配信日:2013年4月9日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第333号 Table of Contents □■
◇マツモト・新商品開発ミネラル
『デザインフルカンパニー』
『味覚遺伝子』
『香りの開発』
『京商人』
『「これがいい」ではなく、「これでいい」へ』
<伝言>
◆第122回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
現在31名の方々が申し込まれています。残席9名。
2013年4月18日(木)スタート
商品開発プロになるための実践練習場です。
◆第15回「商品開発車座塾」
現在、飲料、食品、乳業メーカー等5名が申し込まれています。他に2名食品メーカーが参加予定です。今回は食を中心にディスカッションしたいと思っています。食品メーカーの方々の参加を、ぜひ。
日時:2013年6月14日(金)〜15日(土) 1泊2日
場所:福島県会津若松 「向瀧」
コーディネーター:日本オリエンテーション主宰 松本勝英
2013年4月9日(火)1週間遅れのミネラルです。
3月23日から、ホーチミン・ベトナム、プノンペン・カンボジア、ヴィエンチャン・ラオス、ハノイ・ベトナムのメコン圏3カ国、一人旅をしてきました。珍道中でしたが楽しい旅でした。
ベトナムは次の発展機会を模索、カンボジアは元気でこれから期待、ラオスは田舎の感じ、資源の高付加価値化が期待。
・日本留学生、研修生などが自国で活躍できる帰国後のサポートが大事。私のマーケティングのボランティアの可能性があるのでは。
・所得の格差があり過ぎる。ベンツ、レクサスに乗っている人と、物乞いをしている人。この仕組みを変えていくこと。難しい課題です。
■『デザインフルカンパニー』
★気づき
創意を土台に会社を築く→デザイン思考へ。デザインとは変化である。「現在の状態をより好ましいものに変えることを目的に、行為の方針を変えることが、デザインである。」
美は3つの特質を必要としている。
「完全性」背景からくっきり浮かび上がる特質。
「調和」部分と全体との関係、「輝き」それを体験した時に感じる喜び。
「便益」を認識した時に美を感じる。
フィボナッチ数列 1,1,2,3,5,8,13,21,34・・・が松ぼっくりの螺旋、アンティーチョークの葉 生物模倣技術もデザイン。デザインの決め手は、美学と倫理の組み合わせ、良いデザインは徳を表す、それは古く良き徳、例えば寛容、勇気、勤勉、正直、実質、平明、好奇心、倹約、機知、これに対して悪いデザインは、人間の悪徳を表す、利己心、恐れ、怠け、虚位、狭量、混乱、無感動、浪費、愚かさ。
記憶に残るストーリーの条件
1)シンプル 2)意外性 3)具体的 4)信用できる 5)感情に訴える
継続的イノベーションのために協同(コラボレーション)が重要。ブランドトレーニングを。デザインフルカンパニーは、「しる」「つくる」「する」を組み合わせて、真理と美、そして公共の利益を追求する。メタチームをつくる、など。
「デザインフルカンパニー」マーティ・ニューマイヤー (著)
★コメント
デザインとは、より良き変化を生み出すものであり、自然から学ぶことでもある。企業経営にもっとデザインの考え方を導入すべきではないか。
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■『味覚遺伝子』
★気づき
味覚遺伝子 チンパンジーの味覚生息地域で差。人間は中華やフランス、日本料理など食文化が異なるが、地域によっても各遺伝子が異なるかどうかほとんど解明されていない。京大遺伝子解析。
日経新聞2012.08.17
★コメント
味覚遺伝子、おもしろい発想です。見つかればグローバル味覚作りにつながってくるのでは。
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■『香りの開発』
★気づき
花王香料研究所、香りの開発は「どんな世界観や価値観を消費者に提供するかというコンセプトづくりから始まる」例えば「アジエンス」。まずは「アジアの神秘的イメージ」という上位概念を設定し、これを「優雅で甘く深遠な香り」と噛み砕いていく。「アジエンス」ではアジア料理に使うスパイスや土産物屋のにおいなどを創造しながら香りを組み立
てた。
香りの設計は、1. 競合商品との差別化など市場動向 2. 消費者の嗜好性や流行 3. 香りの立ち方や残り方などの科学的知見 4. 香りの効果・効能 などの4つの視点から進める。
★コメント
香りが新しい価値を生み出す。香りは時代・市場・生活価値観の反映では。時代の変化の香りをかぐことが大事では。
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■『京商人』
★気づき
古き教えを生かす 京の商人の「堪忍」。怒りを抑えて過ちを許す。堪忍の意味として
1. 正直に忍耐強く仕事をするという商売の心構え
2. 客が満足できると確信できない仕事は受けないという心意気
石田梅岩の石門心学
日経新聞2013.01.28
★コメント
「商道」はマーケティングである。継続的な顧客満足を追求する心構え、心意気が「商道」にある。「懐徳堂」「心学」を見直してみることにより、日本的マーケティング、「マーケティング道」の構築を。
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■『「これがいい」ではなく、「これでいい」へ』
★気づき
「これがいい」ではなく、「これでいい」へ。決して諦めでもなく、我慢でも不満でもない。成熟した消費者化のアンチテーゼを問い続けてきた。普通でいることが幸せ。日常のありがたみと、家族と一緒にいることが出来るありがたみ。 MUJIは、必要以上に加工しない。「割れ椎茸」はいまでは常識。ベッドを足つきマットレスといい、寝るだけでなくソファーとして座ってもらう。生活者の好きにしてもらう。
「繰り返し原典、繰り返し未来」少ない資源で、美意識と豊かさを謳歌できると考えている。電力消費が右肩下がりでの、豊かさ。海外では「MUJIは日本初の生活美学」と言われている。シンプルは難しくてごまかしがきかない。
良品計画社長 金井政明氏
日経MJ 2011.10.03
★コメント
グローカル化している中、日本の文化をマーケティングして発信し、共感を得ることがだいじになる。
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◆土日朝一番の映画
今週は映画に行こう。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第333号(2013/4/9) (c) 1999Japan Orientation
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