配信日:2015年1月6日
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・■■■ 商品開発・マーケティングの
・■□■ MATSUMOTO・新商品開発MINERAL
・■■■ 発行者:日本オリエンテーション 松本勝英
毎月第1・第3火曜日発行(創刊 1999/10/01)
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■□ 第370号 Table of Contents □■
◇マツモト・商品開発ミネラル
『中国バブル崩壊にこそ備えを』
『野外科学の発想が重要、東南アジアの市場を開発するには』
『日本の文化も一緒に載せて、東南アジアの市場を開発するには』
『体内時計で体調管理』
『大衆食堂をチェーン展開 フジオフードシステム』
<伝言>
◆第130回「新・商品開発プログラムのたて方36時間」セミナー
2015年2月5日スタート
商品開発プロになるための実践練習場です。“利益を生み出す新商品”を開発する、考え方、知恵・ノウハウを学ぶ。好奇心に火をつけるセミナーです。
◆商品開発カウンセリング&商品開発社内教育
≪商品開発カウンセリング≫
1回2〜3時間で10万円から。打破と革新がテーマです。
≪商品開発社内教育≫
変化を捉えて仮説を作り、成功へのシステムを学ぶ人材開発セミナーです。人づくりが成功への道です。
2015年1月6日(火)
新年明けましておめでとうございます。
今年も、時代・市場・生活価値観の変化の芽を引き抜き、ボールを投げ込んでいきたいと思っています。直球も変化球もいろいろあります。ちょっと曲球も投げたいと思っています。今年の“新年の信念”はgive back。若い人への恩返しを是非したい。ベトナム、メコン圏を舞台にベトナムの若い起業家、日本の若い人達へのアドバイスをしていきたいと思っています。
まだまだそろそろで頑張ります。2015年もよろしくお願いします。
■『中国バブル崩壊にこそ備えを』
★気づき
アベノミクスの金融緩和と円安による外需志向は海外の経済危機の影響を受けやすい。中国発の経済危機に対応できるのか。中国バブルが崩壊した時への対応として、日本経済を強くするには財政基盤を強くし、円安を考え直す。円安で人件費を抑え、競争力を高めようとするのは、いわば日本の労働力の切り売りです。円高にして外国に対する購買力を高め、海外投資を増やす方が、国力の向上につながる。
萱野稔人 津田塾大学教授
2014.07.01朝日新聞
★コメント
ベトナム、カンボジア、ラオスをめぐっていると、日本の円の価値の低下を実感する。中国リスクに対応した経済運営が必要では。中国問題が顕在化するとアベノミクスは大失敗になるのでは。円安の意味を考えたいですね。
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■『野外科学の発想が重要、東南アジアの市場を開発するには』
★気づき
ベトナム・カンボジア・ラオスの市場を探検している時に大事にしているのは、昔学んだ川喜田二郎さんの「野外科学の方法」「KJ法」です。
市場の事実を見たときに日本の視点・フィルターで見ると間違ってしまう。ベンツ、レクサスなどの高級自動車が多く見られる、多くの若い人はスマホを使っている、ハイネケンのプレミアムビールがよく飲まれている、いろいろな事実をローカルの生活の視点から読み返すことが必要。そのための方法として「野外科学の方法」をもう一度学ぶことが大事になる。
「探検的な方法で情報を集めるときに大切なことは、『なんとなく関心をひく情報』はなんでも集めるという態度が必要である。そしてこのことがきわめて大事なことになる。その情報があとでどういう意味で役にたつかということをあまり意に介してはいけない。」
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■『日本の文化も一緒に載せて、東南アジアの市場を開発するには』
★気づき
ベトナム ダナンで日本酒、焼酎を作っている日本企業の社長に会い、一升瓶の日本酒を飲みながら話をしました。
先代の社長の道楽?で ベトナムで日本酒造りを開始、いろいろ辛苦をなめたそうです。主力は日本酒、焼酎で、焼酎はハノイなどの北の寒い地域で消費されているそうです。日本酒、焼酎に日本の文化を載せて展開するのも面白いのでは。例えば焼酎のお湯割、日本酒を飲む時の宮水を一緒に飲む、ゆっくり飲むための酒器の提案も面白い。また食べ物とのマリアージュも面白いのでは。マグロの刺身を美味しく食べるためのお酒の提案、寿司とお酒の提案など。いろいろなものに、ことを載せて文化・物語にしていくことが日本の魅力につながるのでは。
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■『体内時計で体調管理』
