１９７０年から、新商品開発・マーケティングの人材育成のセミナー・コンサルティングと新商品開発戦略、新商品開発システム革新の仕事を続けています。
マツモトミネラル第59号
配信日：2002年03月01日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの ■■■・
■□■ ＭＡＴＳＵＭＯＴＯ・ＭＩＮＥＲＡＬ ■□■
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・・‥‥……… by Japan Orientation 等幅フォント推奨 …………‥‥・・
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２月１６日（土）友人に誘われて産直をやっている北海道の漁師の人の集
まりに行って来ました。鹿肉、ほっき貝、十勝のジャガイモ、タマネギなど
を食べながら素材論争に話が弾みました。加工技術に対していまなぜ素材な
のか。食の原点見直しなのか。
２月１８日（月）大学の先生、企業の人とロジスティクス対談を。デフレ化
のなかでロジスティクスによる低コスト化と低コスト商品の開発に話が弾み
ました。
１９日（火）神戸の友人がＩＴ広告の現状について話してくれました。アク
セス件数が少なく広告効果のあるサイトは少数であるという現状。
２０日（水）私が講師をしている「商品開発プログラム３０時間コース」の
懇親会。久方ぶりに新宿ゴールデン街へ参加者と飲みに行きました。地上げ
の時とは異なって元気を感じました。昔は文学、映画論を戦わした場所でし
たが、だんだん話のテーマが内向きで、つまらなくなっています。
２５日（月）文化人類学の先生と「時代・市場・生活価値観」の変化キーワ
ード開発。「トリックスター、劇場消費、象徴的消費、呪術とマーケティン
グ、マイカーイズム、ミーム、アフォーダンスなどいろいろ」。
２６日（火）第１１回「魅力研究会ー和の開発」にコーディネーターとして
参加。「和」の見直しの背景として進歩概念（父性）の終焉。それに対して
循環（多様性）という概念が循環と四季。人と物の関係が「機能性」から「
精神性」へ（精神性と機能性）機能としてのモノに対して存在しているモノ。
商品に精神性をどう表現するのか、どんな精神性が感動を呼ぶのか（わび、
さび、バサラなどは）。日本美−単純、純粋、透明性、柔軟性、１回性／断
続性。いろいろヒントをいただきました。
これらの楽しみ仕事とコンサルティング仕事でクライアントと丁々発止の２
週間でした。
日本オリエンテーション 主宰 松本 勝英
伝言メモ
★毎週毎週ホームページを新しく（火曜日に）「インスピレーション」連載
２月 ５日（火曜日）「カテゴリー外競合」
２月１２日（火曜日）「内向きの時代−１」
２月２６日（火曜日）「１２感覚論」
読んでご意見を「ＡＧＯＲＡ」までお寄せ下さい。
★「魅力の開発」「カテゴリー・ナンバーワン戦略」「商品開発システムの
革新」ショート社内教育プログラム
★「健康開発視点３０」３月末最終締め切り
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ＭＡＴＳＵＭＯＴＯ・ＭＩＮＥＲＡＬのバックナンバーは以下のアドレスで
ご覧になれます。http://www.jorien.com/mineral.html
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・■□■…第59号の内容……………………………………………………‥‥・・
■■■ Table of Contents
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┛┛┛ 『会社のおもしろみ』
┛┛┛ 『リラックスラブ』
┛┛┛ 『ネットロア』
┛┛┛ 『表現は自分で考えろ』
┛┛┛ 『高価格戦略のすすめ』
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■『会社のおもしろみ』
★解 説
・変わる顧客 無難は命取り
「優秀な人は『何が合理的か、何が科学的か』という計算は速いけ
れど、そればかりでビジネスを固めていくと結局、命取りになる」
「会社におもしろみが無くなりますね。勝つためには、むしろマー
ケット分析の反対のことをやるとかね。そういう遺伝子を持ち合わ
せるというのが大切です。顧客が変わっていくんだから。期の始め
に宿題を出したんです。『ユニクロの五年後はどうなるか』『am/pm
が成功したのはなぜか』。市場の変化に敏感になり、自分で考える。
無難な結論からは無難な結果しか生まれない。異質な結論を出して
よそに勝ち、結果を出す、それが当たり前でしょ。プランが異質で
なければ優れた結果がでるはずがない。まあ、遊び好きがいいんで
すよ」 2001.10.16 林野宏（クレディセゾン社長）
★ミネラル
楽しい企業遺伝子ミームをどう植え付けるか。企業のトップが楽
しい遺伝子ミームを持っていないとなかなか変わりませんよ。
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■『リラックスラブ』
★解 説
・「お金」より「安らぎ」 デフレで変わる恋愛観
