1970年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。

日本オリエンテーションは、マーケティングをR&Dする事務所です。
考えるヒント:メルマガ「マツモトミネラル」

マツモトミネラル第191号

配信日:2007年07月17日

第191号
『イベント曜日のススメ』『秀でることを喜ぶ』『坂下り』『超高級品売りの極意』『「フロー」を身につける』


このごろ「飲酒体力」が低下しています。ちょっと飲むだけで酔ってしまいます。
長時間考え続ける「思考体力」、読んで内容を理解する「読書体力」も低下してきて
います。「好奇心体力」はまだ健在な気がしています。「体力」に対して、これからは
「飲酒体調」「思考体調」「読書体調」「好奇心体調」を整えていきたいと考えています。

■『イベント曜日のススメ』
★気づき
 イベント曜日のススメ 「金曜日の夜だけ、自動販売機で好きな缶ジュース
を買って、お風呂で飲んでもいい」子供にとってこれは想像以上に楽しい。月
曜日にテレビを見ながらご飯を食べてもいい日、火曜日には・・・・。特別な
ごちそうやお出かけイベントもいいけれど、普段しちゃいけないと勝手に自分
で決めている縛りを、ちょっといい日を作る。 
            ももせいづみ(クリエーター)日経新聞2006.3.25
★ミネラル
 仕事にもイベント曜日を考えませんか。残業をしない曜日はよく見かけます
が、映画を見る曜日、市場探検曜日、日本オリエンテーションの話し合いの 
「場」に参加する曜日、ちなみに「健康マーケティングを話し合う「場」は
7月20日(金)です。
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■『秀でることを喜ぶ』
★気づき
 自身の資質を「向上心」と語る。「何かを成し遂げても達成感は覚えない。
それ以上にいけるのではないかと考えるし、その可能性を信じている。自分に
とってそれはごくごく当たり前のこと。」野球人生で達成感を覚えたことがな
く、またそれを「当たり前」と言い切る。松井本人でなければ理解し得ない精
神体質だろう。
                     日経新聞2006.6.27 松井秀喜氏
★ミネラル
  みなさんの資質はなんですか。資質とはいえませんが、努力して「ちょっと
前へ」「ちょっと新しい自分へ」が私のモットーです。
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■『坂下り』
★気づき
 「人生、60歳までには、たいてい勝負がついている。今更あくせくしても、
仕方がない」「60歳を過ぎたら。あがってきた坂をゆっくり楽しみながら下
ればいい」(嵐山光三郎)高いところに上るほど、下りは難しい。「功成り、
名を遂げたのに、降り際を誤り、晩節を汚した経営者が多い。」坂の向こうに
何があるか。上っているときには見えない。「坂を下りたら独り切り。上って
いるときに、その時への備え、心構えが出来ているかどうか。その人の評価は
これで決まる」(佐高信)。躓くのは、登りよりも、下りが多い。達成感の後
の脱力感。落とし穴にはまる理由がある。坂を下りたとき、一生が見えるのか
もしれない
                           朝日新聞2006.2.25
★ミネラル
 何時でも上りがあって、下りがある。いつものようにちょっとストレッチを
かけながら淡々と歩いていきたいですね。脚の上げ下げが小さくなってきてい
るので、躓かないようには気をつけないと。
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■『超高級品売りの極意』
★気づき
 「商品そのものの説明は最後」「ベンツに乗っているイメージを顧客が抱き、
その価値を納得してもらう」「顧客は一般の常識とは異なることがある、カッ
コで判断は失敗する」「人と違うモノを求めている、商品の色気など独自の視
点を」「顧客が求めるのは唯一無二の存在」「自分だけの逸品」
ヤナセ メルセデス・ベンツ販売部係長 吉川雅之
コーンズ・アンド・カンパニー営業チームリーダー 吉田秀生
三井不動産販売営業グループリーダー 石渡薫
                         日経産業新聞2005.7.5
★ミネラル
   超高級品は、もの、商品ではなく、お客への物語提案では。ありたい自己
確認と、どう見られたいかの自己表現の物語では。
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■『「フロー」を身につける』
★気づき 
 大きな流れを理解する。没頭という「フロー」を身につける。フローは内発
的報酬。イチローはフローを求めているのでは。
マイクロフロー;ボーッとして雑念がでるに任している状態。それは無駄な時
間ではなく、人間生活を営む上できわめて重要。
満足感には階層がある、「身体的満足」を超えて、外発的報酬に基づく「頭の
満足」、内発的報酬に基づく「心の満足」さらにその先に「魂の満足」がある。
外発的報酬の妨害がなくなると、はじめて「内発的報酬」に反応できるように
なる。成果主義は「外発的動機付け」が、「内発的動機付け」を抑圧してしま
い、成果主義が仕事それ自体の、おもしろさや楽しさを奪ってしまう。プロセ
スがよければ結果が失敗であっても次へつながる。結果よりプロセスが重要。
理性による論理回路をオフにして、直感の回路をオンに。その時、心が純粋な
状態へ。
直感を使うには、心を純粋にする訓練を積まなければ。(P.93)
不運には2種類。流れから外れたことを知らせてくれる親切なシグナルとして
の不運か、とてつもない幸運なのだが一見すると不運という衣をまとっている。
不運と上手につき合うには、不運など存在しないと肝に銘じてしまうと、つき
あい方が上手になる。        「運命の法則」天外伺朗(飛鳥新社)
★ミネラル
 天外伺朗氏は、もとソニー常務で、アイボの開発リーダーだった土井忠雄氏
のペンネームです。
「内発的発展論」に興味を持っています。自発的、内発的な仕事を模索してい
ます。内発的発展論」(東京大学出版会)もおもしろい本です。西欧的「近代
論」にとって代わる新しい発展の示唆があります。
               
                 日本オリエンテーション 主宰 松本勝英
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★マイカレンダー 7月2日(火)?7月13日(金)
2日(月)1日コンサルティングに下調べ。事務所に一日いるのは大変苦痛で
す。
3日(火)コンサルティング。何をメイン訴求にするかのディスカッション。
夕方、コンサルティング企業の人と打ち合わせ。最終提案をどのようにまとめ
るかのディスカッション。
4日(水)コンサルティング。SWOT分析。機会をどう捉えるかに注力。
6日(金)広島へ、社内教育。終了後広島のお酒をおいしく飲む。
翌日、広島原爆記念館、宮島に。原爆記念ドーム横の青々と茂った木に感激。
9日(月)企業訪問、成熟商品の活性化で意見交換。コンサルティング打ち合
わせ、その後会食。
10日(火)コンサルティング。一歩前進、半歩後退。デシジョンが難しい。
夜、企業の開発担当の方々が集まり「商品コンセプト開発」の意見交換の「場」
コンセプト開発にリアル感がなくなってきているなどなかなか面白い意見交換
ができました。(議事メモを起こす予定です。興味ある方はご連絡ください。)
11日(水)官能評価(センソリー)について意見交換。コンセプト、試作品
の評価と魅力づくりについて興味。その後企業のラウンジでお酒を入れてディ
スカッション。意義多し。
12日(木)これからの商品開発についての意見交換。午後、コンサルティン
グ。一貫した戦略づくりを。夜、社内ネットづくりうち合わせ。
夜、西麻布「鮨寛」で食事。外資系コンサルタントの人と、人を育む仕事に対
しての意見交換。


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 ■□■ 「MATSUMOTO・MINERAL」
 ■■■ 第191号 (2007/7/17) (c) 1999 Japan Orientation
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