配信日:2008年10月07日
第221号
今日、10月7日(火)は旧暦でいうと、9月9日の「重陽の節会(ちょうようのせちえ)」に当たります。昔は健康に良いといわれている、菊の香りの酒を飲んで月を楽しむこととされていて、お米の収穫時であり、季節の変化を楽しむ行事でした。
騒がしい世の中、ちょっと心を豊かに、の余裕が大切では。
■『楽しい』
★気づき
新しいものは楽しいことが原動力になって生まれてきました。農耕も牧畜も食料の生産性を高めることから生まれたのではなく、楽しかったからです。
自動車、飛行機も加速の楽しみ、空を飛ぶ楽しみから生まれました。楽しいことをやって新しいことを生み出しましょう。
関西学院大学社会学部教授 奥野卓司氏
★コメント
楽しくないことは社会に受け入れられない。楽しい技術を開発したいですね。
先日「シーテック」に行きましたが、面白い技術が多かったです。
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■『食とは』
★気づき
西別川のサケの試験場を見学した時、試験場の人が「クレソンのお浸しをどんぶり一杯食べる。すると食べた前と後とでは全く自分の体が違うことを感じる。」
食は生命と呼応する。食とは呼吸と同じように、生命の仕組みの中に組込み込まれている。食べるからには、食べるように食べなければならない。生きている風
土の中で生きて行きやすく食べていく。スローフード運動は第2の人間回復。
辰巳芳子氏 朝日新聞2002.5.11
★コメント
今、命が大きなテーマです。「豊かさ消費」から「幸せ消費」へ。そしてこれからは「命を育む消費」では。
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■『新・おうち消費』
★気づき
おうちでゆっくり、快適に過ごしたい。30代キャリア女性のキーワード。
平日の勤務は深夜におよぶ時も。週末は外出して忙しく過ごすより、「自宅でゆっくり、疲れをいやしたい」。高級インテリア、雑貨、ステレオ、ワイン、アロマオイル、大皿の食器などの需要が高まるのでは。
日経新聞2002.11.2
★コメント
02年の記事です。記事が出たときは見落としてしまうことがあります。情報に気づく気づき力が重要です。
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■『テイストマップ(味覚マップ)』
★気づき
食品類の味は、より特色を鮮明にする方向に流れている。その際、味覚の相対的な位置を示すテイストマップが重要性を増す。
「味覚のナゾ」九州大学教授 都甲潔氏 朝日新聞2002.6.1
★コメント
味覚の分析時には尺度、位置づけが重要です。テイストマップを作りませんか。
日本オリエンテーション評価研究所がお手伝いします。
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■『カワイイ』
★気づき
文化を磨く 「カワイイ」 日産自動車+村上隆=kawaii
「欧米が作り上げた早くて強い肉食動物の車文化」に対して、「草食動物のようなかわいさは日本車が切り込める唯一な武器」(日産中村常務)文化を主力産業へ
「カワイイは平和な日本のイメージ。相手を攻撃せず、心をほぐして仲良くなってしまう優しさの表現」 自国の生活文化を磨く動きがまだ足りない。
朝日新聞2006.1.1
★コメント
グローバル商品開発は日本の文化の魅力を魅力化することでは。
日本オリエンテーション主宰 松本勝英
【マイカレンダー】2008年9月16日(火)〜10月6日(月)
16日(火)カウンセリング。次世代商品開発のための切り口開発。既存の延長ではない新しい切り口が今求められています。
17日(水)企業来社。市場の構造分析による新規テーマ開発と次世代商品開発。
既存商品がコモディティー化してきて利益が厳しくなってきている。
18日(木)新規コンサルティング打ち合わせ。いままでバラバラ、思いつきのマーケティングに対して、ロジカルに次の手を打つマーケティングへ。
夜、化粧品メーカーにいた中学同期の人と、神保町「上海朝市」で快食。お互いまだ若いですねと自画自賛。
19日(金)夜、小学館の寄席「らくだ亭」へ。瀧川鯉昇「千早ぶる」「二番煎じ」、橘家圓太郎「金明竹」「あくび指南」を楽しむ。
20日(土)21日(日)22日(月)カミさんと初秋の信州へ。別所温泉「無言館」の沈黙の中で黙とう。「姨捨駅」で美しい棚田と千曲川の眺望、秋の自然な実りに感激、松本地方に古くから伝わる民家、本棟造りを再現した松本の旅館「菊之湯」でゆっくり。
25日(木)26日(金)第98回「商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー。
そろそろ100回になります。
製品と商品の違い、商品力の3角形、ナンバーワンになるセオリー、成功原則、「満腹の王様にごちそうを提案する」時代のニーズ開発、などなど12時間。
27日(土)知人のお嬢さんが出演している、宝塚公演「スカーレットピンパーネル」を初めて見に行く。踊り、歌、群舞、演出 なかなか。男役 柚希礼音のショーブランに魅力を感じました。早乙女わかばさんのこれからのご活躍を。
29日(月)30日(火)1日(水)社内で資料、テキスト作り。
1日夜、知人の大学教授とマーケティングの話。
2日(木)コンサルティング打ち合わせ2件。
3日(金)次世代商品開発で企業とディスカッション。
土日朝一番の映画を見る
ひさしぶりに2本。
「イントゥ・ザ・ワイルド」監督ショーン・ペン アラスカへ行く。ただ行く、行って見つめ、生き方を発見し、そして死ぬ。若者の心の放浪の映画。すがすがしい。
「20世紀少年」浦沢直樹人気コミックの映画化。愛読者として期待半分、不安半分でしたが面白い映画になっていました。小学生の昔と、30代の今と、そしてこれからくる戦いの未来がタイムチューブでつながっている。多彩な配役も面白くしてくれている。お薦め。
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第221号(2008/10/7) (c) 1999Japan Orientation
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