最近の若いカップルの調査で、恋愛観や行動の変化に気づいた。
「二人で映画を見て、おいしいラーメン屋を探す」「ベランダでビ
ールでも飲みながら花火を見る」−お祭り気分ではなく、ゆったり
した温泉気分、お金もかからない。デフレ時代の恋愛。
（博報堂生活総合研究所主任研究員 大内悦子）2001.11.6読売新聞
★ミネラル
楽しい日常にするためには「懐かしさとしての過去」を入れ込む
ことが重要では。
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■『ネットロア』
★解 説
・ネットが育てた「現代の民話」
私の専門、口承文芸は、昔話だけでなく、現代のうわさも含む。
インターネットという新しい媒体を使ったうわさ、「ネットロア」
もその一つだ。「ネットロア」とは、「インターネット」に「フォ
ークロア（民話）」を付け足した新しい言葉である。
2001.11.19 読売新聞 池田香代子（翻訳家）
★ミネラル
いま話題になっている「世界がもし100人の村だったら」も「ネ
ットロア」から生まれたヒット商品である。ネガティブの口コミか
らポジティブの口コミへ。
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■『表現は自分で考えろ』
★解 説
出来合いの表現を借りるな。それが「表現の時代」「感性の時代」
★ミネラル
日本のアニメは危機について、庵野秀明は「自分たちはコピー世
代の最初」「その後の世代はコピーのコピー。それがゆがんだ結果
を生みだしている」と語っています。商品開発もコピーのコピーに
なっていませんか。
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■『高価格戦略のすすめ』
★解 説
・低価格一辺倒に限界 顧客層考え開発・販売
「最も重要なのはどの地点で戦略を決めるかだ。どういう顧客層を
対象にするのかをあらかじめ決めて製品を開発するのが順番。（中
略）トヨタはレクサスのユーザーをもっと明確にし価格に対する価
値をもっとアピールすべきだった」
「GEにはチーフ・プライシング・オフィサー（CPO=価格戦略担当責
任者）を置いている部門があるほど。欧州企業の多くもこの点に気
付き、重視し始めた」 2001.10.17 日経産業新聞
ハーマン・サイモン（サイモン・クチャー＆パートナース会長）
★ミネラル
嗜好品を求める人をどう発見するか。こだわりを求める人をどう
発見するか。その人にどんな満足を提供するかがこれからのマーケ
ティングでは。
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・■□■…「ＭＡＴＳＵＭＯＴＯ・ＭＩＮＥＲＡＬ」とは……………‥‥・・
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数年前から新聞、雑誌、本、いろいろな人との話し合い、そして自分
で考えたことで、いろいろ考えるときの私のマーケティング・ミネラル
となっているメモです。出所など明記をしなければいけないものも入っ
ていますが、あるものとないものが入っています。ご了解ください。
原則として毎月２回（１日と１５日）みなさんのメールに投げ込んで行
きます。触ってみてください。
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・■□■…２００２年３月の日本オリエンテーションのご案内………‥‥・・
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★「魅力の開発」「カテゴリー・ナンバーワン戦略」「商品開発シス
テムの革新」ショート社内教育プログラムのご提案
マンネリ思考をブレークし、商品開発部門の活性化のための２時間
プログラムです。商品企画・研究部門の土俵の共有化にも役立ちま
す。詳細はMailTo:webmaster@jorien.comまでお問い合わせ下さい。
★「健康開発視点３０」３月末最終締め切り
健康の切り口を発見する、日本オリエンテーションの仮説と消費者
の生の声との共創プログラムです。
１，５００の消費者の生の声をもとに、「個島願望」「ケアによる
キュア」「心のサンクチュアリ」「体内浄化・純化」「エルダー１
stインプレッション」「めぐらせる健康」「自律・自立マーケット」
「自分の身体との対話力」など健康開発３０の切り口がまとまりま
した。詳細はMailTo:webmaster@jorien.comまでお問い合わせ下さい。
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■□■ 「ＭＡＴＳＵＭＯＴＯ・ＭＩＮＥＲＡＬ」
■■■ 第59号 （2002/3/1） (c) 1999 Japan Orientation
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┛┛┛ 発行者 日本オリエンテーション 松本 勝英
┛┛┛ 問い合わせ MailTo:webmaster@jorien.com
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