配信日:2018年10月16日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第444号 Table of Contents 松本プラス忽那□■
◇マツモト・商品開発ミネラル
『「想い」を育てるには』
『異なる食感』
『AIが決めた、うまい「カレーメシ」 トマト×チキン日清食品、9月に新味投入 リピーター動向分析』
『(チャーリーの丸わかりビジネスモデル)(7)b8ta小売店で新製品テスト』
『右脳いかす「デザイン経営」』
『「プロジェクト成功は、魔法の言葉を活用する」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範キーワード』
<伝言>
◆第148回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2018年12月6日スタート
“なぜ30年以上、企業から支えられているのか”
☆36時間セミナーで、36の成功の秘訣が深く学べるセミナー
☆40年のコンサルティングの成功、そして失敗のエキスです
☆30年企業のリピーターによって支えられ、続けて来られたセミナーです
☆商品開発の厳しさ、楽しさが実感でき、成長を促すセミナーです
2018年10月16日(火)
ひとり旅計画中
東北から北海道 函館、札幌、釧路へ。
北海道の旅行のキャンセルが増えているので、ちょっとした応援。基本は、呑み鉄です、ぐい呑を3個持参、列車の中で飲み助がいれば一緒に。
10/22(月)八戸へ 盛岡で途中下車、美味いものを食っていこう。八戸は、行きつけの店が3軒あるので回れるかな?
10/23(火) 弘前へ 八戸発から「青い森鉄道」で青森、弘前へ。「すずめのお宿」の大将の料理を楽しみ、秋田蓮の津軽シャンソンを聴く。
10/24(水) 函館へ 新幹線で函館北斗、函館へ。杉の子で函館の作家 佐藤泰志の小説、映画の話を。
松本天ぷらで久しぶりの天ぷら、鮨も食いたい。
10/25(木)札幌へ 長万部まで特急、そこから函館本線の各駅でニセコ、小樽を経由して札幌へ、7時間ほどの列車旅。車中は、SFの古典「地球幼年期の終わり」を、再々再読。
10/25、26(金)札幌泊 北海道の企業の人たちと触発。
10/27(土) 釧路へ 室蘭本線で4時間。炉端焼きと、行きつけのバーに行って、厚岸蒸溜所のウィスキーを楽しみたい。
10/28(日)夜遅く、釧路からは空路で羽田へ。
70歳を超えたときに決めた、1/3は国内マーケティング仕事、1/3はアジアでの仕事、1/3は好きなことをの配分。1年のうち100日ほど好きなことをするを、楽しんできます。
11月にベトナム、カンボジアを周る予定。
■『「想い」を育てるには』
★気づき
「想い」とは生活原体験を深めることです。身近な生活体験を大事にすることでは。自分の両親に飲んでもらう飲料を作ろう、あの人に笑顔で使ってもらえる商品を作ろう、こんなことからも「想い」は生まれてきます。
ある企業の商品開発プロジェクトに参加したとき、興味ある経験をしました。
まず最初の開発ステップはプロジェクトのメンバー全員で、開発する商品の「想い」を語り尽くすことでした。こんな人に、このように使ってもらい、喜んでもらえる商品を、社会にこんな貢献をする商品を、腰痛の人にも楽々使える商品を、いろいろな「想い」が吐露されました。私が商品開発のコンサルティングをするときの商品への「想い」は、「だいじに作って、だいじに使ってもらえて、だいじに捨ててもらえる商品を開発する」ことです。私は、クラークス社の靴を愛用しています。セミナーの時、5〜6時間立って話をしていても疲れを感じない靴です。捨てるときには、お酒をかけてご苦労さんと感謝をして写真にとって捨てています。こんな商品を開発したいと「想い」を持っています。最後に、みなさんへの問いです。あなたの企業の「想い」は。そしてあなたの商品づくりの「想い」は何ですか。考えてみてください。
「商品開発スパーキング」34より
★コメント
「想い」がない商品は成功しない。私がコンサルティングをしていた企業では、毎年「想いを語る会」を開いていました。このような商品を社会に提案したいと強い想いを語り合う場でした。
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■『異なる食感』
★気づき
先端が尖っていたり、内部が空洞だったり、表面が滑らかであったり、ザラついていたりと、ひとつひとつの食感が異なることで、同じ原材料でありながら味の変化を生み出すことを考えた。
デザイナー佐藤オオキ氏
★コメント
食感を変えるは面白い。脳が喜ぶのでは、脳を喜ばせる、脳がびっくりする、脳をだます商品を作れないか。
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■『AIが決めた、うまい「カレーメシ」 トマト×チキン日清食品、9月に新味投入 リピーター動向分析』
★気づき
人工知能(AI)が決めた味、あなたの好みに合いますか――。
日清食品は9月3日、カレーメシの新商品としてトマトチキン味を発売する。
AIが2400万通りの食材から、ファンが好むと思われる最適なレシピとして「トマト」と「チキン」とスパイスの組み合わせを選定。このレシピをもとに商品担当者が試食しながらバランスを整えて完成させたという。
日経MJ2018.08.23
★コメント
どのようにしてトマト×チキンが選ばれたのかはブラックボックスでは。
ヒットするかどうか注目と同時に、魅力的商品(製品ではなく)を生み出すイノベーションになるのかも注目かも?成果はあまり期待できないのでは?
