配信日:2014年3月18日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第354号 Table of Contents □■
◇マツモト・商品開発ミネラル
『「新興メコン」消費争奪』
『カオスの深淵 壊れる民主主義』
『市民社会的消費者』
『自然療法』
『先端技術で肉など代替品生産 人工食品事業に出資 ゲイツ氏ら著名投資家、大学・ベンチャーを支援』
<伝言>
◆第127回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2014年4月17日スタート
商品開発プロになるための実践練習場です。“利益を生み出す新商品”を開発する、考え方、知恵・ノウハウを学ぶ。好奇心に火をつけるセミナーです。
◆ベトナムでのマーケティング活動を開始しています。相談歓迎。ベトナム市場調査、商品開発、マーケティングプラン、新ビジネスなどの相談が来ています。
2014年3月18日(火)
ホーチミン イオンモール1号店探検(2014.02.13)
2014年1月11日開店。昨年準備中のトップにお会いして、いろいろ話を聞いていましたが、まずは大きさと品揃えにびっくりでした。進歩はステップを踏んでいくのではなく、一気にトップまで来てしまうのだ(固定電話の経験なくして、スマホに一気にステップアップするように)。将来は近辺の都市開発が進み、高層マンションが林立する予定です。オートバイ社会のため、駐輪場の広さにもびっくり。ベトナムはオートバイがキーワードでは。
食品は日本の売り場より充実していて、外資系ブランドはしっかり売り場を占めていました。日系企業の商品も並んでいるのですが、ちょっと寂しい。生鮮は野菜、肉、魚も豊富でシズル感のある展示がされています。1階のフードコートは満席、割り込んで焼うどんを食べましたが味はイマイチ。片言の英語で会話をしました、中流層の夫婦でした。「びっくり、満足」だそうです。
2階はファッション、コスメティック、食の専門店、丸亀製麺が入っていて日本人のマネージャーに話を聞きました。客層もイオンが設定している層より、今は上だそうです。ローカルの若者グループも何組かいました、仲間に入り込めず情報収集は断念。うどんも支持されそう。日本食の惣菜売り場は長蛇の列で混み合っていました。すし、天ぷらなど大人気。惣菜は面白いのでは。化粧品は日本ブランドの資生堂、カネボウ、コーセー、メナードなどがありますがアピール力が弱い。韓国の化粧品の方がパンチ力がある。
3階で疲れてダウン。ファッション、サロン、美容院、本屋、子供のプレイルーム、映画館、ボーリング場、語学学校などがあり、ベトナム人の1日掛での行楽ショッピング場になっているのでは。
7月18日から22日、連休を挟んで「ベトナム車座塾」を開こうと思っています。
■『「新興メコン」消費争奪』
★気づき
飲料や日用品、自動車など生活密着型の消費関連企業が、ミャンマーなど東南アジア諸国連合(ASEAN)の後発国への進出を加速している。アサヒグループホールディングスは6月までに、現地飲料大手と合弁会社を設立してミャンマーに進出。米コカ・コーラやゼネラル・モーターズ(GM)なども攻勢をかける。消費市場の拡大をにらみ、現地で自社ブランドを早めに浸透させる狙いがある。メコン川流域のミャンマー、カンボジア、ラオスは「新興メコン」と呼ばれる。インフラ投資が先行してきたが、1人あたり国内総生産(GDP)が1000ドル(約10万円)前後に達し、一般に自動二輪車などが売れる水準まで経済が成長してきたため、消費市場にも関心が集まりつつある。
日経新聞2014.03.07
★コメント
ベトナムの市場も魅力的です。人口の多さだけでなく、学ぶ意欲と消費への意欲も高く、ホーチミン、ハノイは都市型消費が見受けられます。カンボジアはベトナムの10年前でワイゼツなエネルギーを感じます。ラオスはまだ田舎な感じです。ミャンマーは街もきれいで勤勉さがこれからの成長要因では。ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマーのメコン圏は物流も円滑になり、一つの圏としてみていくこともできます。
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■『カオスの深淵 壊れる民主主義』
★気づき
カオスの深淵
若者の渇きにポピュリズム 民意の空白を熱狂が埋める 日本もフランスも。サルコジに対して右翼政党『国民戦線』、大阪橋下『維新の会』、フィンランドも既存政党不信→ファシズム台頭の前夜みたい。
