1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

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考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第345号

配信日:2013年10月15日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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    ■□ 第345号 Table of Contents □■
      ◇マツモト・新商品開発ミネラル
      『バズは特定層にとどまりがち』
      『民主主義に無気力になっていないか』
      『アザラシ型ロボット「バロ」』
      『昼寝を取ろう』
      『がんばらない経営』

<伝言>
第125回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
11月28日スタート
商品開発プロになるための実践練習場です。
"利益を生み出す新商品"を開発する、考え方、知恵・ノウハウを学ぶ。
好奇心を刺激するセミナーにしたいと思っています。
◆ベトナムでのマーケティング活動を開始します。
ベトナム日本留学経験者とネットワークでマーケティングを開始します。まずは日本企業のベトナム、メコン圏進出のサポート。マーケティング視点でサポートします。

2013年10月15日(火)
6日からベトナムに来ています。
8日、ベトナム ホーチミンで日系企業のトップ、マーケティング・ディレクターの人たちとミーティングを開きました。19時から22時過ぎまで熱いディスカッションでした。「シンク・グローバル アクト・ローカル」を痛感しました。
参加企業の方々から、「成功するには日本の本社の方を向くのではなく、ベトナムに根差した日本企業の一つとして、ベトナムの生活者に魅力的な商品を開発し、貢献し、そこで得られた利益をしっかりと納税し、ベトナムの発展のために役立てて、それらの活動によってベトナムでの企業価値を高めていく。また、企業活動を通じて人を育てていくこと、安心して働け、日系企業で働いていることが誇りになるような企業にしていくことが成功に繋がってくるのでは。」の意見、共感です。
10日は、日本留学経験者のための「第1回マーケティング塾インホーチミン」を開催しました。日本の大学、大学院を出た人たち16人が参加してくれました。人材派遣会社、在日ホーチミン日本国総領事館、鹿島、電気工事の経営者、神戸ベトナムビーフを作っている人、錦鯉のビジネスを模索している女性、ITベンチャーを経営している人、皆、熱心にマーケティングの重要性を理解してくれました。選択集中・単純明快・徹底卓越に質問が集中。
15日に、ハノイで、同じスタイルで15人ほどの留学経験者が集まります。責任を感じます。

■『バズは特定層にとどまりがち』
★気づき
 ネットで最初に話題を作って、マス媒体であるテレビがそれを2次的に伝えることで、老若男女に広く浸透する。「インターネットとは自分の好きな媒体しかないテレビのチャンネル」。バズは特定層にとどまりがち。私は「ネット上の盛り上がりと世の中全般の盛り上がりは別物」と考えた方がいいと見ている。ネット専業だからこそ、意識してアナログな取り組みも熱心に行うように心掛けている。経営者から若手社員までそろって街に出てチラシを配るなど「顔が見える」ための試みを行っているのもそれゆえだ。
岩瀬大輔 ライフネット生命保険社長
日経産業新聞2013.08.23

★コメント
 マーケティングの世界でSNSが評価されてきているが、過大評価にならないように気をつけなければ。バーチャル・コミュニケーションとリアル・コミュニケーションの役割を理解し、どのようなミックスを考えていくかが重要。選挙の握手は票につながる、はヒントでは。
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■『民主主義に無気力になっていないか』
★気づき
 民主主義の本来の手段を人々が取り戻す 参加型民主主義 直接的民主主義。
民主主義の成果を個人が享受することの実感が必要では。

★コメント
 身近な、地域民主主義に参加する、成果を出す。自分たちが動かなければ。
マンションの管理組合にも積極的に参加したいと思っています。
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■『アザラシ型ロボット「バロ」』
★気づき
 大和ハウスのアザラシ型ロボット「バロ」。話しかけると反応し、コミュニケーションを重ねると動きや性格が変化するのが特徴。気分もその時々で変わる。その生き物らしい振る舞いがアニマルセラピーに近い効果を産んでいる。

★コメント
 本当に心が通じ合えるのか。通じ合えちゃうことがちょっと恐ろしい。
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■『昼寝を取ろう』
★気づき
 昼寝を取ろうと人類は太古から夜は家畜の世話などの合間に仮眠し、日中は狩猟や農作業の合間に昼寝をしていた。夜に眠り始めてからまだ2000年で、完全な習慣になっていない。

★コメント
 すぐ居眠りをする。年のせいかと思ってきたが、2000年の居眠りが蘇りつつあるのかも。
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■『がんばらない経営』
★気づき
 経営理念に「がんばらない」を掲げるケーズデンキだ。「ノルマなし」「残業なし」は当たり前。怠けず、無理せず、基本を確実に実行するという理念。短期経営に対して長期経営。一番大切なのは社員、ついで取引先、3番目がお客。
朝日新聞2013.07.04

★コメント
 「がんばらない経営」成熟時代の経営スタイルとして魅力的。ベトナムの日本留学経験者に、この話をしたらどんな反応をするのか。15日の「マーケティング塾インハノイ」で話をしてみよう。
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日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第345号(2013/10/15) (c) 1999Japan Orientation
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