★気づき
人間の体には生まれつき様々なリズムがある。体温や肺活量、エネルギーの代謝やホルモンの分泌などにはそれぞれ波があり、食べても太りにくい時間帯、特定の栄養素を吸収しやすい時間帯が存在する。体のリズムを理解して、体調管理に役立てたい。この体内時計を動かしているのが時計遺伝子と呼ばれる細胞内の遺伝子だ。早稲田大学先進理工学部教授の柴田重信さんによると、時計遺伝子には2種類ある。脳にある中枢時計と、体内の臓器などにある末梢(まっしょう)時計だ。どちらも25時間周期で活性化、沈静化を繰り返す。「朝起きてから2時
間以内に食べることでリセットされ、中枢時計と同調する」(柴田さん)「これでは十分なリセット効果を得られない。炭水化物とたんぱく質を中心に、1日の食事量の4分の1以上を取る必要がある」「カルシウムは夕方に摂取した方がいい」と説く。成長ホルモンは就寝してから眠りが深くなる1.5時間までの間に大量に分泌されるからだ。「朝になるとカルシウムが血液中に溶け出してくるため、骨の破壊を防ぐ薬は朝、形成を促す薬は夕方に飲むのが有効」だという。
日経新聞2014.12.06
★コメント
人間のリズムを考える。1日のリズム、週のリズム、月のリズム、年のリズムをもう少し研究してみると面白いのでは。
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■『大衆食堂をチェーン展開 フジオフードシステム』
★気づき
フジオフードシステム 44都府県に約430店の大衆食堂をチェーン展開。店名は「地名+食堂」東新宿食堂。どこからも調理の様子が見られるオープンキッチン、明るく清潔感のある店内は「大衆食堂」のイメージを変えた。客の前で料理するライブ感。清潔感やサービスを大切にしているところも客は見ている。「高校生アルバイトばっかりではホッとする食堂は作れない、おばちゃんの力が必要なんだ」。チェーン店であるからマニュアルも必要、でもマニュアルでは感動は生まれない。「45度でお辞儀」とかは食堂ではいらない。お客さんに「ゆっくり食べてね」と話しかけられる距離感が大事。地域差があっても良い。従業員がマニュアルではなく笑顔になるのには日頃のリーダーのコミュニケーション。
フジオフードシステム社長 藤尾政弘さん
朝日新聞2014.11.22
★コメント
アメリカ的レストランチェーン店、特にマクドナルド、ケンタッキーなどのファストフードの極にある。巣鴨の「ときわ食堂」も同じ流れである。日本のホスピタリティーの日常化、掘り下げ化ではないか。これからの日本流のヒントになるのでは。
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◆土日朝一番の映画 映画は映画館で観るとワクワク・ドキドキです。
『チェイス』
監督;ビジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ キャスト;アーミル・カーン
インド映画「きっとうまくいく」(楽しい映画でしたオススメ)で主演したアミール・カーンのアクション・エンターティメント。マジックとダンスの融合のサーカス団を率いて(インドらしさが溢れている)。アクロバティックなバイクがシカゴを爆走する、すごい迫力。最後が東洋的でグーっとくる。インド映画の存在感が凄い。絶対オススメ。
『ゴーン・ガール』
監督;デビッド・フィンチャー キャスト;ベン・アフレック、ロザムンド・パイク
幸福な夫婦を演じていた生活が破裂する。殺される妻を演じ、夫を落とし込める。砂の中でもがく男と女、知的でチャーミングな女の手のひらで踊らされる男、最後も見事。絶対オススメ。148分、デビッド・フィンチャー監督が観客を引き込み続けた。
『オオカミは嘘をつく』
監督;アハロン・ケシャレス キャスト;リオル・アシュケナージ、ツァヒ・グラッド、ロテム・ケイナン
ちょっとおぞましいイスラエル映画。悪と悪との重なりあい。R18の拷問残酷が売りになってしまった映画。
『インターステラー』
監督;クリストファー・ノーラン キャスト;マシュー・マコノヒー、ジェシカ・チャステイン
磁場の変化による人類を破滅から救う父と娘の愛物語。ノーラン兄弟の脚本ということで期待大きかったが量子力学の世界、宇宙船の操作の難解性が面白さを減じている。スケールの大きさ、迫力は感じる。
日本オリエンテーション主宰 まつもとかつひで
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■□■「MATSUMOTO・MINERAL」
■■■ 第370号(2015/1/6) (c) 1999Japan Orientation
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