再考エネルギー
西澤潤一さん 原発は技術の問題ではなく、事故を起こさないように心がけの問題。水力発電の有用性、海外の水力発電に活路、直流による送電で効率送電、海外から電力を。
国際政治学者 ジョセフ・ナイさん アメリカは、シェールガスで得られる利益は原発を失う利益より大きい。原子力政策より経済成長の財政政策が日本ではだいじ。
朝日新聞2012.01.04
★コメント
大きな変化が政治、経済、暮らし方に起きている。変化を感じる構えをいつも、そして磨くことが大事では。
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■『市民社会的消費者』
★気づき
考える消費者。エネルギーを膨大に消費しない。本当に地球にやさしいモノ。企業内に差別のない会社が生産するモノ。生活信条にあったものを求める消費者。「生活の安定」「命の安全」「魂の安心」が重要になってきた。
★コメント
消費者が、利己的な消費者から利他的な消費者になってきている。ハイブリッド車などは今の価値観を表しているのでは。
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■『自然療法』
★気づき
海洋療法「タラソテラピー」
タラッソ(海)テラピー(治療)ギリシア語。海水、海藻、微量元素が豊富。老化予防に効果がある。
★コメント
これからの健康テーマは海では。海の資源を健康に生かす。潮騒のところに行くと気分が爽快になる、海水ミストが充満している。日本にもタラソテラピーの施設がたくさんあります。一度トライを。
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■『先端技術で肉など代替品生産 人工食品事業に出資 ゲイツ氏ら著名投資家、大学・ベンチャーを支援』
★気づき
肉、卵などの代替品を、先端技術を使って工業的に生産する人工食品ベンチャーへの投資が広がっている。新興国の食料需要増加に着目してビル・ゲイツ氏など著名投資家が相次いで出資。環境保護や動物愛護の観点から畜産業に逆風が吹くなか、成長分野として注目が集まる。
植物性原料で卵の味や風味を再現するベンチャー、ハンプトン・クリーク・フーズに2300万ドル(約24億円)を。菜種などの植物由来の素材を使ったマヨネーズやクッキー生地も開発済み。
モダン・メドー。肉牛の幹細胞片から人工肉を3Dプリンター技術なども駆使し製造する。人工肉では、米グーグル創業者のセルゲイ・ブリン氏も肉牛の幹細胞から食肉を培養するオランダ・マーストリヒト大の研究に資金を支援している。
欧米では動物愛護家からの畜産業への批判が高まっており、動物を殺さずに良質のたんぱく源を補給できる人工の代替食品への関心が高まっている。二酸化炭素(CO2)排出量の18%以上が家畜が原因とする調査もあり、代替品の市場は拡大している。
もっとも、安全性の確保が欠かせず、食品として販売するには規制当局の認可が必要。モダン・メドーの人工肉も、実用化には10年程度はかかる見通し。コスト面でもなお割高で、普及には課題も多い。
日経新聞2014.03.07
★コメント
食糧の生産イノベーションが起きるのかも。遺伝子工学とIT技術があいまっていろいろなイノベーションが起こってくるその一つでは。
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◆土日朝一番の映画
★『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅 原題;Nebraska』
監督;アレクサンダー・ペイン キャスト;ブルース・ダーン、ウィル・フォーテ
モノクロの映像がよかった。頑固で飲み助のおやじと、しっかりしてはいないがハートのある息子とのロードムービー。老人の夢の回復と息子との会話がよかった。
★『アメリカン・ハッスル 原題;American Hustle』
監督;デビッド・O・ラッセル キャスト;クリスチャン・ベール、ブラッドリー・クーパー、ジェレミー・レナー
詐欺師をおとり捜査に使うストーリーがタテ糸で面白いが、男女関係のヨコ糸が複雑にしてしまいおもしろさが半減。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第354号(2014/3/18) (c) 1999Japan Orientation
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