるのは、この快感を味わ うためだろうか。それにしても、チンパンジーよりボノボに近い私たちが、一旦なくなった残虐性をなぜ再び持つに至ったのか。私たちは、自分たちが先天的に残虐性を持っているという考え方に恐れを感じている。けれども、本当に残虐性を持つことが証明されたら、この事実を率直に受け入れて、理性でこの未開な感情をコントロールすることを考えなければならないのでは。
柳澤桂子 生命科学者「宇宙の底で」 朝日新聞 2004.6.22

★コメント
 いじめ、パワハラは各人のなかに内在しているのでは。各人が自覚してどうコントロールできるかを考える。特に自分が弱者だと感じた時には気をつけなければ。2人の子供を餓死させた母親は自分を弱者だと感じ、より弱者の子供に残虐性を発揮してしまったのでは。
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■『人口減少と日本経済』
★気づき
 日本総人口は2006年をピークに減少。出生率は低推計の1.1さえおぼつかない。2043年には生産年齢人口(15〜64)55,000万人。就業人口は37,000万人、65歳以上の高年齢人口は36,000万人。生産年齢人口のマイナスが続くと成長率もマイナス5%程度に落ちる。これから増やすのはサービス消費。公共投資や住宅投資は数量を増やすのではなく、質を高める事業に絞る。今が最後の円高局面では。
中前 忠氏 日経新聞 2004.2.2

★コメント
 量から質へ、早く変換しなければ。
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■『マーケティング究極の目標』
★気づき
1.差のある商品作りをやることにより
2.製品特徴をわかりやすく伝えることが出来
3.価格を変数から与件に変え
4.直販を実現することにより、流通を所与のものとし
5.商品を手に取ってみたくなるような店頭づくりを用意することが出来る

★コメント
 継続的革新を。

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第268号(2010/9/7) (c) 1999Japan Orientation
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