1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモト・新商品開発ミネラル」

【マツモト・新商品開発ミネラル】第409号

配信日:2017年2月7日

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・■■■        商品開発・マーケティングの
・■□■   MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■     発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
        毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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    ■□ 第409号 Table of Contents □■
      ◇マツモト・商品開発ミネラル
      『どうする2025年その先』
      『ラジオ』
      『わたしの社会』
      『共生による成長』
      『学びの素早さトップに必須』

<伝言>
第139回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2月16日スタート
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです。
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです。
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです。
商品開発カウンセリング−新しい風を吹かせる「場」です
商品開発社内教育−発想刺激の「場」です

2017年2月7日(火)
明日から東北一人旅に行ってきます。
雪と東北の温かさに触れたいと思い、8日から12日まで、盛岡、八戸、弘前、不老不死温泉、秋田に行ってきます。JRの切符購入窓口で、楽しそうな旅ですね、帰ったら話を聞かせてほしいと言われました。八戸の屋台、弘前の雪の祭り、弘前でシャンソン、不老不死温泉、いろいろな新しい人との出会い、馴染みの店で大将と話をしながら…を楽しみにしています。一人旅はわたしにとって息抜き、息入れです。70歳を過ぎてから、日本での仕事1/3、ベトナムなどメコン圏のマーケティング・ボランティア1/3、そして自分の楽しみ1/3の配分で活動していて、今回は自分の楽しみ旅行です。70歳を過ぎた、一つの生き方かなと思い、実行しています。
今回の旅で持って行くもの、本3冊、ぐい飲み2個。列車内で出会った人と一杯飲みながら話をするのも楽しいことです。皆さんも、ぜひ一人旅で、息抜き、息入れをしてください。

■『どうする2025年その先』
★気づき
 「日本陸軍の基礎を築いたドイツ軍人のメッケルは、日本の参謀の欠点として、物事を容易にできると妄想すること、現実に立脚しない希望的判断をすることを挙げていた。明治初期に彼は日本人の特性を見抜いていた。」「日本人が冷静で現実的な判断ができないのは、和の精神にあるのではないか。現実を直視して行動することよりも和を優先する。リアリズムVS和が常にある。改革ができたのは明治維新、戦後と大混乱で和が関係なくなったときだ。」
経産官僚当時に、戦前日本がなぜ自己改革に失敗したかを追究した『転落の歴史に何を見るか』(ちくま新書)をあらわし、現在、農水副大臣をつとめる斎藤健氏に聞いてみた。
2017.01.09 日本経済新聞

★コメント
 「和」には二面性があるのでは。リアルを見ない、現実・現場・現物を見ない、異なる意見を認めない。「和」はリアルを見間違い、希望的判断に陥る。しかし決定した時の「和」は大きな力になる。冷徹なリアル思考と「和」は大きな力になるのでは。

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■『ラジオ』
★気づき
 ラジオを聞いてみたら−「テレビが表通りの華やかなネオンなら、ラジオは路地裏の街灯。小回りがきき、垣根越しの声も拾えます。正確な情報を過不足なく伝えられ、その静かな力を再確認します。」
落合恵子 人生の贈り物
2016.12.28朝日新聞

★コメント
 メインは建前になり、裏、辺のところにホンネがあるのでは。亡くなった永六輔さんの世界です。私も事務所を作った時から、裏通りの隠れ家から発信するマーケッターになろうと思い続けてきました。

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■『わたしの社会』
★気づき
 「Our kids(私たちの子供)」アメリカは結果の均等よりも機会の均等を重視してきた。しかし今、子供の間の機会不平等が注目されている。米国の社会は「私たち」社会から「私」の社会に移行している。格差が深める米の分断、社会的孤立や不満。「乾燥した草原」にトランプ氏が点火、子供の間での機会の不平等を放置せず改革を。
ロバート・パットナム、米国社会の変質を分析する社会学者
朝日新聞2016.09.06

★コメント
 格差の拡大、機会不平等がこれからの世界にとって大きな火種になる。自己的から利他的な意識を育てることが大事になるのでは。

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■『共生による成長』
★気づき
 「社会問題の解決を政府任せにせず、企業自ら取り組むことで持続的な富の創造が可能になる」。米ハーバード大のマイケル・ポーター教授が唱えた「shared value(共益)」の考え方に共鳴する企業が増えているのは、反グローバルに傾く世界と無関係ではない。「公益」は社会との共生と自社の成長を両立できるモデルだからだ。
日本経済新聞2016.11.28

★コメント
 グローバル企業の共生活動・公益を見て行きたい。トヨタなどの自動車メーカーはどのような共生活動をしているのか関心を持って行きたい。

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■『学びの素早さトップに必須』
★気づき
 現代の経営者に求められる資質は何か。決断力やビジネスへの洞察力が必要なのは昔から変わらないが、高速で変化する今の時代には「ラーニング・アジリティー(学びの素早さ)」と呼ぶべき資質の重要性が高まっている。「学びの素早さ」とは、好奇心の旺盛さと言い換えてもいい。例えばここに挙げる二者択一で自分はどちらのタイプか考えてほしい。
仕事において「よく知っていることをさらに深めていくのが好き」か「なじみのないことについて理解するのが好き」か。自分が充実していると感じるのは「自分の専門性を活用できる複雑な問題に取り組むとき」か「解決方法の見当もつかないような未知の問題に取り組むとき」か。仕事のスタイルとして、あなたは「効率よく仕事を進める明確さを尊ぶ」のか「模索する機会を与えてくれる曖昧さを好む」のか。
これらの質問でいずれも後ろの選択肢を選んだ人は、「学びの素早さ」に秀でた人であり、前者を選んだ人は「深さ重視」派で、素早さに欠けるといえる。
ゲーリー・バーニソン氏 米コーン・フェリー最高経営責任者
日本経済新聞2016.10.10 朝刊 オピニオン (7ページ)

★コメント
 好奇心旺盛とは何なのか?未解決、ギャップ、先行的な事柄などの変化に興味関心を持つ、そして深く考える。解決できたら、新しい未解決、ギャップ、先行的事柄に興味を持つ。好奇心と実行は両輪です。スタートは好奇心です。

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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
なかなか映画を見る機会がなくて、欲求不満状態。
これから観たい映画は「バイオハザードザファイナル」「なりゆきな魂」「海は燃えている」「バンコックナイツ」「皆さま ごきげんよう」「こころに剣士を」

日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで

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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第409号(2017/2/7) (c) 1999Japan Orientation
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