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■『(チャーリーの丸わかりビジネスモデル)(7)b8ta小売店で新製品テスト』
★気づき
「b8ta(ベータ)」は製品を販売しながら、ベータテストと呼ばれる製品の運用試験ができる小売店。米西海岸のサンフランシスコなどに9店舗を展開し店内には、Kickstarter(キックスターター)といったクラウドファンディングから生まれた最先端の製品が数多く並ぶ。ドローンや電動スケートボードなど見ているだけでワクワクするような製品ばかり。
メーカーはデータをほぼリアルタイムで得られるため、効果的な製品改良やマーケティングにつなげられる。
ソフトバンクグループのヒト型ロボット「ペッパー」の米国進出のマーケティングでも活用された。
日経MJ2018.10.03
★コメント
消費者と企業の価値共創の方法として面白い。リーン・スタートアップの発想がベースになっていて、これからの商品開発のスピードと成功率の向上につながるのでは。
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■『右脳いかす「デザイン経営」』
★気づき
「デザイン経営」という言葉が日本にも広がろうとしている。デザインというと普通は製品の形や色を意味することが多い。だが、この場合は製品を市場に送り込む際、社会にどんなインパクトを創り出していくかを戦略的に考えて動く、欧米では一般的な経営手法のことだ。
重要なのは「意味」や「経験」だ。日本でも最近、「UI(ユーザーインターフェース)」「UX(ユーザーエクスペリエンス)」といった言葉を耳にすることが増えたが、それらはどれもデザイン経営の一部分だ。
例えば、米アップルは製品のすべてに「自由になるために知的に武装する道具」というある種のストーリー性、文学性を織り込み、「米カリフォルニア州というカウンターカルチャー(既存の体制の枠外から生まれた文化)の聖地の申し子」との企業イメージを定着させることに成功している。
中山 淳史日本経済新聞コメンテーター
日本経済新聞2018.10.12
★コメント
これからの経営は、社会ニーズをストーリー化して、それらの世界を達成するための商品、サービスを生み出していかなければならない。魅力的なストーリー創りにはアートの世界、右脳の活用が重要になってくる。
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■『「プロジェクト成功は、魔法の言葉を活用する」:消費者視点で「わくわく商品開発のススメ」忽那公範キーワード』
新市場創造する商品を生み出すためには、商品コンセプトを考えることが一番重要だと思いますが、会社では、プロジェクトメンバーのやる気アップもとても大切です。次の言葉を、頻繁に使うといいと思います。
「ありがとう」「やってみよう」「あなたらしく」「なんとかなる」「ありがとう」は、感謝というより、言ってもらえることでお互いの距離が近づきます。「やってみよう」は承認というよりも、自分の思ったことは実現できると思えます。「あなたらしく」は、自分の存在が認められる気分になれます。「なんとかなる」は、前向きな楽観的な気持ちになって、チャレンジする気持ちになります。
この魔法の言葉を使うことで、メンバーのやる気をアップしてもらうことで、プロジェクトの成功確率が高まります。なかなか、この言葉を心をこめて言おうとすると言えません。心がこもってなくてもかまいませんから、言うようにするといいです、相手が、そう思うことでプロジェクトが成功するのですから。
忽那 公範(くつな きみのり)
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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『運命は踊る』
イスラエル映画。兵士の死の誤報が招いた、運命の不条理や人生のやるせなさを描いたミステリードラマ。
「3幕で観客に感情的な冒険を与えたかったのです。1幕目ではショックを、ふた幕目ではトランス状態や幻惑させるような意識、3幕目はエモーションです。この3幕で、完全な球体が作れるのではないかと試みたのです」監督談。
シリアスな映画が好きな方にオススメです。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第444号(2018/10/16) (c) 1999Japan Orientation
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